みなさま、約1年ぶりのごぶさたです。
ご覧のようにページの雰囲気をリニューアルして、
「ひとり古墳部」を再スタートすることになりました。
どうぞまたのんびりと、お付き合いください。

さて、2011年、夏の終わりのある日、
「はじめまして」のメールが届きました。
福岡県京都郡みやこ町で開催される
「 古墳フォーラム」に出てもらえませんか?
という突然のお誘い。
『京都と書いてみやことよびます。』ほぉ。。。
『みやこ町は、その名の通り、
日本書紀などで「美夜古(みやこ)」と呼ばれた場所で、
古代からの史跡の多い地域にある町です。』うわー面白そう〜。
さっそく「参加したいです!」と返信したのでした。




 
まずは予習から

しばらくして、
みやこ町から小包が届きました。
DVD・パンフレットなどが
たくさん入っています。

近代のことや、
つい最近の偉人
(明治時代以降の偉いひとたち)については、
ちょいちょい飛ばし気味になりますが...。

やっぱり興味は、古代のこと。
「みやこ町の大きな古墳」
6分55秒をじっくり観ます。

 

古代が好き。
 
そう、スソさんは古代が大好き。
「平安時代とかって、けっこう最近」
と話していたのを聞いたことがあります。
ハニワもびっくりの発言です。
 
みこちゃんです。
あ、申し遅れました、はじめまして。
ハニワです。
名前を「みこちゃん」といいます。
巫女さんの埴輪なので「みこちゃん」です。

たったひとりで孤独な部活動を続ける
スソさんの心の話し相手として、
ここに登場することになりました。

むずかしいことばの「解説」をしたり、
ささやかなツッコミを入れてみたり、
呆れたり笑ったり心配したり、いたします。
よろしくお願いいたします。






 
古墳ツアーの お知らせメールが届きました。
11月末の古墳フォーラム開催の
プレイベントとして
古墳ツアーを行うことになった、
と書いてありました。
こちらも参加しませんか?
というお誘いです。

そっか、
徐々に盛り上げようってことですね!

もちろんわたしも参加したいです。
フォーラムの打ち合わせも兼ねてというか、
とにかく大きな古墳を
あらかじめ見ておきたいですもんね。
徒歩でまわる勝山コースを選びました。

それにしても、
みやこ町に11時に着いていなくては!
さて、どうやって行けばいい?
北九州の人に聞いたり、
調べたりするうちに
旅の気分が盛り上がってきました。






 
11月3日。 北九州空港に到着しました。
インフォメーションで、
「バスで最寄りの
 JRの苅田駅に行きたいんですけど‥‥」
と尋ねたら
「くさみまでのがすぐ出るよ、走ってー」
と言われて飛び乗りました。
くさみは隣の駅だから大丈夫ということ。

私以外に乗客は3名。

あいにく空はどんよりと曇っています。

おや?
あの不自然な小山。
古墳じゃないの?

もちろん声には出しません。
バスの中から、パチリ、パチリ。










 
JR日豊本線で 朽網駅から行橋駅へ
バスが予想外に
立派な駅に着きました。
誰もいません。

朽ちた網と書いて「くさみ」かぁ‥‥
魚が穫れなくなって、
網が朽ちちゃったのかな?
いや、それはさみしい‥‥

ホームでぼんやりすること10分。
なにしろ、今朝は5時起きでしたから‥‥
あ、来た来た!
また予想外にしゃれた赤い電車です。




 
ぽっこりは すべて怪しい。
初めて乗る電車って
なんだかワクワクします。

席はすこし空いていましたが、
座らずに扉のガラス越しに景色を
行ったり来たりして見ていると、
海側に怪しいシルエットが、
見えてきました。

あれは‥なんだか‥

古墳っぽい‥

静かな車内にデジカメの
シャッター音が響きます。






 
行橋駅に到着

10分たらずで到着しました。

ここも、むやみに力が入った
立派でハードな駅。
ロボットっていうか、
工業っぽいっていうか〜
塗装前のガンダムのパーツっぽい感じです。
そうだ、
トランスフォーマー(映画の)だ!

みやこ町もこんな感じ?
いや、なんか違うんじゃないかなぁ‥。

 

ガンダム‥‥?
 
ガンダム‥‥なんでしょう、それは?
トランスフォーマー‥‥??
ごめんなさい、古い女なんです。
でもたしかに古墳っぽいムードを
感じない駅ですね、スソさん。






 
いよいよ、みやこ町へ

駅では、歴史資料館学芸員の木村さんが
待っていてくださいました。
新車のエコカーで資料館へ向かいます。

しばらく走ると、
すっかりのどかな景色に変わっていました。
あれこれと目で追いながら、
木村さんと少しお話をしました。

木村さん「これは、母なる川、今川です」

すそ  「へ! 母なる!?」

木村さん「はい、英彦山(ひこさん)から
     流れている、それはもう大切な川です」

すそ  「‥‥。
     (私よりずっと若そうなのに、
      古風な人なんだなー)」

木村さん「ぜひ英彦山を見てもらいたかった!
     本当はこの正面に
     見えるはずなんですけどね〜
     今日はあいにくの天気ですからね〜。
     ああ、午後は降らないといいんですが」

すそ  「わたしは晴れ女だから
     大丈夫ですよ!」

木村さん「え、そうなんですか、ははは!」


車はゆるやかに丘陵を上がっていき、
なんとなく
「みやこ町」っていう感じに
なってきました。

 

わくわく
 
古墳っぽいムードになってきました。
木村さんも、ステキ。
わくわくしながら、次回につづきまーす。

 
2012-03-11-SUN
 
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