8月11日(月曜日)
自分はまだ、
夏休みの
終わりにいる。


darling
夏休みというのは、ただ、のんべんだらりと
時がすぎていきますね。
その、恐怖に似た、
押し寄せてくるような「ひま」。
そして、
今日も無為にすごしてしまった、という、
夕方の「後悔」。
ちょっぴり楽しい、市民プールへの通い道。
「休みである」というよろこび以上に
「オレってほんとにだめだなあ」
と思わされるのが、
「今日も日記をつけなかった」こと。
夏休みの自由研究のテーマや
予定表を、つくりかけてはやめ、
親が「遊んだほうがいいんじゃないか」と
うっすら思っている友達とは遊ばずに、
そうでない友達とムダな時間をすごす。
しかもそいつらと、
「どうしてオレはおまえといるんだ?」
ということを責めあうばかりの毎日。
本を読むのだが、
必ず眠くなってしまう。
それなりにおもしろいんだけど、
ほんとうの満足は得られない。
こんなふうなことを小学校から高校まで
くり返してきまして。
オレはずいぶんと、あの夏休みの残りを
生きてきたような気がする。
だからみなさん、いいんですよ、
ゆっくりで。
これから、まだまだおもしろいことが
いっぱい待っています。
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