＜日常のミラクル〜TSUTAYAにて〜＞
秋の足音、聞こえますか？
秋娘の、ゆーないとです。
秋への準備に、心が踊るぜっ。
あのさ、自慢じゃないんだけど、
サッカーって、
何度か試合も観に行ったこともあるし、
キライじゃないんだけど、
相変わらず、ぜんっぜんルールが、わからねーっ！
なんで、こんなにわからないのでしょうか？
いつか、わかるときが来る？
先日やってた、ワールドカップ予選の
バーレーン戦も、なんとなーく観てたんだけど、
ほんとうに、わからないね。
球が行ったり来たりして、ゴールに入れば点。
ということのみを、わかってるだけで観てて、
それだけでも、どうにかなるっちゃなる。
んだけど、
やっぱり、そろそろ細かいルールを
わかりたいよなぁ。
でもそれなりに、「おー！」とか思ったりするし、
日本じゃない試合を観て、
「外国のひとのサッカーって、速くてすごいなー」
って、感心したりはするんだけどね。
しかし、バーレーンの応援ひどかったね。
ずーーーーーっと、ピョロピョロと
鳴りものが鳴ってるんだけど、
まったく譜面もルールもなさそうな、
やみくも演奏でさ。
ピョーロピョロ ピョーロピョロ
うるさい、うるさい。
１回気になると、ずっとそればっかりが
耳に入ってきちゃって、
もう、拍子抜けですよ。
後半は、それに歌もついてたんだけど、
おっかしかったなぁー。
なにあれ。
気になったべ？？？
この週末は、話題の「ダークナイト」を
観に行くことにしたから、
前の「バットマン」をレンタルで観て、
予習しようと思ったのよ。
で、あえて「ダークナイト」の監督の前作じゃなく、
お友だちがおすすめだった
ティム・バートンのそれを観たくて、
近所のTSUTAYAに行きましたよ。
えーっと、このへんかなぁと、
「スパイダーマン」とかがある棚を
端から端まで見たんだけど、
ない。
そこには、「バットマン移動中」の文字が。
あ、今話題だし、上映中だから、
特別な棚に移動してるのね。
引き続き、探してみるけど、見つからない。
もう、お店の人に聞いちゃえ！
あ、さっきからブツブツ何か言いながら
カゴを持って、ずっとひとところにとどまってる、
黒いシャツのおじさんの店員さんが、いるわ。
私「あのー、『バットマン』系って
今どこにありますか？」
男「え？あー『バットマン』系・・・
んーーーーーあーーーーーーーー『バットマン』系。
ん〜〜〜ん。んん〜〜〜〜〜ん」
おや？様子がおかしい。
男「ん〜っと、『バットマン』系は、
得意じゃないんだよなぁ・・・」
小さい声で、ブツブツ言ってる。
え。
も・し・か・し・て？
私「あ、もしかして、
お店の人じゃ・・・な・・・い・・・
ですよね？」
とつぜん、扇子を広げて、口を隠すおじさん。
男「あ、や、えっと、『バットマン』系。
探しましょうか」
私「いや、ほんとごめんなさい！
やだ、あたしったら、ほんと、失礼いたしました！
大丈夫ですんで」
男「いやいや、すみません。
ちょっと酒気を帯びているため、
ニオイがもうしわけないです」
は、話がそれてきてるっ！
私「いやいや、ぜんぜん大丈夫ですよ。
あ、ほんと、自分で探してみますんで、
ごめんなさい。
ありがとうございました！」
男「（扇子で口を隠しつつ）
お店の人は・・・あ、いたいた。
すみません、『バットマン』系はどこにあります？」
私「ほんと、すみません」
新男「あ、『バットマン』系は、こちらですね」
男「ああ、そっちか」
私「ああ、ほんとだ、ありました。
失礼いたしました！
おさわがせしました、ありがとうございました！」
もう、大騒ぎ。
恥ずかしいーーーーっ！
ってゆーか、もう、笑いをこらえるのが、
苦しくて苦しくって。
だってね、お店の人と同じような黒いシャツ着て、
カゴを持って、ブツブツ言いながら、
返却されたビデオを、棚に戻す作業をしてるんだと、
てっきり思っていたのよ。
なんか、お店の人っぽい、
首からさげるストラップみたいなのもしてるし。
でも、よくよく見たら、
たしかに、超ふつうのお客のおじさんなんだけど、
わかんないじゃない！
参ったわー。
久々にやったね。
ときどき、そういうハプニングってあるし、
自分も間違えられたりすることもあるけど、
こんなに発展することって、滅多にないじゃない。
「あ、ちがいます」の一言で、終わる話なのに、
おじさんのキャラが良すぎて、
扇子が出現するわ、一緒に探してくれるわ、
もう、ミラクルだったね。
あ、で、結局、ないの。
貸し出し中につき、今までのやつ、
１本もなくって、とても残念だったんだけど、
もう、このエピソードだけで、じゅうぶんでしょう。
「ダークナイト」も無事観れて、
悪（わる）なのに、ジョーカーがかっこよすぎて、
しびれちゃいましたし、
ヘロヘロになったけど、もう１回観たい！
そんな感じよ。
あ〜おもしろかった。色々。
またしても、日常のミラクルに
出くわしてしまったよ。
これだから、やめられないね、人生。
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