ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

ちいさな敵と日々格闘。

みなさん、ごきげんよう〜にちは〜。
寒いんだかあったかいんだか、
よくわからないこの気候ではございますが、
いかがお過ごし??わたしは元気です。

元気なわたしでも、毎日「ある敵」と戦っている。
米粒ほどのちいさな敵。
それはわたしたちニンゲンに比べたらとても小さく、
白い、米粒ほどの大きさのもので、
毎日ほぼ毎食、口から取り入れる。
乾くと凶器のようにするどくなり、
つぶれるとノリのように、べたべたする。
毎日戦うが、ほとんどがうまくいかずに、負けている。
するどい方ならもうおわかりかもしれん。
そう、相手の名は・・・「米粒」。
なぞのキャラ設定で始めてしまったけども、
そうなんです。毎日米粒と戦っているの。
みんなどうしているのかなぁ?
いまは離乳食の後半で、絶賛手づかみ食べ中だから、
大変な時期なんだとは思うんだけど、
もしかしてこれってあと10年くらい
続くんじゃないだろうか・・・。先は長いぜ・・・。

毎食ものすごいことになっている。


▲お皿を渡すと、投げる可能性があるから
必死でつかむ。
むこうもこっちも、「本気」と書いて「マジ」。

手づかみすると、服につくのはもちろん、
すんごいカッコよく、前を見て、
そんな感じをまったくにおわせないで、
ノールックパス、
なんならシュートをキメてきやがるもので、
(手に握ったものを、横にポイポイッ投げる)
床やうしろの壁やらがごはんだらけ。主に米。
やっぱり一番やっかいなのが、米。
米はかたくなると取りやすくなるけど、
そのままやると、壁紙なんてかんたんにはがれるし、
踏むと鋭利で痛いし、
服につくとなかなか取れないし。
とったつもりでも、ちゃんと取り除かないと、
洗濯した後、乾くと米の跡地がまた出現するので、
呪いのシミみたいで、まるでホラー映画のよう。
めちゃくちゃやっかい。
さすが、ノリに使われるだけのことあるわい。

床に散らかった米は、つぶれないようにやさしく取り除き
(ここでつぶすと、またやっかい)、
すぐに濡れたティッシュなどで、拭くべし。
拭いてもかんたんに落とせるような、
やわなノリじゃないので、何度もしっかりと・・・。
床掃除をしているわたしは、そう、シンデレラ。
おネェさまがお汚しになった床を、
這いつくばってきれいにするのがわたしの仕事。
そしてそのシンデレラの髪の毛を
つぶれた米=ノリのついた手で引っ張る、
いじわるなおネェさま!
髪の毛の一部分がワックスをつけすぎたみたいに、
ガビガビになっているシンデレラ。
出社してお手洗いに行ってそれに気づいたときの
恥ずかしさよ。
なんなら、ちょっと米もついてたこともあるアルよ。
言ってよ~誰か言ってよ~。
おネェさまぁ〜。
おネェさまご本人も、日によっては米ワックスや、
納豆ワックスを、思いっきりつけて、
ヘアスタイルをおキメになるのよ。
納豆なんて、ひきわりですからね、
より小さくて、髪の毛にしっかりホールドしちゃって。
でも、おネェさまはまだ毛量少なめなので、
拭いやすいわ。
これが毛量多めだったら・・・ひ・さ・ん。

いまだに、米がつぶれてひっついた服の
洗濯方法の答えも出ないままで、
洗濯機に入れる前に、お湯につけたり、
もんだらつぶれて、広がっちゃったり、
歯ブラシでこすってみたり、
色々トライしているところ。
もしも何かいい方法をご存知の方がいたら、
シンデレラにお便りください・・・!超切実。
子の服は、もういいのですよ。
保育園で土だらけになったりもするし、
保育園用と割り切っちゃえばね。
でも、それが大人の服にも移ってきたりするからさあ。
米粒だらけのまま、だっこをせがんできたり、
突進してきたりすると、
米粒があっちからこっちへお引越し。
ごはんを食べてた場所から、だいぶ離れた場所で、
カラッカラの米粒落ちてたりね。
仕事中に、自分の体のどこかに、カラッカラの
米粒ついてるのを気づいちゃって、
ミーティング中に、さりげな〜くとったり。
完了した洗濯機の中から、
ポロッと米粒が落ちることもある。まだいたんかい!
なんなら乾燥してたやつが、きれいにツヤっと
再生している場合もあるし。
あぁ、悩み深き米粒よ。

お2匹さんが、子の近くに行きたがるのは
やっぱり体温が高いからだろうか。
寒くなってきた証拠かな。


▲ハロウィンの衣装検討中で、
牛柄の服を着ていたら、牛が近づく。
毛をむしられても、めげない。


▲ミッツも、しょっちゅう横にいる。
今年に入ってだいぶ老けたミッツは、
今は目がほとんど見えていないのだけど、
気になるにおいがあれば、テーブルの上にだってのぼる。
すごいの!

こんなメンバーでお届けしております。
さて、今週ももりもりがんばっぺ〜。

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