ランドセルが届いた。

2024-12-16

12月もこうはにちは！
「こうはん」の「ん」と
「にちは」をつなげてみました。

先週のこと。
例の軽いランドセルが、届いた。
春、早めに試着したわりに
（「ラン活（ランドセル活動）」界的には、
そんなに早くもないのだけれど）、
いかんせん気が変わりやすい娘さんなので、
なかなか決められずにいた。母が。
買っても、「やっぱりちがう色がよかった」とか、
言いかねないんですよ。
子どもってやつは。生きてる時間が短いものでねぇ。
で、定期的に、

「何色がいいの？」

「本当にこれでいいの？」

何度も聞いた。
月２くらいで確認した。

「いいってば」

「ってば」と言われるほど、聞いた。
いざ買おうとしたら、「売切れ」の文字。
まじかと。
石橋叩きまくってたら、ヒビ入って、割れたかと。
でも、ここからがわたしの運の良さ。
情報とかまったくチェックしてなかったんだけど、
（だから売切れちゃったんだけどね）
「◯月◯日から、再販売します！」みたいな文字が。
それが１週間後とかだったの。
危なかったなぁ。
再販日の前には、また、しつこいくらいに、

「これにするからね？」

「いいんだよね？」

確認しましたよ。
んで、無事に購入完了。
それが、やっとこさで届いたのです。
社内にも、同じランドセルを買ったママ
Kちゃんがいる。
先週、

「発送しましたって、今日メールきましたね」

と言われ、気付いた。
次の日に、ちゃんと届いた。
夜に受け取って、
どのタイミングで開けようかなぁと考えながら、
段ボールから出しておいた。
朝はバタバタしているので、時間がなかった。
帰宅後に開封の儀かなぁと思っていたのだけど、
出かけるために玄関で靴を履くときに。

「あ！ランドセル！」

ヤツはめざとかった。
ランドセルうきだしじゃなかったけど、
ロゴでバレてしまった。
ロゴを認識していたことには、ちょっとおどろいた。

「遅れちゃうから、帰ってきたらにしよう」

と言おうとしたところで、時すでにおそし。
もう、仕方がない。
一生に一度のことだもんね。

「これはランドセル〜。なんかしろいぞ！」

周りの緩衝材のことを言っている。
こんなときにも、ボケを入れてくる余裕まで。

「あかちゃん、でてきて〜〜〜〜」

赤いランドセルの中に向かって、叫んでいる。
なんなんだ。
玄関で、大盛りあがりのわが家。

背負ってみると。

じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん。

急にこみあげてきた。
試着のときには、感じなかった。
自分のランドセル。
自分で選んだランドセル。
長い時間待って、
その間に、生産されて。
物流のみなさんのお力でここに届いて、
背負った瞬間に、ファ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜って。
なんてすてきな時間が訪れたのだろう。
当たり前のように、思っていたけれど、
当たり前じゃない世の中だったりもして。
色んな気持ちがごちゃごちゃになったりもして。
こみあげたなぁーーーーー。
こみあげるものなんだなぁ。

「ランドセル届きました？」

なんて会話が、普通にさらっとされていたけど、
届いた人たちはこういう気持ちを感じたりしてたんだなぁ。
言ってよ〜。
誰も教えてくれなかったよ。
思っていた以上に、感動的だった。
本人もとってもうれしそうだった。

その後は、家では「がっこうごっこ」をしていて、
ランドセルに色んなものを入れて、遊んでいるよ。
ああ、よかった。

でもね。
これで、「めでたしめでたし」とはならないのが、
ヤツなんです。

「キラキラしたり、
もようがついてないからな〜」

とか言い出した。
やっぱりシンプルな見た目に、
物足りなさを感じているようだ・・・。

「キーホルダーで個性を出したらいい」

と伝えましたけどね。
たしかに、そうだよね。
自分だってそういうこと多いもんね。
でも、柄のズボンをはいていたら、

「せんせいに、ハデだね
とかいわれるから、いやなの」

とか言っている人なのになぁ。
まだまだわからない乙女心よ。
外で背負っている姿を見るのが、たのしみだ。

何を書いているのかはわからないけど、
熱心です。

冬の夕暮れの公園の感じも、きらいじゃない。

さ、サンタさん見てるよー。
いい子にしてないとーーーーー。