ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<「ありえない」だらけのグレゴリー・コルベール>

ただいま〜〜〜〜日常!!
戻ってきたね、日常が。非日常さん、さようなら。
「非日常さん」って、字面で、パッと見だと
非常識な雰囲気出ちゃってるね。
「非日常さん」は、損だね。そこんとこ。

よーよー達者でしたか??
あたしは、基本関東とどまり系で、
ちょこちょこと田園風景の土地へ行ったり、
なんやらかんやらと過していましたよ。
なんやらかんやらの中で、
あいにくのお天気の日の夜に、お台場に行ったっす!
理由はこれっす。Ashes and Snowてやつ。
グレゴリー・コルベールさんというカナダの人の展覧会。
超混んでるという噂を聞いてたんだけど、
あいにくのお天気だわ、夜だわで、すいてた〜!

この展覧会はちょっと変わってて、
会場は、移動美術館なのです。
大きいコンテナ152個を、移動先の土地で調達して、
それを組み合わせて、作られてるんだってー。
天井もすごい高くて、入ったらちょっとびっくり。
高っ!
そして、案外広っ! そしておしゃれ〜な外観。

展覧会の中身なんだけど、
とーーにかくかくかく!
もんのすんごいのよ!!!
まずは、大きい写真が順路の花道の左右に、
並んでるの。
どんな写真かというと、人と動物がふれあってる写真。
それじゃあ、ムツゴロウさんじゃん?と思う??
そうじゃなくて!
ものすごく、「ありえない」風景なのよ。

ゾウが、犬のおすわりみたいに座ってて、
その目の前に男の子が向かい合って座って、
ゾウの鼻に、おでこをつけて、安らかにしてる写真。
ヒョウと添い寝をしている少年。など。

えーー?そんなんアリ?て思っちゃうようなことだらけ。
とにかく、「ありえない」わけ。
写真は、とにかく絵のよう。変だよ変!
なおかつ「ありえない」光景だから、 なおさら絵みたいなの!
え?え?の連続ですよ。

そういう「ありえない」映像上映もやってるんだけど、
それまた「ありえない」!

オランウータンに手を引かれる女の人。
女の人の首やら、頭に巻き付いて落ち着いてる
ミーアキャットたち。
ゾウの耳を掴みながら泳ぐ男性
(これはグレゴリー・コルベールさん本人)。
踊りまくってる女の人を囲んで、威嚇するハイエナ複数。
女の人は気にせず、踊りまくる。などなど。

しつこいけど、マジかい?って感じでしょう??
ハイエナのやつなんて、ものすごい牙むいて威嚇してるから、
本気で血を見るかと思ったよ。もちろん大丈夫だったけどね。
すごすぎる!!!
なんで?どうなってるの?なんて質問は愚問よ!
そんなことは考えちゃいけないんだろうけど、
ずーっとそれを考えちゃう。
カメラはどれくらいの距離から撮ってるんだろうか?とか、
スタッフは何人くらいいるのかな?とか、
この人の踊りというか、舞いは、とてもきれいだなぁ・・・。
とにかく考え始めると、作品に集中出来ない!
むしろ、あたしは作品のことももちろんだけど、
そっちの「知りたい欲」みたいなものに気をとられてた!
すんません!
でも、考えるのがすごく楽しい!
ものすごすぎて、全然リアルじゃなくて、
でも、CGっぽくはないんだけど、
「ありえない」ことすぎて、納得出来ないのよ。
だんだん全部嘘にも思えてくるし。

ある時から、写真を撮ってるグレゴリーさんも
もちろんすごいんだけど、
この出てくる、キャストの人たちがとにかくすごい!
と思い始めてさ。
どんな訓練をつめば、こうなるのか!???
不思議ーーー!理解不能ーーー!
うらやましいを通り越して、
すごすぎて、ちょっぴりこわいくらい。
だってさ、ゾウの足を枕にして眠ったりしてるんだから、
ちょっとはビクビクしたりすればいいのに、
まったくリラックスしているのよ?
なんなら、本当に眠ってたのかもしれない。
それくらいに、安らかなの。
犬と添い寝するのだって、ちょっと緊張感出るじゃん。
ゴキゲンななめだったら、ガルーって噛むかなぁとかさ。
なのに、全然なんですからこのキャストの人たちは!
どういうこっちゃ〜!
演技とかあんまり出来ないはずの、小さい少年少女までも、
ビクビクしてないのよ。てことは、リアルってことだよね。
てゆーか動物も、どういう神経してるんだか!
動物たちは、人間たちにものすごくなついてる
ってゆーか、フラットなともだち感覚で接してる。
それが、映像にも表れてるのも、不思議なんっすよ。

一体、この仕掛けはなんだろう?なんなの??
ってずっと考えてたんだけど、
これって、サーカスみたいなことなのかな?って。
テントで、移動式の小屋の中で、
動物が調教されて、芸もして、人間と仲良く暮らして。
そういうところ。
その写真や、映像。
そういうことでまとまった。
サーカスだったのねー。
まあそういうことだよね。
みんな、すごいね。チャンチャンっ。

・・・といきたいところだけど、
そうは問屋がおろさなかったのだった!
もしもそうだったら、あんまり意味ないじゃん!
あの動物たちは調教されてるわけではなく、
正真正銘、自然で生活している動物たちなのだった!
そして、またびっくりなのが、あの登場してくる
キャストの人たちも、現地の人たちだということ!
てことはよ?
ふつうに毎日のように、
ヒョウの腕を枕にして居眠りしたりしてるってこと!
だから、あんなに「いつものことですよ」みたいな顔を
していたのか・・・。
でも、どちらにしても、すごい!
まさに、野生!!!
サーカスとか言ってすみません。
でも、そうとでも思わないと、納得出来ないんだものーーー!
とても、楽しませていただいたわ!
ご興味のある方は、行って、体験してきてみてちょんまげ!
アンビリーバボーまちがいにゃい!!

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
表題に「ゆーないとさん」と書いて、

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2007-05-07-MON

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