|
|
|
|
わたしの出身県では、
夏になると枝豆をたくさん食べます。
どれくらい食べるかというと、
一食で一人分がどんぶり一杯くらい。
それくらい食べるのが
どの家でもふつうだったので、
高校卒業とともに県外に出て、
大人になり、
居酒屋に行った際に出てくる枝豆の量に
衝撃を受けました。
少なっ!
この量をこの人数で分けるの!?
そして味も、
わたしの知っている枝豆の味じゃない。
最近になり知りました。
やはり我が出身県の枝豆の生産量と
一人当たりの消費量が、ものすごいことを。
だから我が出身県の枝豆は
とても美味しいのに
県外にはほぼ出なかったのです。
しかし、徐々に我が出身県の
枝豆のスペックの高さに
周囲が気づき始めているようです。
うれしいような、寂しいような。
実家近くに広がる、この時期必ず見える、
どこまでも広がる平野に、
田んぼに、枝豆畑。
あの光景を思い浮かべながら、
実家から送られてきた枝豆を、
今日もわたしは
どんぶり一杯食べるのでした。
(ぴよすけ)
|
|
|
|
|
|
|