ぼーっとしたミーハー通信。
なんだか一生、こうなのかしら。

<雪の日にスーパーマンズ。>

ちょっと話題が古く感じるかもしれないけど、
先週の雪はすごかったですなーーーー。
いやあ、びっくりした!まだ残ってるもんねえ。
めずらしいー!

一週間前のあの日は、家から出ないと決めて、
家にあるものだけで食べ物を作り、食べて。
家でぬくぬくしていたのよ。
でも、ちょっと外にも出たくなって
最寄りのTSUTAYAまで行ってみましたよ。
家から歩いて10分くらいなんだけど、
出てすーぐに、心が折れてしまいそうで、
あ・・・行こか戻ろか。
悩みつつも、足を前に出し続けてみる。
目の前の道路では、車が坂をのぼれなくて、
道の真ん中で立ち往生して、
ひとが押したりしてんのよ。
こりゃあたいへんな日だ。どひゃーだわさ。

TSUTAYAに着いたらけっこうひとがいて、
にぎわっているじゃありませんか。意外!!
みんな、せっかくの休日で外に出たはいいけど、
寒いわ、雪すごすぎるわで、
中に入って雪やどりしてたんだね。
コーヒーなんて飲みながら、あったまっていたよ。

帰り道は寄り道もせず、すべらないように、
サッサと歩いておりました。
家の前では、引き続き、坂をのぼれない車続出。
あまりにもすごいので、ちょっと見てたの。
女子だから力にならないだろうと、油断していたら、
まったく手が足りてない様子で、けっきょく手伝うことに!

車を後ろから押す。押しまくる。
地面滑る、ふんばる。押す。
調子が出てきたら、走って押し続けて、
軌道に乗ったら手を離して、
「さようなら~~~がんばってーーーーーー」
と見送る。
運転手さんも、後ろを気にしながら
「ありがとうございますー!」と言う。
息つく暇もなく、後ろを振り向くと、
別の車が止まっている。
押す。
の繰り返し。

雪で、それ用のタイヤをつけてない車がほとんどで、
雪と凍った道路で、
タイヤがまったく動かなくなっちゃうのね。
そこに、近くから段ボールを調達してきて、
タイヤの下にはさみ、タイヤを回す。
繰り返し使って、
段ボールはどんどんボロボロになって、
泥みたいにぐっちゃぐちゃ。

1台止まっちゃうと、道をふざいじゃうから
後ろの車も止まらなくちゃならない。
前の車が動いた頃には、次の車も動かない。
の繰り返しだからさあ。
ほんとにキリがなくて。
基本的には、
はじめからいたお兄さんたちと、
次の車のひとが、先頭の車を押す。という流れ。
で、その助っ人兄さんたちに、
「お兄さんの車はどれですか?」
って聞いたら、車じゃないんだって。
たまたま通りかかっただけらしい。
ただの近所のひとだった!同じだ。
車じゃないご近所の4人で、力を合わせて
スーパーマンとして、車を押し続けることに~。

小さい車なら押せば動くんだけど、
ちょっと大きいバンとか、ほんとに重かったわー。
最悪なのが、運送のトラックね。
これがもう、アルミなのかねあれは。
銀のボディが、普通の車よりも、冷たくって冷たくって。
「わー!重っ!トラックは冷たすぎ!無理だ!わー痛い!」
とか言いながら、がんばったけど、もう降参っす。
そのトラックは道の真ん中に放置して、
後続の車が通れるように、他の車を整理して、
「もっと左に寄せてもらえますか?」って頼んだりしてね。
そこで、呼んでた警察のひとがやっと来て、
わたしたちスーパーマンズは引退したのでした。
どこのだれだか存じ上げませんが、
お互いがんばりました。おつかれさまでした!
かーーーーーーなり、やりきった感。
気づいたら2時間、ずっとスーパーマンズやってたよ。
ランナーズハイならぬ、スーパーマンハイになった!
その日の夜から猛烈な筋肉痛到来。そりゃそうだ。
坂道で2時間、本気で全体重かけて、
体当たりしながら押してるからね。
はあ、珍しい体験したわー。

結論は、
やっぱり車は、重い!
東京は雪に弱い!
雪で止まったら、段ボールが役に立つ。
雪の日は、車に乗らない。
以上!

あの日は友だちも、
家の前の車を、何台か押したらしいので、
都内の色んなところで、
スーパーマンズががんばっていたんだと思うと、
ちょっとうれしい気持ちになった。

ねこらはというと、
ミッツは静かに外の雪を眺めていた。
牛はちょっとベランダで雪を見せたら、
「わ、寒っ」って、すぐに戻りたがっていた。
福島出身なのに。
2匹とも、基本的にはずっと寝ていた。
(いつものこと)



牛はお湯を見ていた。
(ほぼ、いつものこと)



寒さなんかに、負けへんでーーー!
っしゃー!

ゆーないとさんへの激励や感想などは、
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2013-01-21-MON
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