ホーメイ、大流行か?! 奇跡の声をもつ男、 ボロット・バイルシェフさんが来日します! |
アルタイのスーパースターが来日します。 ほぼ日読者のみの特典付き! ほぼにちわ。たんじふみひこと申します。 普段は編集者をしてますが 『ボロット・バイルシェフ in JAPAN 2004』コンサートでは 私は「アルタイ文化研究会・会長」として、 運営面を担当しています。 このコンサートの主人公 ボロット・バイルシェフさんは 南シベリア・アルタイ共和国の歌手です。 (クリックすると大きくなります。) アルタイは「アジアの真珠」とも呼ばれ、 東洋と西洋が交差する伝説に彩られた謎の国です。 4000メートル級の山脈、永久凍土に覆われた原野、 美しい平原。冬は雪に閉ざされ、 短い夏には花々が咲き誇ります。 (クリックすると大きくなります。) 「レーリッヒ・ブルー」という 独特の色づかいで知られるロシア人の画家であり 神秘家でもあるニコライ・レーリッヒは、 アルタイ山脈の「ベルーハ山」の麓に 「シャンバラ」と呼ばれる桃源郷があると信じ、 何度もアルタイを訪れました。 (クリックすると大きくなります。) またアルタイにはシャーマンの文化が 色濃く残されており、 しかしソビエト時代には虐殺の悲劇に見舞われました。 しかし不思議なことに、 皆殺しにあったはずのシャーマンの儀式や踊りを 記憶する子供たちが現れています。 ボロットさんの歌う英雄叙事詩「カイ」も、 もともとはシャーマンによって伝えられたもの。 消えかかっていたシャーマンの歌は、 ボロット・バイルシェフという肉体を通じて 現代に蘇りました。 (クリックすると大きくなります。) 日本語を「ウラル・アルタイ語族」とする説もあり、 DNA的にも日本人のルーツを アルタイに求める学者たちもいるほどに、 実はアルタイは日本とどこかでつながっています。 たとえば、顔が似ている。 アルタイに行くと、 「あ、鈴木部長だ」とか 「やだ、よしこちゃんじゃない」 と声をかけたくなる人がたくさんいます。 「ねえ、なんであなた日本語喋ってないの?」 とつっこみたくなるほどです。 それは逆も真なり、らしく、 アルタイ人の女子高生と並んで撮ったポラロイドを 彼女がお母さんに 「あたし、日本人と友達になっちゃったー!」 と自慢して見せたところ、 「どこが!? この人アルタイ人じゃん」 といわれたのは一緒にアルタイを旅した 田口ランディさんです。 (クリックすると大きくなります。) そのボロットさんが、来日します。 彼の声は、まさに奇跡。 「カイ」は 「ホーメイ」などと同様に同時にいくつもの声を出す 「喉歌(のどうた)」と呼ばれる歌い方で、 身体全体を共鳴体として響かせる、独特のものです。 普通音には「指向性」と呼ばれる 「方向」があるのですが、 ボロットさんの声にはその「指向性」がないのです! いってみれば、彼が歌う空間自体が、 楽器となって響いている。 いったいどこから声が聞こえるのかわからなくなります。 そして歌われるのは、 アルタイのシャーマンに伝わる叙事詩。 ボロットの歌を聴くことは、一種の瞑想。 超越体験と呼んでもいいでしょう。 今回、11月18、19日に行なわれる 東京公演は飯田橋のトッパンホールを 会場に選びました。 http://www.toppanhall.com/jp/index.html このホールは座席数400人の小さなホールで、 基本的にクラシック専用です。 特殊な構造を持ち、地下鉄や高速道路など 近隣の騒音や振動を限りなくゼロに近づけ、 演奏者の息づかいまでも 観客に伝えることに成功したホールです。 ボロットさんのめくるめく倍音の世界、 口琴のささやき、トプショールの弦のこすれまでを、 じっくりとお楽しみいただけます。 ※東京公演で当日券をお求めの方は、窓口で 「『ほぼ日』見ましたよ」とおっしゃっていただければ、 前売り料金で当日券をお売りいたします! というわけで、ボロットさんの凄さを知っていただくには 本当は聴いていただくしかないのですが、 2002年にアルタイを旅した 川内倫子さんの写真といっしょに、 アルタイの魅力、ボロットさんのことを お伝えしようと思います。 Information 「宇宙の命脈」ボロット・バイルシェフ in JAPAN 2004 アルタイの山々に木霊する 驚異の声帯がもたらす宇宙の音楽。 東京公演はクラシック専用のトッパンホールを舞台に 微細な倍音の彩りを心ゆくまであじわってください。 インフォメーションサイトはこちら。 http://www.makigami.com/bolot/ ●東京公演※終了しました。 11月18日(木)19日(金) 開場:18:30 開演19:00 会場:トッパンホール(東京・飯田橋) 出演:ボロット・バイルシェフ (カイ、トプシュール、ショール、口琴) 巻上公一(ヴォイス、口琴、テルミン) 佐藤正治(パーカッション、ヴォイス) トークセッション: 田口ランディ(作家)、 菅靖彦(翻訳家、トランスパーソナル学会副会長) チケット:前売り5,500円 当日6,000円 学割5,000円(直販のみ)全席指定 取り扱い:青い鳥創業 (03-3486-7727 平日10〜18時) チケットぴあ (Pコード184-938 tel.0570-02-9999 または03-5237-9966) ●富士吉田公演※終了しました。 11月20日(土) 会場:富士吉田ナノリウム(山梨県富士吉田市) http://www.fujigoko.co.jp/Events/yoshida/bolot/ 問合わせ+チケット:tel.0555-24-2938 ●京都公演※終了しました。 11月23日(火) 会場:くろ谷 永運院(京都市左京区) http://www.kbic.ne.jp/%7Eviewboo/mai2-69/ e-mail:maimai-69@k9.dion.ne.jp ●沖縄公演 11月28日(日)十六夜(いざよい) 会場:読谷村 座喜味城跡(ざきみぐすく) http://www.karacara.com/text/bolot/ 問い合わせ カラカラ編集部 098-857-8401 |
2004-11-15-MON
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