ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<アートな島で「出会い」に万歳>

終わってしまったよー。
2005年のゴールデンウィーク・・・。
一生に一度しかない、2005年のゴールデンウィーク、
みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか??
あたしゃ、このゴールデンウィークは、
すっごい充実、大充実しちゃったもんね!
人と人の「出会い」に万歳なウィークでござんした。

ゴールデンウィークに旅行とか遠出するとか、
あんまりしたことないんだけど、
今年は張りきって、どっか行こう!ってことになって、
張りきったわりには全然予定が決まらなくて、
前々日に「どうするどうする」って慌てて、
思いつきで行ってきちゃったよ、旅へ!

場所は、日本の岡山県からフェリーで20分くらいにある、
知る人ぞ知る、「直島」という島。
その島は、歩いて2時間とかで一周出来ちゃうような、
一見普通の小さい島なんだけど、
最近観光客が急増しているんだって。
何があるのかというと、アートがいっぱいなのです。
アートよアート。ART。
キャラメルマキアートじゃないよ。
まあ、美大卒のあたしですし?
アートには興味がありますから?
ってことで、ね。
その島には大きい美術館が2つあって、
その他に、街の中心部(?)の住宅街に
すごい趣のある古い家がたくさん残ってたり、
古い家を改造して建物丸ごと作品を展示してる
空間になってる所がいくつもあったり、
山の上や、海岸や、野原にひょっこりと作品があったり、
なんだかもう、普通の島のようだけど、
全然普通の島じゃないのよ。
アートな島らしいんですわ。


古い家並の間にて。閻魔と俺。


ひょっこり屋外に展示されてる草間彌生さんの作品。

なんとなく、前から島の存在は知ってはいたんだけど、
あんま知らなくてさ。
行く前日にネットで調べたりしたけど、
ほぼ予習ナシで、電車の行き方のみ調べて行ったの。
一緒に行ったのは、ウチらの中でも
特に行き当たりばったり番長の閻魔ちゃん。
みんな誘ったんだけど、他の人たちは来れなくて、
2人で、ノープラン、ノー予習のまま、
4日に行って、7日に帰るということだけ決めて、
宿も取れてないから、一応万が一のために寝袋持って、
大荷物と不安と期待を背中にしょって、
行ってきましたよ!

着いたら、人がたくさんいて、まるでディズニーランド!
ちょっと大げさだけど。
でも、ぽっかり浮いてる島とは思えないほど、
たくさんの観光客でごった返しちゃってんの。
とりあえず、フェリー降りた人たちが向かってる、
観光局みたいな所に一緒に波に乗って行き、
地図をゲットして、
とりあえずまた、
人々が向かってるバス乗り場に向かって、
バスに乗ったですよ。
すると・・・
「本日、地中美術館(島にあるメイン的存在の美術館)は
 大変混雑していまして、
 入場に3時間待ちとなっております」
ええええええええええ!
まじディズニーじゃん!!
あちゃーーー。
どうすんだこりゃ。美術館がダメじゃ、やばいよ!
流石、ゴールデンウィーク。
ありえないー。
とりあえず、何か情報がもらえそうな、
「役場前」っていうバス停で降りて、
少し変わった形の建物の役場に行ってみると、
特に何もない!アウチ!!
とりあえずトイレを借りたり、
たまたま置いてあった血圧計で
無駄に血圧計ったりしながら、若干途方に暮れ気味で
歌とか歌いまくって役場の中をフラフラしてたの。
そしたら近くに座ってたおばさまが、
「こんにちわ。どこから来たの?」
と話しかけてきてくれて、
色々おしゃべりをしてたの。
で、チャンスとばかりにウチらは今から
何をしたら、どこに行けばいいのか
さえわからないから、そのおばさまに、
失礼を承知の上、
「あのー、何もわからないんですけど、
 今からどうしたらいいでしょうか・・・」
と相談してみたら、地図を見ながら
「ココは絶対に行った方がいい」
って言いながら、色んなところに丸印をつけてくれて、
あげくの果てには、
「じゃあ、ちょっとこのへんを案内してあげるわ」
うわお!!!
ラッキー!
「あなたたちが、何か歌ってて、楽しそうだったから、
 思わず声をかけてみちゃったのよ」
またまたうわお!!!
今まで、歌を歌っていて、
自分たちが楽しい以外、
いいコトはひとつもなかったのに!
(むしろ時々怒られたりしてた)
いいコトもあるもんだ!!
地図と共に、その辺りを案内していただく。
なんだか彼女は、島では有名な人らしくて、
すれ違う人すれ違う人と、挨拶して、
おしゃべりしてる!
なんだかもうすべて顔パス状態よ。
その彼女にくっついて、ウチら2人もペコペコ。
色々案内していただき、
色んな人のお家に上がらせていただき、
お茶までいただく始末。
なななんんだか、すごいことになってる!
名刺をもらって、
「また何か困ったこととかあったら、電話してね」
ありがたいーーーー。
超電話するっす!

その後も、色々な人と出会い、
話しかけてきてくれたりして、
宿ナシだったはずが、あれよあれよという間に、
「海の家」のバルコニーを貸してもらえることになって、
そこで寝袋で寝させてもらったり、
野外にひょっこり展示してある
色んな作品を見ながら歩いてたら、
少林寺拳法9段の
スゴ腕おじいさんが話しかけてきてくれて、
島の歴史とか、周りにあるたくさんの島の歴史とか、
すごい色んな話を聞かせてくれたり、
普通の観光で体験する島の上っ面だけじゃなくて、
ディープな部分にも触れられちゃったのさ。
「直島のことなら、何でも聞いて」状態!えっへん!!

2日目は夜から雨が降るって言うから、
宿もピークが過ぎたらしくて空いてたし、
結局宿に泊まったんだけど、
東京から来てる書道家アーティストの人が張ってる
テントに泊めていただけることにもなってたり、
たくさんの人たちに助けられまくりでしたよ。
本当にありがたいね。
やっぱり一匹狼の街東京では考えられないコトだし、
田舎のパワーと、
何かでまとまってる直島のパワーなんじゃないかと
思ってしまいましたよ。
本当にこんなに、助けられちゃってもいいの?
甘えちゃうよ??って言うくらい、
助けてもらったもんなー。
もしかして、ウチら、ほっとけない存在???
見た目からして、すっごい心もとない感じする??
でもそのおかげなんなんだか、
四六時中ふざけてるひょうきんな性格からか、
色んな人たちとコミュニケーション取ることが出来て、
本当にいい旅になった!!!
超充実ですよ。

肝心な、直島にあるアート作品もすごいいいのもあって、
大感激。
気軽な気持ちで、
2日連続で見に行っちゃったりしちゃったもん。
きっと、あそこに住んでたら、
そういう風に気軽に、
作品と触れ合うことが出来るのでしょう。
実際、作品の受付をやってる地元のおじいさんも、
「この作品はね、わたしは色々考えてみたんだけど、
 わたしが思うに・・・
 (以下作品についての彼の考え)
 まあ考え方、感じ方は人それぞれだけどね」
って、解説じゃないんだけど、
作品について、自分の考えを持ってるのよ。
70歳とか、80歳とかのおじいさんが。だよ。
そういうことも、
なんだか心が豊かで、素晴らしいコトだなあと思うし、
本当に島が一丸となって、アートを応援してるのが、
ひしひしと伝わってくるから、
それが島の大きなパワーになってる感じがするんですよ!
また新しいホテルも建設中らしいし、
どんどん観光客が増えていくだろうけど、
島の人たちは、それを嫌がってる感じがしないんだよね。
ウチらがそういう面を見てない
っていうのもあるんだろうけど、
すごい空気が開いてる感じ。
沖縄とかとも、また全然違うのよ。
本当に不思議な島ですよぉ、あそこは。
超オススメですわ。近いし。
わたしも本当にまた作品を見に行きたいのもあるけど、
何より、今回出会ってお世話になった人たちに
また会いたい!!!
あの島はリピーターが多いっぽいんだけど、
本当にリピートしちゃいます!
予告リピートしちゃうよ!!
あ、あたしは、直島の回し者じゃあ、ございませんので、
お構いなく!!

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
表題に「ゆーないとさん」と書いて、

postman@1101.comに送ろう。

2005-05-09-MON

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