ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

箱。

1週間の早いことにちは!!
我が家は、子が鼻風邪をひいて、
このご時世ということで、一瞬上がっただけな感じの
ちょっとの熱でも保育園に行くことができず、
なかなかな1週間だった〜。
早く色んなことが落ち着きますように。
そして、自分の身は自分で守らなければ。
今は、優先順位的には子が一番に守るべきものだけど、
自分をNAIGASHIROにすると、
ぶっ倒れて、子のお世話ができなくなる。
結局のところ、優先順位の1位と2位は、
かなりのKINSAということが、
出産後にわかった、わたしです。
どうしたって最下位のお父さんよ
・・・どんまい。がんばれ!

いまの彼女は、めちゃくちゃやんちゃで、
止まったら死んでしまうマグロのようであり、
ルンバのよう。
ずーっとうろうろして、壁までいったら折り返して、
段差を見つけたら足をかけて、
ななめになりながら歩いて、
つないでいる手をふりほどき、どんどん進み。

一瞬目を離すと、いなくなる。
「だめ」と言ったことを、わざとやって顔色を見る。
親がしていたちょっとした変なこと、
たとえば、ねこのトイレの砂が廊下に落ちていたときに、
手で拾わずに、足で蹴飛ばして、端に寄せるというのを、
父か母どっちかが無意識にやっていたみたいで、
そういうマネしてほしくないところをピックアップして、
マネする。
1日に何度も、お風呂場の水道をひねって、
足でチャプチャプやって、全身びしょ濡れになる。


▲1回びしょ濡れになって、着替えている途中でまた!
牛は注意してはくれない。

かと思ったら、急に床に寝転んで「死んだふり」をする。
あー、おもしろい!
すんごいたいへんだけど、おもしろい!
今の時期が、10回目のメンタルリープ中でもあり、
さっきまで大爆笑していたのに、
なんかちょっとだけ順番がちがったのか、
気に入らないことがあると、大泣き。
またはウソ泣きで泣き叫ぶ。
かと思うと、また笑う。
ジェットコースターかよ!
かなりスリリングな、ジェットコースターだぜ〜。
そんなで、週末はリープだし、風邪だし、
ご時世がご時世だし、天気も悪いしで、
わりと家でおとなしくしていた一同。
急にお父さんが、がんばってくれて、
すごい箱を作った。

「これがずっと作りたかった」
という父。
ずいぶんと集中して作っていたけど、
ちょいちょい子にじゃまされつつ、
でも、どういうわけか、近くで集中していると、
子も同じように自分のこと
(本を読むとか、なんかで遊ぶとか)に
集中しているみたいだった。
目を離していても、近くにいるといないとじゃ
子にとってはぜんぜんちがうんだなぁ。
そりゃあそうなんだけど、気づくことが毎日多いよ。

父は、子の感じる気持ちを想像して、
触りたくなる色んな素材の材料を段ボールにくっつけて、
段ボールには、子が描いた絵
(・・・と呼ぶにはまだ早い、色のいくつかの線)を
貼り付けたり、家にあった便箋など
かわいい紙を貼り付けて。
この物体は、なんていう名前なんだろう?
「おもちゃ」であるとは思うんだけど、
あえて名付けるのであれば・・・「愛」?
なんちゃって?
名前をつけよう。
◯◯1号。
きっと2号も3号も、どんどんできちゃう気がするからね。
うまれてすぐにお祝いでいただいた、
ゾウのぬいぐるみは、あるときに「テイテイテイ」と
何度も言っていたので、
こっちも「テイテイテイ」と呼んでいたら、
すっかり定着したみたいで、
ゾウのテイテイテイさんということになっている。
箱のことも、本人に名付けてもらおう。

彼女はその「箱」をすごくエンジョイしているようで、
集中力もすごい。こりゃあいいや!
今まで、色んなおもちゃがあったけど、
ちょっとすると飽きちゃったり、
ひとりで色々しててくれるおもちゃはなかったから、
すごいすごい。
起きてすぐに「箱」の前に座るもの。
そういえば、
母のはじめて口にした言葉は「はこ」だったらしい。
ウィー ラブ 箱!

さ、今週もがんばりましょうねーーーーん。

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