KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百拾参・・・真剣勝負

小林 「五月に入ったな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「今年の真剣勝負は、
 誰が代表に選ばれたんや?」
北小岩 「まだ決まって
 いないそうです。
 わたくしたちは
 大丈夫だと思います」
小林 「あまりに過酷やからな」
北小岩 「町の期待を
 一身に背負わねばなりません」

ちりんちりん

「先生と北小岩さんに郵便で~す」

小林 「むっ!」
北小岩 「もしや!」

びりびり

北小岩 「今年は先生とわたくしが
 真剣勝負の代表です・・・」
小林 「・・・」

真剣勝負・・・。
それは年に一度、
先生の町と隣町から代表を二名ずつ出し、
町境で繰り広げられる恐ろしい闘いなのである。

この10年1勝1敗の五分が続いており、
今年こそはと各町の男らは意気込んでいる。
師弟にとっては迷惑な話だ。
当日の会場を見てみよう。

先鋒は北小岩くんである。
町境に引かれた線上に
生のお尻の穴を突き出している。
隣町男と北小岩くんのお尻の穴が、
特殊な管でつながれた。

審判 「先鋒の勝負始めます!」

ぷ~! ぶっ!
ぷ~! ぶっ!

屁をこきあい、
己の屁を相手の体内に押しやった方が
勝ちなのである。

ぶっ! ぶぶぶぶっ!

北小岩 「凄まじい屁圧でございます!」

ぶお~~~~~~~!!

北小岩 「臭いでございます。
 わたくしの鼻から相手の屁が
 出てきてしまいました!」
審判 「あんたの負け!」
観衆 「ああ・・・」

いきなり崖っぷちに立たされた
先生チーム。

審判 「では大将の闘いです」

先生と隣町の男のちんちんが、
特殊な管でつながれた。

審判 「放尿開始!」

じょぼじょぼ じゃじゃ~

小林 「こいつ、凄まじい尿圧や!」

じゃじゃじゃじゃじゃじゃ~

ぴゅ~

小林 「ヤツの小便が、
俺のノドちんこから
出てきよった!」

わ~! わ~!(隣町の反応)

がっくり(先生の町の反応)

師弟は町の期待に
応えることができなかった。

それにしても、
しょ~もない真剣勝負があるのですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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postman@1101.comに送ってください。

2020-05-03-SUN

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