思えば、お国自慢の祭典じゃないか! おらが夏の甲子園。
   

大会初日レポート!
そして代表校の情報も大充実!


♪くーもーはーわーきー、ほにゃららほにゃにゃ〜。
『わずかに高いっ。フォアボール!
 満塁です。キャッチャーが駆け寄ります。
 15番をつけた伝令がマウンドに走ります。
 内野手が集まりました。しかし‥‥笑顔です!』

こんにちは、永田です。
はじまりましたよ。ついに。いよいよ。
しかし、長く高校野球を観てきましたけど、
今年ほど、多くの出場校に、
思い入れがある大会もありません!
だって、これまでのメールを読んでると、
開会式だけでもたのしめるんだもの。
さっそくみなさまからのレポートを紹介していきましょう!

開会式

おもしろいです! 開会式!
見るつもりはなかったのに。
コモノ、京都外大西、ブルーのユニフォーム。
見所満載っ!
もっと読み込んでおけばよかった〜。
(さる)
いや、ほんとうにそうなんですよ!
近江高校(滋賀県)を観ただけで、
「なんてったって水色ユニフォーム!」という
ナイスフレーズが頭をよぎり、
藤代(茨城県)を観れば、
ビール工場とパチンコ大学と地盤沈下を思い出し、
秋田商の行進を観ながら、
観戦してないのに決勝戦の死闘を回想する。
いやあ、こんな大会って、ないぞ。
みなさんのおかげで、
長くて熱い夏になりそうです。



入場行進を見る。
歴戦高が整然と行進していく中で
三重の菰野高、見事にバラッバラ。
合わせようとすればするほど。
初々しいっ! 初々しくて可愛いぞっ!
気に入った! 菰野!
(掘)
「はい、右、左、右、あれ?」
「なんだよ、おまえずれるとオレまでずれるだろ!」
「左、右、あれ? ちょっと待って」
「先輩、手と足、いっしょになってますよ」
「2年! 3年に合わせろ!」
「むちゃ言わないでください」
「あ、おまえの姉ちゃん来てるぞ」
「どこどこどこ!」
「いいから、足合わせろよ!」
そんなやりとりが菰野ナインのあいだで
あったとか、なかったとか‥‥。
ちなみに菰野は「こもの」と読みます。



開会式の挨拶は
大会委員長、文科相、
高野連のえらいひと、の3名。
文科相の挨拶は長いし、
球児をキミ呼ばわりで
いかにも政治家の演説風。
大会委員長はあとの2名が口にした
「不祥事」という単語は使わず、
ただ「辞退」といい、球児に対しても
「みなさん」と言ってるのが好感がもてた。
(みやっこ)
そうそう!
大会委員長、秋山耿太郎の挨拶は
とってもよかったですよね。
で、文部科学相の挨拶が、
秋山さんとモロかぶり。
あれ、事前にすり合わせとかないのかな?



♪く〜もは〜わ〜き〜、ひかりあふ〜れて〜
 て〜んた〜か〜く〜‥‥
までは歌えました。
(夏は一瞬)
そのあたりまで覚えたら、あとは
「♪ほにゃららほにゃにゃ〜」で
なんとかしてください。
え? ちゃんと教えてくれ?
じゃあ、こちらをどうぞ!。



鳴門工(徳島県)14ー3宇都宮南(栃木県)

私は栃木県出身でいまは東京に住んでいます。
出身校である作新は敗退してしまったため、
今年も見ないだろうと思っていましたが‥‥。
よく利用する駅に貼られた、
高校野球のポスターを何気なく見ると
我が県の代表校「宇都宮南高校」のポスターが!
47校分の出場校ポスターがあるのに、
たまたま私が毎日通る駅で貼られていることに
運命を勝手に感じて
今年第1戦目、応援することに決めました!!
ちなみに宇南は実家の近くにある
高校でもあったりします。
(東京都・ぷは)
開会式直後の第一試合は
なにが起こるかわからないと書きましたが、
初回、ツーアウトランナーなしからの5点に、
あらためて甲子園の怖さを感じました。
宇都宮南の地区予選での
チーム防御率は2点ですからね。
鳴門工、見事な集中打でした。



青森山田(青森県)7ー5智弁和歌山(和歌山県)

ほぼにちわ。青森県民です。
息苦しかったー。
勝つとしたら接戦! と思っていたのに
ときどき、息をするのを忘れていたかも‥‥。
と思うくらい苦しかったです。
その分、よろこびもとっても大きいです。
ところで、学校からの応援団の交通手段は
陸続きなのでバスなのですが
0泊3日(2車中泊3日)で行ってるみたいです。
(さと)
「0泊3日」! 「2車中泊」!
応援団のみなさん、ご苦労さまです。
それはともかく、最後の最後まで
目が離せない試合でした。
だいたい、この組み合わせが1回戦だなんて!
準決勝あたりでぶつかっても
ぜんぜんおかしくないですよね。
期待に違わずハイレベルな試合でした。
両チームの内野の肩の強さを観ながら
「鍛えられてんなー」とうっとり。
ちなみに、以前メールで寄せられた、
「地区予選決勝で
 顔面にデッドボールを受けながらも
 治療後復帰しヒットを放った」
キャプテンの加守田くんは、
逆転ツーランとなる大会第1号を放ちました。
青森山田、波に乗るかも?



国士舘(東東京)7ー3天理(奈良県)

天理VS国士舘。劇的な試合でした。
何といっても国士舘のピッチャーの山形くん。
9回表で国士舘が天理に追いつき、
9回裏でワンアウト走者二塁で、
サヨナラされるかもしれない場面で!
彼はにこやかに微笑んでいました!
10回表で国士舘の猛打で勝利を確実とし、
もちろん10回裏でも彼はにこやかに投球。
アナウンサーが何度も繰り返しました。
「ピッチャー山形、そしてこの笑顔です!」
国士舘、大注目です。
(しだ)
いや、初日からほんとうにすごい試合でした。
9回表まで5安打1点に抑えられていた国士舘が
終盤、見事に流れを持って行きました。
この「流れ」というのは
たぶん、科学的根拠などない、
曖昧なものだと思うのですが、
でも、とくに高校野球を観ていると、
「流れ」を感じずにはいられません。
たとえばこの試合でいうと、
国士舘に流れが傾いたきっかけは、
8回裏、レフト佐藤くんの
ダイビングキャッチだと思うんです。
それはそうと、山形投手の笑顔は印象的でしたね。



その他の高校

岩手代表の花巻東ですが。。。
我が旦那さんのお姉さん&お兄さんの母校で、元は
「富士短花巻(富士短期大学附属花巻高等学校)」
だったそうです。
この話を、
この1週間のうちに何度聞いたことか‥‥。
(カオリ)
笑っちゃいました。
全国各地で、
唐突な母校自慢がはじまっているようです。



長崎県代表清峰高校の初戦の相手は
選抜優勝の愛工大名電です。
愛工大名電と言えば‥‥そうです。
今をさかのぼること24年前、
我が長崎県代表長崎西高校は
名古屋電気高校(当時)と対戦し、
現ジャイアンツの工藤投手に
ノーヒットノーランを喫してしまいました。
昨日のスポーツニュースでも
当時の映像が流れていました。
今でも当時の悔しさは忘れることができません。
学校は違うけど、
同じ県の高校としてなんとかリベンジしてほしい!
頑張れ、清峰!!
こんな私は長崎西OBです
(萩)
ぼくは高校野球ファンであると同時に
プロ野球ファンでもあるので、
工藤投手が愛工大名電出身であることや、
甲子園でノーヒットノーランを
達成したことがあることは知っていたのですが、
これは知りませんでした。
というか、考えたこともありませんでした。
そうですか。相手は長崎県代表。
おまけに投稿してくださった人の母校。
24年前のこととはいえ、
ドラマを重ねてみたくなる気持ちはわかります。
しかし、24年前と同様、
今年の愛工大名電も手強いですよぉ〜。
なにせ、春の選抜の優勝校ですから。
しかし、高校野球は一発勝負!
なにが起こるかわかりません。
ほら、よくいうじゃないですか。
「甲子園には魔物が棲んでいる」って!
ま、どんな魔物か知りませんけどね。
ひょっとしたらこんな魔物だったりしてね。



2年連続7回目の甲子園出場となる
京都外大西高校を応援しています。
三原監督の今夏での勇退が決まっているため、
一試合でも多く戦いたいと、
チーム一丸となっています。
周りへの感謝を忘れない、
とても素晴らしい監督なので、
何としてでも勝ち残って欲しいのです。
月曜は早起きして、甲子園へ行ってきます!
追伸、
一年生投手、本田拓人選手
(ご両親はバイク好き?)は
「子連れ狼」の大五郎に似ていることから、
「ゴロー」と呼ばれているそうです。
(京都・ひょん)
感動的な情報と、
ひじょうにどうでもよい情報(だじゃれつき)を
どうもありがとうございました。
勇退を決めた監督と少しでも長く野球をやるために
「子連れ狼」の大五郎に似た一年生投手が
がんばります。ホンダタクトです。
ご両親はバイク好きかもしれません。
調べてみたところ、ホンダタクトくんは
予選中、終盤でのリリーフとして登場。
安定したピッチングで、一年生ながら
チームの甲子園出場に大きく貢献したようです。
その双肩に、先輩と三原監督の
「最後の夏」がかかっています。



ほぼにちわ。
石川県代表の遊学館高校のマークは、
同校の美術の先生がデザインしました。
それって私の旦那なんですけど‥‥。
「ユウガクだからYとG使って考えて」
って注文されたそうで、
ほぼ日に投稿するから、
なんかマークに込めた想いとかないの?
と聞いたところ
「んー読売ジャイアンツの
 真似にならんように気をつけた」って。
確かにかすっている気もします。
あとは密かにYの部分に
毛利元就の『3本の矢』の逸話にある、
「皆で力を合せれば成し遂げることができる!」
という想いを込めたそうで、
Yの3本の線はそれぞれ太さが違うそうです。
8月7日、テレビで
帽子のマークチェックしてみて下さい。
旦那は今晩、応援の生徒さんたちを引き連れ、
夜行バスで出発です。
がんばれ! 遊学ナイン、応援団。
そしてお疲れ! 旦那。
(石川県 みらぱね)
「それって私の旦那なんですけど」
の一文が最高です。
遊学館の帽子のマークには
毛利元就の『3本の矢』の精神が込められている!
どこの新聞にも載っていない
情報をありがとうございます。
さあ、その帽子が登場するのは、
今日の第2試合です。みんなでチェックしよう!



神奈川、桐光学園の在校生です。
学校のマークの「いったんもめん」ですが、
私のクラスでは「フライングT」と呼ばれていました。
校章は、桐の葉に桐光、というものです。
校歌はふたつあり、
ひとつは勝った時などに歌う『桐光われら』。
これは入学後まず教えられ、
式典などのときに歌うので、
基本的に生徒は全員歌えます。
もうひとつのほうは、
野球だと点が入ったときに歌うのですが、
誰も教えてくれないので
みんな応援をしながら覚えていきます。
最初は「ほにゃにゃ〜」と歌っていたのに、
だんだん歌えるようになってくるのがおもしろい!
七日の応援は行きます!
(いち)
校歌がふたつ? しかも誰も教えてくれない?
応援しながら覚えていくしかない?
なんですか、その、
ラーメン屋ののれん分けみたいな話は。
おまけに校章は「いったんもめん」だし。
え? 「フライングT」?
むかしは「いったんもめん」と呼ばれてた校章が
いまの生徒には「フライングT」と呼ばれている
というのは、なんか妙に時代を感じますね。



あっしは大分に住んで8年目。
友人が別府青山高校の出身者で、
今回の甲子園出場は誠に感慨深いと語っています。
実は、青山高校はもと女子高。
今から28年前に男女共学になりました。
その時に男子学生から
野球部を作りたいとの声があがり、
軟式から硬式へと
男子の夢は甲子園へと膨らみ始めた。
ところが不良ばかりのその連中に、教師側から
「丸坊主にしたら野球部を認めてやる」との条件が。
長髪流行りのその頃の不良たちが
くりくり坊主になったのを、
我が友人は複雑な思いで眺めていたそうな。
相手は東北高校。不足はない!
勝負はわからんきぃー、
バットをぴしゃっと振りゃあ、
勝ちきるか知れん!
(勝負はわからないから、
 バットをきちんと振れば
 勝つことができるかも知れない!)
(みか)
お国言葉での応援、
ありがとうございます。
不良生徒たちが坊主頭にして甲子園を目指す。
古くさい野球マンガのような展開で感動しました。
そして、別府青山も元は女子校だったのですね。
聖心ウルスラもそうでした。
と思ってたら、もう1校、
「元女子校」という情報が届きましたよ。



ほぼにちは。
いよいよ夏が始まりますね。
私は以前勤めていた会社が、
済美高校のすぐ裏だったので
女の子たちが学校の周囲を
マラソンしてる姿をよく見ました。
‥‥女の子ばっかり。
そう。済美高校はもとは女子校なんです。
はっきりしたことは覚えてないのですが
少なくとも共学になったのは
ここ10年の間のはず。
だって私が受験のときは女子枠しかなかったし。
がんばれ済美高校!
(Nia)
というわけで、済美も元女子校だそうです。
いや、だからどうということではないんですけどね。
どうでもいいことついでですが、
聖心ウルスラ、別府青山、済美の3校とも、
いわれてみればなんとなく
校名が女性っぽいような気がしますね。



丸亀城西OGです。
この前、地方ローカル番組で
「がんばれ!丸亀城西!」というのを見ました。
そのなかでの情報ですけど、
キャプテンの名前は、
「横田飛真(よこたひゅうま)」くん
という名前だそうです。
由来は、飛真君のお父さんが巨人ファンだからだとか。
でも当の本人は、阪神ファンだそうです。
でも、お父さんは相当うれしいんだろうなぁ…
(みん)
お父さんはうれしいだろうなあ。
だって、「ひゅうま」って名づけた息子が
甲子園に出ちゃうんだもん。



先日、大阪に学会のために行って来ました。
そのとき泊まったホテルに、なんと、
広島県代表の高陽東が泊まっていました!
幾度か見かけたのですが、
みんな坊主で日焼けしてて、礼儀正しいんです!
練習から帰ってきたら、一人ひとりが
「ただいま戻りました」って挨拶するんです!
それに、監督と思われる方が
クリップボードを真剣に見ている姿も見られたり。
きっと選手の名前とか
スケジュールとかがあるんでしょうね。
今まで高校野球に興味が無く、女子高出身なので
縁の欠片もありませんでしたが、
高校野球を生で感じられて
ちょっと嬉しくなってしまいました。
この偶然のお陰で高陽東、応援します!
がんばれ〜〜〜♪
(にょろり)
「宿舎で礼儀正しい高校」というのはいいですね。
どのようなきっかけであろうと、
応援する高校が決まるというのはいいものです。
やっぱり、好きな高校があれば、
観戦が何倍にもたのしくなりますから。



藤代高校情報が充実しているようなので、
地盤沈下ネタでもうひとつ。
昇降口(いわゆる玄関)の階段の一段目だけが
不自然なまでに高くなっていました。
今はどうなっているのでしょうか。
あと、監督の張替先生は
私の在学時は倫理の担当でしたが、
テストに出すぞ(「赤でチェックしておけ」)
という部分を
「ここ、出るの二乗」と言うので、
彼のモノマネをするときは
「出るの二乗」が基本でした。
(やや重要な部分は「出るマーク」です)
カップ麺工場の煙突の先端は
カップヌードルの容器の形で、
工場の稼働中は
そこから湯気(煙?)が出ています。
以上、卒業生からの
かなりどうでもいい情報でした。
(Cam)
出た! 妙に盛り上がっている藤代情報!
どんどん庶民的な情報が
集まってきているような気がしてなりません。
なんだか、一回くらい学校のまわりを
実際に観てみたくなりました。



藤代高校だけれども、今年の2月に藤代町は
隣の取手市に吸収合併され今は取手市。しょぼん。
(蓮)
元気を出したまえ!
藤代高校がいるじゃないか!
カップラーメン工場のそばにあり、
その工場の煙突の先端は
カップヌードルの容器の形になってるという
藤代高校がいるじゃないか!



今回初出場の静岡・静清工!
私は野球にまったく興味がありませんが、
いつまでたっても書き込みがなく淋しいので、
職場の方から得た情報を送らせて頂きます。
地元民として気になるのはまず静清工の名前です。
地元では「静清」=「静岡・清水」を
表すのが普通なのに、なぜ藤枝市? と思ったところ、
20〜30年前頃に静岡から移転したそうです。
野球部の皆さんはとても礼儀正しいそうで、
学校の父兄会の時も車の誘導などを
行ってくれていると聞きました。
かなり好感度アップ?
ただ気になるのは、
地元・藤枝駅が新しくなったそうですが
垂れ幕があまりに小さいのではないのかと
心配の声があがっております。
市長はじめ地元の皆さん、
ぜひ野球部を応援してあげてください!
(人から聞いただけのわりには結構情報通?)
地元ならではの細やかな情報、
どうもありがとうございます!
そして藤枝駅の関係者のみなさんに
こっそりお教えいたします。
「‥‥垂れ幕、小さいっていう声が出てますよ?」



初出場、静清工の情報です。
実は私は浜松の人間なので、
あまり詳しくないのですが、
静清工の情報がひとつもないのは寂しいな、と思って、
新聞の山を掘り起こしてきました。
キャプテンの具志飛馬くんは那覇市出身で、
中学時代はボーイズリーグの日本代表にも選ばれ、
沖縄水産など強豪校からの誘いもあったが、
静清工OBの叔父さんの影響で静清工に来たそうです。
甲子園出場を決めた時の記事に、
「出るからには勝ち進みたい。
 沖縄県代表とも戦いたい」
というコメントがあったので、今、組み合わせ
の表を持って来て見てみたら、なんと!
同じブロックに沖縄尚学が入ってました。
予定では大会11日目の第4試合で対決です。
まさに「勝ち進んで沖縄県代表と戦う」という
彼の夢を叶えるべく用意された
舞台の幕が上がるのは、
大会第4日目第4試合午後4時です。
4並びです。覚えやすいです。皆さん、ご注目を!
(静岡県・Kon)
突然充実してきた静清工情報。
つぎも清静工の情報です!



静岡県代表の静清工業(初)についての
情報が何もないようなので、一つ。
「静清」は「せいしん」でも
「しずせい」でも「しずきよ」でもなく、
「せいせい」と読みます。
「せいせいこうぎょうこうこう」です。
地元でも「静」と「清」を
どっちから書くのか混乱します。
どうか初出場「せいせいこうぎょう」を
応援してやって下さい。
(静岡・あずさ)
「静かで清い」と覚えてください。
それにしてもけっこうすごい名前ですね、
「せいせいこうぎょうこうこう」って。
「せい」が2回に「こう」が3回。



三重県代表について
菰野高校野球部は、冬休みになると全員、
郵便局でアルバイトをします。
もちろん遊ぶためではないです。
自分でお金を貯めて
全国の学校と練習試合をするためです。
そのバイトの間、昼休みになると郵便局の屋上で
キャッチボールをしているそうです。
「屋上でキャッチボールしてもいいですか」
と聞かれた郵便局の職員の方達は
ほほえましく思っていたそうです。
と、新聞に載っていました。
一昨年の夏の県大会のときに。
(地方欄ですけどね)
これまた地方欄ですが、その郵便局から、
甲子園出場に当たってボールを
たくさんプレゼントされたそうです。
(夏の温度計)
ああ、いい話だ。
いまでもその習わしは続いているのでしょうか。
みなさまからの「地方欄」情報、
まだまだお待ちしております。



私の地元は滋賀です。
ブルーのユニフォームの近江高の初戦は明日、
神奈川の桐光学園が相手です。
今年の滋賀の決勝戦は、近江高vs彦根東高校、
どちらも彦根市にある学校同士の決勝でした。
両校の距離は1kmも離れていませんが、
近江高は私立で県外出身の選手が多く、
片や県立の彦根東高校は県下でも有数の進学校で、
恐らく地元では圧倒的に
彦根東高を応援する声が高かったと思われます。
かくいう私も以前はそうでした。
だけど5、6年前のある日、
残業で遅くなった電車の窓から見た光景。
停車した彦根駅の向かいのホームに、
近江高野球部の子たちが、
まさにベンチに溶けるように
くたびれきって座っている姿。
時間は23時過ぎ。
日付が変わるような時間まで、
くたくたにくたびれきるまで
頑張っている高校生がいるんだ。
それは何のために? と思ったとき、
変な公立高校崇拝主義は消えました。
どこでどんな形で甲子園を目指そうとも、
より苦しい思いをした方が
報われたっていいんじゃないか。
公立だから、進学校だからなんていうのは、
見ている側の勝手な思い入れなだけで、
私立だからって、
野球留学してる子達が集まっているからって、
それだけで甲子園なんて行けやしない。
持って生まれた才能だけで行けるほど、
甲子園は近くない。
甲子園は頑張った人にしか、
その土を踏むことを許してくれやしないんだ。
そう思い至った時から、
すべての出場校を祝福するようになりました。
この夏、最後の試合を勝って
終われる学校はたったひとつ。
ただ、それ以外のすべての学校も、
どうぞ自分たちらしさを
出し切って終われますように。
(mari)
ぼくは個人的に、
「公立校だから」とか「私立だから」という
見方で応援したりしません。
このメールに書かれた
「すべての出場校を祝福するようになりました」
という姿勢は、いいなあと思いました。



この選手に注目!

高校球児たちの夏が始まりましたね。。
今朝の開会式を観ていてどーーしても気になる選手を
見つけてしまったので思い切ってメールいたします。
開会式でわたしの目を釘付けにした選手とは、
熊本工のキャプテンの片山選手です。
彼が旗を持って歩いている姿を見たとき、
「誰やねん弟つれてきた奴は」と本気で疑いました。
新聞に載っていたデータを見ると
身長155センチだそうで。
なんとわたしより(1センチだけ)小さい高校球児!
しかも主将!
タイガースの赤星選手や
マリーンズの小坂選手よりも小さいのか!
この身長で名門校(36回目出場)の
野球部に入部して、
3年間やり遂げて、主将として甲子園に‥‥。
おおおこれ書いてるだけで目頭熱いです。
今年は地元の大阪桐蔭の応援はちょっと置いといて
熊本工の片山選手を応援すると決めました!
(譲)

調べてみると、たしかに155センチ。
ちなみ阪神の赤星選手は
小さいように見えても170センチ。
マリーンズの小坂選手も168センチあります。
これはたしかに応援したくなりますね、
熊本工のキャプテン。



青森山田の5番、しらとり君がとても、
すごく、かわいいですー‥‥。
なんというか、ころころしてて、ぶんぶんしてて。
智辯和歌山を応援していたはずなのに、
思わずかわゆいと口ばしって
彼氏(智辯OB)に怒られました。
あ! また1点、あー、、、両方がんばれえええ。
どうなるんだああ。
(匿名 )
読みながら笑っちゃいました。
こういうミーハーな
メッセージもお待ちしております。
しらとりくんは「白取」と書くようです。



私の甲子園

どんな高校にもいろいろな物品が納入されてますよね。
私の実家もそんな業者です。
その納入させてもらっている中に
県の代表を交互に務めているような
高校が2校あるのです。
で、どちらの高校も甲子園出場が決まると
寄付のお願いが来るのです。
それは父の楽しみでした。
「まったくそんな儲かってもいないのに困るよー」
とか言いながらそれはそれは嬉しそうに
すぐに寄付を持っていったものです。
それからは甲子園漬けの毎日です。
壮行会とか甲子園へ行くとか考えてもいないようで、
もっぱら配達中の車のラジオで応援してました。
母は小さな会社のおかみさんらしく
「はあ、もったいないわねえ。
 お父さんたら一か月分の売り上げ
 持って行くんだもん」などと文句を言ってました。
その父は4年前に亡くなりました。
春の甲子園の寸前でした。
それから会社は規模を縮小して母が経営しています。
なんと母は高校への寄付、
そして応援までも父から引き継いでいます。
今年も取引先の一校が出場校です。
母は地区大会の状況も逐一知っていて
私に報告してきました。
そして「まったく赤字だわー」と言いながら
すぐ寄付を持っていき、
仏壇の父に報告したそうです。
ルールもよく分からないくせに
甲子園での対戦をそれは楽しみにしています。
こんな母になるとは兄弟皆不思議がっています。
こんな応援者の事を球児は何も知らないでしょうが
できれば、今年こそ甲子園で何勝もして
母を楽しませてほしいなと
離れて住む娘は思うのです。
(おでん)
素敵なお話をどうもありがとうございます。
胸にしみました。



みなさんからの投稿を
お待ちしております!
投稿はこちらからどうぞ!

甲子園球場へいらっしゃるなら。
byぬばたまの

古くから続くコーナー
「今日のダンナ」の常連投稿者として
一般の読者にもファンの多い「ぬばたまの」さん。
なんでも、甲子園球場のすぐそばに
住んでいらっしゃるということで、
甲子園球場周辺のレポートをお願いしちゃいました。

第9回「甲子園球場の座席位置について」

永田様、みなさま、こんにちは。
始まりました。高知、間に合いました。
入場行進ではひときわ大きな拍手が沸き起こりました。

そういえば、
甲子園球場の入場料及び座席配置について
まだお知らせしていませんでしたね。
こちら↓のページをご覧ください。

銀傘の下で観戦するのであれば
中央特別自由席のうち、
ややグラウンドから遠い席を。
もしくは一塁特別自由席・三塁特別自由席のうち、
中央特別自由席に近く、
ややグラウンドから遠い席を。

バックネット裏で観戦するのであれば
中央特別自由席のうちグラウンドに近い席を。

外野席はこれまで通り無料です。出入り自由です。
ホームベースからは遠くなりますが
球場全体を見渡せるという点ではとてもよい席。
両方のアルプススタンドの様子もよく見えます。

そしてアルプス席。
応援バスや応援列車で駆けつける各校応援団の皆様が
揃いの帽子やメガホンを手に声援を送る場所です。
もちろん、一般の方も入場できます。
多分、一番アツい場所です。
屋根がないから暑いのは当然なのですが
この席の空気は特別です。
空気が熱をもっているようです。
スタンドの一番上では大きな旗を持った応援団の生徒が
試合の間ずっと仁王立ちで踏ん張っています。
応援団の生徒の指示が耳の横をすっ飛んでいきます。
守備のとき、ストライク一球に拍手が沸きます。
攻撃のとき、点が入るとスタンドが沸き立ちます。

高校野球期間中、
甲子園球場の座席は全席自由席となります。
入場無料出入り自由の外野席では特に
試合によっては通路までぎっしりと観客で埋まります。
できましたら、座席に置いた荷物を膝に置く等して
ひとりでも多くの方が席に座れるよう
配慮していただければうれしく思います。
みなさまが気持ちよく観戦できますように。

甲子園近辺でおみやげにぴったりの
お菓子をみつけましたよ。
食べた後で報告いたしますね。それではまた。
(ぬばたまの)
Illustration:澤田 圭
2005-08-07-SUN
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