みなさんほぼにちわ! 天久です。
先週から募集を開始した「家庭遺産」、
さっそく素晴らしい遺産が集まっております!
他人の目からは無価値に見えるけど、
家族にとっては大切な思い出。
そんな愛すべきお宝たちを、まずは3点紹介いたします!
たぶん高校時代だと思いますが、
鉛筆ホルダー(懐かしい)を使って、
鉛筆の限界に挑戦していたころの作品です。
いずれも甲乙つけがたい短さです。
実家の机の引き出しに、
フィルムケース(懐かしい)に入れて保存してありますが、
他人の目にはゴミなので、自宅で保管しようかと
計画しています(1300キロ離れている)。

所有者ネーム  ふゆん

ユニークで、かつ懐かしい家庭遺産です!
これ、自分もやった!
という読者の方も多いのではないでしょうか。
鉛筆ホルダー、ありましたね。懐かしい。
いまもあるんでしょうか?
限界までちびた鉛筆がまるでどんぐりみたいで、
ひとつひとつにキャラを感じます(笑)。
フィルムケースに保存というのもいいですね。
こどものときってこういうものが
すごく宝物に感じるんですよね。
ぜひ、自宅で大切に保存してください。




相棒は釣りが趣味で、
夏の間は私をほったらかしにして渓流にでかけます。
そろそろ私の機嫌が怪しい雲行きになってくると、
貢物を献上してくるのですが、
この時には鹿の角を川で拾ってきました。
アマゴやヤマメが釣れなくて、トボトボ歩いていたら
白い角が目に入ったそうです。
かさばると思うのですが、リュックの背中にくくりつけて
根性で持ち帰ってくれました。
その姿を想像するだけで笑えます。
犬が宝物のホネを飼い主に渡す、そんな感じでしょうか。
魔除けになるかもしれないし、
玄関先に飾って(放置して)来客をギョッとさせています。
来客が犬の場合、異常に反応するので
それを見るのも楽しみです。
また見つけたら拾ってくるようにと強く要望しています。

所有者ネーム おかみつ

たしかに「ギョ!」とする家庭遺産です。
相棒とは旦那さまのことでしょうか。
背中にツノ生やして帰ってくるんですもんね。
それはビックリします(笑)。
仕留めたものでも、買ったものでもなく、
拾って来たというのが面白いです。
見ようによってはオシャレな気もします。
古着屋やバーの飾り物みたいで。
ぜひ魔除け、セールス除けとして
末永く飾ってください。




酒樽です。
広島では有名な千福の酒樽です。
5年ほど昔、子供が通っていた中学校の
創立記念の祝賀会で鏡開きに使われた物です。
式典が終わった後に、
体育館の外の隅に放置されていたのを見て、
いろんな意味でグッと来て、
同窓会会長のトラック(地元の土建屋さん)で
運んでもらった物です。

はじめは、ガラス屋さんに天板を注文して
サイドテーブルにしよう!
と意気込んでいましたが、
正月の鏡餅置きになったり、電子レンジの台になったり、
玄関先で花台になったり、家の中をひとめぐりして、
現在は、炊飯器の台になって活躍(?)しております。
中には、コレクションの空瓶が入っています。

それだけの役目なのですが、幅を取りすぎるし、
乾燥して箍が外れて来たのか、ガタガタし始めています。
蓋もバッコンバッコンです。
でも、処分できずズルズルと活躍させております。
庭に埋めようものならシロアリがたかりそうで恐いし。
可燃ゴミに出すには30cm四方に分解するのが面倒だし。
藁くずがぼろぼろ落ちるし、デカイから邪魔だし。
困ったものだ・・・・。

と、言いつつ、こんな物を家具(?)として使っている家は
この世にうちだけだろうと自慢でもあります。

所有者ネーム 桃林家

なんともおめでたい家庭遺産です!
酒樽サイドテーブルも見てみたかったですが、
その後の使い道を読むと、
なにげに多機能じゃないですか! 酒樽!
もっともなにかの「台」という基本機能は
変わってないようですが(笑)。
中にもコレクションが入りますしね。
後半のたんなる愚痴も面白かったです(笑)。
場所はとると思いますが、
これからもなにかを置きつづけてください。



いかがでしたでしょうか?
みなさんの遺産はどれも面白いですが、
所有者さんのエピソードを読んで見返すと、
さらにその遺産が愛おしく見えてきます。
モノにまつわるその思い出が、
モノに命を吹き込むんですね~。
「家庭遺産」にはまだまだ素敵な遺産がとどいてます。
随時ご紹介していきますので、お楽しみに!

なお「家庭遺産」は12月に静岡で開催予定の
「家庭遺産展」に向けた期間限定企画です。
展覧会がはじまる前には募集が終わりますので、
是非ともご協力よろしくお願いします!



2013-10-26-SAT