ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<『千と千尋の神隠し』のモデルらしい旅館へ。>

海の日だ~~~ひゃっほ~う!
むやみに、よろこびたくなっちゃう名前の「海の日」。
学生ではなくなって、働くのは慣れたけど、
やっぱり、どうしてもこの暑さと、
陽の長い感じは、ついつい夏休み気分に陥っちゃうなー。
朝、汗ばんで暑くて起きるのとか。
昼間に家にいたりすると、夏休みティック!
楽しんでいこう、夏休みティックを。

先日、ちょいと群馬に行く用があったから、
ついでに、まちゃりーんぬの友だちの実家だという
群馬県の四万温泉、
積善館というところに行ってきやした。
「『千と千尋の神隠し』の、
 モデルになった旅館らしいよ」
なぁにぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいい???
あの、『千と千尋』の??モデル?
さっそく、サイトを見てみると、
まままままさに!
まさに、まさに、トミーズ雅に!
あの赤い橋は、たしかに、まさに、そうじゃろう!
(なぜか、老人口調。
 でもさ、「じゃろう」とか言ってるひとって、
 会ったことないんだけど、歳とると、使うのか?)
は~知らなかったなあ、こんなところがあるなんて。
群馬の主要部から、思いのほか遠くて、
なーんにもないような温泉タウンの、奥に、
一軒、あきらかに賑わっている、趣きのある建物が。
それが、積善館。
ぎゃー!これや!


おかしなふたり(みかんちゃん、まちゃりーんぬ)は
さておき。

これだ、これだ!

橋の右側には、千尋が寝ていたりした部屋の外観?
ハクが飛んでたところかな??


確実に、こんなような光景、出てきてた気がするー!
似てる!
やばいやばい、こりゃ、やばいです。
もう、想像以上にいい意味でボロくって、
ギリギリ感。
なんだけど、ちゃんと手入れしてあるから、大丈夫。
さっそく中に入って、スリッパに履き変えたら、
なんて気持ちのいいスリッパなんだ!
い草で、ゴムのスリッパ底がちょっと厚めで、
いままで経験してきたスリッパの中で、
ベストスリッパ。
そんなところから、感動が始まる。

ベストスリッパを履いて、
受付で入浴料を払って、
オリジナルタオル(「積善館」の刺繍入り)も購入。
さっそく、お風呂に入りに行こうと、
お風呂の前に行ってみたら、
中から出てきた女の人が、
「びっくりしますよ」
と、一言。
え!?なんですか??
「とにかく入ってみたら、びっくりしますよ」
えーなにそれ~。ワキワキ。
あなたさまは、さては回し者ですか?
ずっとそこに座って、
みんなにワキワキを与える係のひと?
この館は、そんな
オプションがついてくるのかい?
いても、おかしくなさそう。
お風呂の妖精さんとか、出てきそう。
ってゆーか、まさに、『千と千尋』の世界じゃん!

とにもかくにも、この「御婦人」のれんをくぐる。



すると・・・あーびっくり!
おばあさんがひとり、入浴中だったから
写真撮れなかったんだけど、
もう、なんだろう、すごいのですよ!
たしかに、びっくりした。「元禄の湯」。
洗い場も、小さいのがひとつしかないし、
脱衣所が、お風呂場と同じ空間にある。
もう、いままでの温泉観をくつがえされまくり。
しかも、しゃれてんだ、内装が。
ローマ時代かと思ったよ。
あと、パルテノン神殿とかさ。
あの柱が立ってても、おかしくないもの。
いま調べたら、サイトに写真が載ってたんだけど、
実際のほうが、もっとすごい!衝撃的!
はー、すごすぎるー。
お湯も、気持ちいい~。
すごすぎる温泉を堪能したあとは、
館内を探検。

さっそく、へんなところを発見!
ロマンの廊下。


なんでやねん!
20メートルくらい?のトンネル。
一番奥が、エレベーターになっていて、
山の中を入っていく構造らしく、
壁は、山の水がしみ込んできて、したたる始末。
このトンネルは建物と建物を結んでるんだけど、
なんだこりゃ!?
他にも、「鏡の廊下」という長い廊下もあるし。
この旅館、建物は、建て増しとかしたっぽくて、
めちゃくちゃ、混みいっていて、
館内も迷路みたいで、ちょっと忍者屋敷のよう。
ワキワキですよ。

用もないけど、フロントと売店に行ってみる。
こういうところの売店は、
どんな掘り出し物があるかわかんないから、
チェックすべきじゃん。
あ、そうだ、スリッパ売ってないかな?
フロントのひとに、
「このスリッパ、売ってないですか?」
と問い合わせてみると、「ない」とのこと。
えーーー!売れば、売れるよ!買うよ!買う!!
ちょっぴり残念だけど、あれれ?
変なドライヤーを発見できたので、満足。


ウエスタンドライヤーって、ウエスタンにする意味が
あるのか???
まあ、それはそれとして。
色々なことが、おもしろいー!

すっかり探検しちゃいましたが、
こりゃあ、たっぷり時間使って、行くべきだ。
また、行ってみたい。
混浴のお湯もあるらしくて、
「あ、こっちが混浴だ」って話してたら、
おじさんたちが
「今から行くから、来ちゃダメだよ~」
って、セクハラ!
でもあの「元禄の湯」に入ったら、
もう裸が見られるとか
どうでもよくなっちゃうくらいになっちゃってさ。
達観!
行かなかったですけどね、さすがに。
でも、なんか、そういう気になってしまう、
古代ローマ人になった気分というかね。
不思議な気持ちにさせてくれた館だったー。
こりゃあ、みなさんも、お見知りおくべし!!
あ~あのスリッパ売ってくれないかなぁ・・・。

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
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2009-07-20-MON
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