思えば、お国自慢の祭典じゃないか! おらが夏の甲子園。
 

大会2日目レポート!
各校の情報もまだまだ届いてます!


♪くーもーはーわーきー、ほにゃららほにゃにゃ〜。
────キンッ!
『ヒッティング! 広くなっていた一二塁間を抜いた!
 一塁ランナー、二塁を蹴って三塁へ向かう。
 ライトから三塁へ、
 とぉんでもない球が返ってきたーー、タッチアウト!』

こんにちは、永田です。
みなさんのおかげで、
今年の甲子園、ほんとうにおもしろい!
さっそく昨日の試合のレポートから
行ってみましょう!

東北(宮城県)7−2別府青山(大分県)

別府青山、初戦敗退。
ユニフォームかっこ良かったですね。
「青山」の文字、誰が書いたんだろ。
気がついてテレビをつけたら
「東北高校、勝利!」の瞬間。
ろくに試合を見ていないのに、
号泣する青山ナインにナミダしました。
がんばった。
(かよ)
初出場、別府青山、名門校の前に散りました。
8回の集中打、見事でした。
終わってみれば7−2でしたが、
毎回のようにランナーを出し、
「最後までわからない」雰囲気でした。
おつかれさまでした。
たしかにあのユニフォームは
高校野球っぽくてぼくも好きです。



本日の第一試合についてメールします。
私は東北高校の地元、仙台市の高校生なんですが、
別府青山高校を応援していました。
新聞の名鑑で、別府青山高のキャプテンだけが
歯を見せて笑っていました。
それがすごく爽やかで、応援したくなったんです。
試合中、誰かがエラーをしても
笑顔で励ましている感じで、
グッとくるものがありました。
結局試合には負けてしまって、
選手は泣いていましたが、
その姿がまた一生懸命な感じで、
もらい泣きしそうでした。
私と同年代の人が
あんなにまっすぐに生きているのが、羨ましいです。
(38番)
ほんとうにいまの球児たちはよく笑います。
その選手名鑑の写真がどういうものか知りませんが、
いい笑顔なんでしょうね。
同年代の人をすなおに
「うらやましい」と言えることも
また、うらやましいことであるように思います。
ありがとうございました。



やりました! 東北が勝ちました!
興奮冷めやらぬテレビの前でメールしております!
東北ナイン、
まずはお疲れ様でした!
えー、ここで超個人的なイチオシ選手の紹介を。
まずは3年生の加藤政義君(主将)、加藤信吾君。
ダブル加藤、打線の要です。
とにかく打つ、打つ、打つ!
ファールにもフライにもへこたれない
積極的な振りは男らしいの一言。
守備の注目株は2年ライトの成田恭佑君。
取って良し、走って良し、打って良しの有望選手。
3年の竹原裕貴君は捕手らしいムードメーカー的存在。
2年生エースの投手、高山一輝君の不安材料である
スロースタートを巧くカバーしてあげてます。
それから松山真也君と高橋祥磨君の3年生コンビ。
この二人はそれぞれ大事なところで送る、走る!
派手さはないけれどもいぶし銀。
と、しゃべりすぎてしまいましたので
続きは2回戦の後に!
追伸:
8回裏で足をいためた別府青山の下郡君、
御大事になさってください。
(あきらわん)
初戦を終えて、応援する側も
ホッとしている様子が感じられます。
宮城県の人たちから届くメールには
「今年こそ!」の思いが
強く込められているように思います。
悲願に向けて、まずは好スタート。



遊学館(石川県)8−6秋田商(秋田県)

夏休みで、地元に帰り、
父と二人で、秋田商ー遊学館の試合を見ていました。
秋田商は、守りのミスが続き、
遊学館に大きく点差を引き離されて迎えた、9回。
やっと打線に元気が出てきて、
あと2点入れたら、同点だ!ってとこで、
父が一言「もう無理だよ」と冷たい一言。
確かにツーアウトだけど試合は終わってないんだから、
まだ分からないじゃん!
なんで大人って、もう無理だ!
とか決めつけるんですかね?
私もいい大人だけれど、
最後まで、信じて応援することができないのか!
と思ってしまいます。
結局、秋田商は父の言う通り、
2点を入れることはできなかったけれど、
最後に精一杯がんばったと思います。
(初の東北勢優勝を!熱闘父VS娘)
テレビ前のやり取りが目に浮かぶようです。
熱く応援している横で
無責任なことを言われると
カチンとくるんですよねー。
でもね、思うんですけど、
応援するがあまり、
勝ってほしいと願うがあまり、
先に「無理だ」のほうを
口に出しちゃうことって、あると思うんですよ。
応援するあまり、
テレビのスイッチを切っちゃうとかね。
それにしても秋田商、終盤の粘りはすごかった。
投手佐藤くんのアクシデントがなければ‥‥、
なんて思っちゃいけませんよね。
『熱闘甲子園』で知ったのですが、
秋田商は、正捕手をケガで欠き、
キャプテンも地区大会決勝でケガ、
そして甲子園ではエースがケガ‥‥。
運のせいにしてもなんにもなりませんが、
あえて言います。
秋田商、不運だったのだと思います。



石川県代表、遊学館高校も元は女子校です。
名前が変わると共に共学になったのが
平成8年だから、
わたしなんかは女子校という印象しかありません。
元の名前は金城高校。
明治38年からの由緒正しい女子校です。
共学になるまで野球場すらなかったんですから、
それまで常連だった星稜、
金沢を押さえて甲子園に出るようになったのは、
こりゃたいしたもんだと思いますよ。
(マリクロ)
逃げ切った遊学館の意外な情報でした。
9安打で8得点という
効率のいい攻めをした遊学館。
美術の先生がデザインしたという
YGマークも目立ってました。
さ、つぎの試合は、「ほぼ日」的にいうと
「いったんもめん」対「水色ユニフォーム」。
勝ち残ったのは、どっち?



桐光学園(神奈川)9−8近江(滋賀県)

いま、テレビで観戦してました。
おめでとう!桐光学園、初戦突破!
神奈川県民としては嬉しい限りです。
桐光学園情報ですが、サッカーも強いですよね。
中村俊輔くんの母校ですね。
(ほっしー)
おお、中村俊輔選手も
「いったんもめん」出身だったのですね。
それにしても、この試合、すごい展開でした。
初回、近江がツーアウトランナーなしから
5点を入れてリードするも、
5回に桐光学園がヒット7本を集中させて逆転。
ほんとに最後までどっちが勝つか
わからないという見応えある一戦でした。
実際にアルプススタンドで応援した人からも
メールが届いています。



行ってきましたよ! 勝ちましたよ!
1回表に5点取られたときには
どうなるかと思いましたよ!
それから1点ずつ返して、
ついに5回に逆転したときには、
もう本気で叫んでしまいました!
桐光学園、地区大会から逆転の連続です。
アルプススタンドに上がって、
こっちも青、向こうも青。
噂の水色のユニフォーム。
近江の、2塁と3塁の間を守っていた子の
素晴らしかったこと。
負けているときも勝っているときも、
何曲も、大きい声で、
甲子園が揺れるような声援を
送り続けた近江の応援団のみなさん。
桐光も、次の試合であんな応援ができるといいな、
という応援でしたよ。
桐光学園について、もうひとつ。
「元女子校」という出場校のお話がありましたが、
桐光学園は「元男子校」でした。
今でも、年上の方に
「桐光って男子校じゃなかった?」と
聞かれることがあります。
(神奈川県応援・まゆ)
熱気の伝わるメールをありがとうございます。
「2塁と3塁の間を守っていた子」
という表現がなんともほほえましいです。
そこは、ショート(遊撃手)というポジションです。
野球知識に関係なく、のめり込めるのが
甲子園のいいところですね!



聖光学院(福島県)11ー0佐賀商(佐賀県)

せめて1点でも返そうというのを
見守っていたら
そうめんがふきこぼれました。
(k)
これだけ書かれたメールが届き、
いったいなんのことかと思いましたが、
おそらく佐賀商の応援メールですね。
見事な夏の風景の描写です。



いやいやいや‥‥。
♪くーもーはーわーきー、ほにゃららほにゃにゃ〜。
の作曲者は福島県出身。
ってことしか甲子園ネタは無いと思っていましたが、
福島代表校がこんな試合をするとは‥‥!
朝方のテレビ番組で甲子園で
ノーヒットノーランを成し遂げた選手の
名前があがっていましたが
そんな歴史の一ページに、
名前を残す‥‥一歩手前で!!
去年は二回戦敗退でしたが、この勢いで勝ち進め!
聖光学院の二回戦はどことあたるのかしらん?
(福島市・ぞー)
はっきり申しましょう!
福島県のみなさんからのメール、
大会前はたいへんテンションが低かったのです。
遠慮がちだったのです。控え目だったのです。
ところがどうですか!
9回1アウトまでノーヒットノーランですよ。
舟田投手、すごいじゃないですか。
高校生とはいえ、やはりアスリートですから、
体の調子には波があると思います。
そんななか、舟田くんは、
いま絶好調にあるといっていいでしょう。
2回戦は、神奈川県代表、桐光学園。
神奈川の激戦を勝ち抜いた
「いったんもめん」との対決です。
「水色ユニフォーム」を倒した
「いったんもめん」が
「もうちょっとで大記録」と対戦!
いまからたのしみな組み合わせです。



夜中に「おらが夏の甲子園」なんてコーナーが
あったことに今更気付いて読んでみると、
佐賀の話題が
「監督が同級生」「へーーー」
しかないじゃないですか。
地元ながら困ったものです。
でも特に話題もありません。
常連校だしもう負けちゃったし。
何か話題を‥‥そうそう、もう結構前ですが、
佐賀商業がまさかの夏の甲子園優勝を
果たした時はインパクトがありました。
佐賀県民ですが、
「佐賀がこんなに目立ってしまっていいのだろうか」
と戸惑ったのを覚えています。
まぁ一言で表すと「佐賀ラヴ」なんですけど、
特にお知らせできる情報も無く、参っています。
愛しているのになぁ〜。
その辺りが佐賀ライク。
ほぼ日でもさっぱり目立てない佐賀が好き。
(ひよ)
わはははは。なんて力の抜けたメールでしょうか。
ちなみにぼくも生まれは佐賀なんです。
住んだことはないのですが、
親戚はほとんど佐賀です。
だから、このテンション、わかるんですよねー。
叔父さんたち、
「佐賀は、勝てんもんねー」とか言って、
負けたあとはふつうに九州勢を
応援してたりするんだよな。
さて、一方で「大記録、惜しかった!」
と言っておいて、なんですけど、
佐賀商の中山選手、ナイスバッティングでした。
すごいなあと思うのは三塁線を抜いているところです。
ミートを心がけるというわけではなく、
あの局面で思いっきり振り抜いてるのがすごい。
セカンドベース上でのガッツポーズは
「なめるな」という意地を感じました。


その他の高校情報


ど〜でも良い事かもしれませんが、
代表校が決まると出発前に
「県知事の激励を受けるため主将が県庁へ赴く」のは
どの地域でもお決まりの行事ですよね(たぶん)。
ちょうどその時期に県知事さんが入院していた島根。
「江の川」は副知事の激励を受けていました。
副知事さんでじゅうぶんだと思いつつ
「県知事の激励を受けそびれた江の川を
 今年はいつも以上に応援しなければ!」と
なんとなく思ってしまいます。
(島根県・梅)
斬新な視線で大笑いしました。
「県知事の激励を受けそびれたから
 応援しなければ!」
江の川高校のファーストインプレッションが
はからずも決定してしまいました。
島根県代表、江の川高校。それは、
「県知事の激励を受けそびれた高校」!



岩手代表の花巻東の
どうでもいいような情報を一つ。
花巻北、花巻南を直線でつなぐと
(北東から南西に伸びる線になります)
ちょうどその線の真ん中に花巻東があります。
それと、選手について。
主将の名前がスゴいんです。
なんと、夏井「大吉」くん。
甲子園では何かやってくれそうな気がします。
そんな花巻東は8月12日、
鹿児島の樟南との対戦です!
そういえば樟南とは
3年前に一関学院が1回戦で当たったので
抽選会のときは「また樟南!?」
と思ってしまいました。
(小笠原)
これまたなんとも不思議情報。
花巻東は、花巻北と花巻南を結ぶ直線の
ちょうど真ん中にある!
なにやら世界の真理をつくような
大仰な発見のようですが、
ようするにただの地理的情報です。
そして主将の大吉くん。
大吉っていう名前も縁起がいいけど、
名字が「夏井」っていうところもいいなあ。



富山県の高岡商業高校についてです。
実家がその高校から1分と離れていません。
吹奏楽でも強豪校です。応援も要注意かと思います。
中学の同級生には、吹奏楽やりたさに
音楽大学に行った人もいるとききます。
あと、チャイムがいわゆる「鐘の音」ではなく、
メロディーが流れるのも変わったところです。
富山県代表、がんばれという気持ちでお送りしました。
失礼いたしました。
(めぐみ)
どんどん、どうでもいい情報が集まってきて、
たいへん愉快です。
スポーツ新聞には載らない情報かと思います。
「応援も要注意」って言われてもなー。



山口県大会での宇部商業の試合ぶりは、
宇部商業らしい見応えのあるものでした。
準々決勝戦では僕の地元高校でもあり、
一昨年夏の甲子園大会ベスト8、
昨年夏と合わせ2大会連続出場、
そして今夏3年連続出場を狙う
岩国高校と対戦。
宇部商業は押し出しの1点、
岩国は内野ゴロの間に1点と
緊張感溢れる投手戦が続き、そのまま延長戦に突入。
宇部商業は15回表になんとか決勝点をもぎとり、
見事接戦をものにしました。
宇部商業のサウスポーエースの好永君は
15回を一人で投げ抜き
岩国につけいる隙を与えませんでした。
それはそれは高校生らしからぬ老獪さで
相手校を翻弄する素晴らしいピッチングでした。
宇部商業は、初戦
「おらが夏の甲子園」でも話題となった
新潟明訓高と大会4日目第3試合で対戦します。
みなさん、ぜひ宇部商業のエース、
好永君のピッチングにも注目してみてください。
がんばれ!! 宇部商業!
(大ちゃん)
おお、正統派の投稿!
やっぱりこういうのもないとね。
好永投手は予選5試合を投げ抜き、
失点5という安定ぶり。
「ミラクル宇部商」の左腕エースに注目しましょう。



三重県代表菰野(こもの)高校
選手もがんばっているけど、
監督さんもがんばっている。
最初のころは、草ぼうぼうのグランドで、
ノックをすれば部員が辞めていき、
長髪でもいいからと勧誘してやっと入った部員が、
やっぱり坊主にしなきゃいけなくなると辞めていき、
厳しい練習についてこれない部員から
ボイコットを食らい。
でも、あきらめなかった監督は本当にエライ。
同業者として尊敬します。
明日は甲子園での初戦。
現地に応援にはいけないけど、
朝からテレビにかじりついて応援です!
がんばれ、戸田監督と菰野ナイン!!
(ジャスパー)
「同業者として尊敬」ということは、
指導者の方からの投稿でしょうか。
それにしても、届くメールを読んでいて思うことは、
高校野球というのはほんとうに
指導者の役割が重要なのだなあということ。
ことに、初出場を果たす高校というのは、
必ず、「チームを全国レベルに育てた」
名監督が存在するようです。
つぎも、監督にまつわる情報です。



ようやく高陽東高校(広島)情報が出て、
広島県在住の私としては
うれしくなってしまいました。
「クリップボードを真剣にみていた
 監督(と思われる方)」は
地元地方紙情報によると
監督就任3ヶ月、35歳だそうです。
就任後も、公式戦でも練習試合でも
なかなか勝てなかったんだって!
そこで、選手と交換ノートで
反省点や技術面の不安などをぶつけ合い
チームの不安を取り除いていったんだそうです。
「選手を助け、選手に助けてもらいながら挑みたい」
というコメントも、ういういしい。
(もも)
35歳!
個人的な話で恐縮ですが、年下かよ!
高校野球選手が年下になると、
自分がオトナになったことを痛感するといいますが、
選手どころか監督が年下になるとは‥‥。
あ、いかんいかん、
そんな愚痴を言う場所じゃなかった。
もういっちょ、高陽東の情報。



我が家の向かいの家の娘さんが、
吹奏楽部で甲子園に応援にいくそうです。
といっても、その娘さんは高陽東ではありません。
何でも、高陽東高校だけでは寂しいので、
近隣の高校の吹奏楽部も一緒に
応援に行くんだそうです。
いい経験ができるね。
しっかり応援して来て〜。
(あきみ)
このコーナーをはじめてわかりましたが、
甲子園というのは、野球部だけではなく、
吹奏楽部にとっても一大イベントなんですね。
さて、続いては、恒例の藤代情報です。
「おらが夏の甲子園」における
アイドル的存在、藤代高校。
本日、第4試合に登場です!



藤代高校ネタ、なんだか盛り上がっていますね。
私は藤高出身ではないのですが、兄が卒業生です。
当時、文化祭のときに一人芝居をやってみたり、
制服の裏側に工具類をぶら下げて
生徒会選挙に出たりしていました。
その兄が在学中にもすでに
地盤沈下していたような憶えがあります。
そのころまだ創立10年目とかだったのに、
ホントにこの学校ダイジョブか?
などと危ぶんでいるうちに、
みるみる偏差値が上がりだし進学校へと変身。
私が中3の時には、
手の届かない学校になってました。ぐっすん。
そうかと思ったら、数年前から
いきなり野球部が強くなってびっくり。
龍ヶ崎一高から来た持丸監督のおかげでした。
その監督が常総に行っちゃって
どうなることかと気をもんでいたら、
その常総をねじ伏せての甲子園出場です。
あとはくじ運さえよければと思っていたら、
なんだかとんでもない
ブロックを引き当ててくれました。
本っ当に頑張ってほしいです。
3月に合併した取手市民の私ですが、
心から応援しています。
あ、そうそう、藤高の近くにある
「サルデーレ」っていうハンバーグ屋さん、
すっごくおいしいですよ。
(生まれてこのかた取手市民‥‥)
ええと、まず、言っておきましょう。
ユニークなお兄さんをお持ちですね?
それはさておき、やはり地盤は沈下していた!
しかも、創立10年目ですでに沈んでいた!
しかし、沈む地盤と反比例するように、
偏差値と野球部の実力は急上昇!
たいへん失礼ながら、
進学校だとは思いませんでした。
だって「オレはパチンコ大学へ行く!」ですからね。



藤代高校の話題が
野球と関係なく盛り上がっていますが、
すこうしだけ野球の話題を。
茨城県の強豪といえば常総学院。
2003年の夏の大会で
名将・木内監督のもと優勝した事を
ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
この年、木内監督は大会終了後の勇退を宣言しており、
有終の美を飾ったといわれたものですが、
「自分の後を継ぐのは彼しかいない」と
後継として指名したのが、
当時藤代高校の監督。
この監督は藤代高校を含め
いくつかの県立高校を率いて
常総学院に立ち向かい、
甲子園に出場させてきたこれまた名将。
そして藤代高校はこの監督のもとで
研鑽を積んだ部長先生
(どうやら倫理の先生みたいですね)
が監督となったのです。
今年の県予選の準々決勝での対戦は、
藤代高校の3年生にとって
1年生のときの監督との対決。
現藤代高校監督にとっては師匠との対決。
見事逆転で「恩返し」を果たした藤代高校は、
遂に前監督時代には成し遂げられなかった
夏の甲子園出場を成し遂げたのです。
こうなったら、
一日でも長く甲子園での日々を味わう事が
前監督への更なる恩返し。
頑張れ! 藤代高校!
(目白亭酔狂)
くわしい情報をまとめていただき
ありがとうございます!
そんな藤代は本日第4試合に登場です。
相手は、強豪、福岡の柳川。
なかなか手強い相手ですが、
一発勝負の高校野球では
なにが起こるかわかりません。
なにせ、甲子園には、
こういうやつが棲んでいるらしいですから‥‥。




甲子園、地元の日大三高応援したいんですけど、
どうしても気になっている学校が。
長崎代表清峰高校。
友人に「青峰」という人がいるんです。
それだけなのに、
(字も違うのに)応援したくなります。
がんばれ、清峰高校。
ちなみに友人は野球部でなくオケ部です。
(やき)
もう、なにがなんだかよくわからんが、
どんな理由であろうといいじゃないか



愛工大名電の柴田君(キャプテン)!
窪塚洋介似でかなりイケてます。
(momoichi)
はいはい、こういう情報も、
応援するにあたり、意外に重要ですよね。
甲子園はオリンピックと違って
美人情報がないのがちと残念だなあ。



国士舘の俊足ツインズの兄・高橋厚史君は
『タイガー&ドラゴン』のチビTに似てる。
(タカイ)
うはははははは、わかる! これ!
しかし、双子なのになぜ兄だけ?



私の甲子園

遅れてしまいましたが、開会式に関する話題です。
甲子園の開会式の司会の高校生って
どうやって決まるかご存知ですか?
実は放送部の大会の「アナウンス部門・朗読部門」の
上位から選出されるんです。ちなみに
男子1名女子1名×2(開会式と閉会式)なんですが、
夏の甲子園の場合は
NHKコンテスト兵庫県大会の上位から、
春の甲子園だと
NHKコンテスト全国大会の上位からなんです。
NHKコンテスト
(正式にはNHK杯全国高校放送コンテスト)とは
放送部にとっての甲子園みたいなもので、
みんな1年間これを目指してがんばっています。
よく「放送部って大会あるの?」
って聞かれますが、あるんです。
他にもラジオ・テレビのドキュメント・ドラマなどの
番組制作の部門もあるんですよ。
僕は兵庫県在住の放送部の高校生だったので、
この甲子園の司会も目指してがんばっていたものです。
ちなみに放送部は男子の割合が非常に少ないので
男子は比較的簡単に甲子園を目指せるのです。
今回甲子園開会式の司会をやった
男の子は知り合いなのですが、
「野球部も甲子園行けたらW出場だね」
と言っていたんですが、
残念ながら神戸国際大学付属は
兵庫県大会決勝で涙を飲んでしまいました‥‥。
よかったら高校放送部の大会にも
興味をもってくださいね。
(しんご)
へえええ、と思わず声に出してしまいました。
開会式で、最後のアナウンスを終えたあとの
司会のふたりのホッとした笑顔が印象的でした。
いわばあのふたりはチャンピオンだったのですね。
甲子園を目指すのは、野球部だけじゃない。
情報、どうもありがとうございました。
もうひとつ、甲子園にまつわる
専門分野の情報です。



ほぼにちは。
私がとある病院で看護師として勤めていた頃、
「甲子園の救護班」という臨時の仕事がありました。
関係者として神聖な甲子園に
参加できることがとてもうれしくて
何度か務めさせてもらいました。
救護班の配置場所は
甲子園のそばにある救護所と内野席の下、
つまり球児がグラウンドを出入りする
出入り口のそばにある関係者席。
それと外野席、甲子園の得点板の裏側の救護室でした。
一試合ごとに担当を交替し合って
それぞれの場所に異動しながら
丸一日、甲子園を楽しみました。
(夜勤の次の日はぼんやりと、
 寝てしまうこともあった〜)
しかし、内野席の下に待機する時は
球児に何かあったときにグラウンドに
駆け付けないといけないので
内野席下担当の時は
「球児に何事も起こらないように‥‥」
と祈りながら見ていました。
医師と一緒なので、ま、看護師としては
そんなに活躍の場はないのですけども。
(テレビに映るチャンスでもあったのですが、
 そういう気分になりませんでした)
だいたい夏の大会の時は熱中症で気分が悪くなって
運び込まれる人が多かったですが、
私が勤務していたときにとても印象的だったのは、
お酒を飲み過ぎて、外野席の階段を踏み外して、
頭から血をいっぱい出して
運ばれて来たおじさんでした。
たしか、夕立の雨が降っていて
階段が滑りやすくなっていました。
甲子園の階段は想像以上に急だなぁと思います。
そういう階段が甲子園のよさでもあるのですけども。
甲子園の改造を少しずつ行なっているので、
そういう階段も減ってくるんやろうと思います。
皆さんお気をつけ下さいね〜。
(おたんこぶなーす)

後半の出血したオッサンの話が強烈すぎて
あやうく基本的な情報を忘れそうになりましたが、
「甲子園の救護班」経験者の方からの
貴重な情報でした。ありがとうございます。
救護班といえば、思い出すのは、
『ドカベン』31巻、2年夏の決勝、土佐丸戦で、
里中が甲子園で待機している
お医者さんに向かって言う
「おれのかけた青春を、
 あなたはジャマする資格はない!」
という名ゼリフ‥‥
あれ? これ、まえにも書いたような気が‥‥。



熱く盛り上がっているコーナーに
こんな話を投稿するのは
気が引けて今まで出さなかったのですが、
「テレビで高校野球をつけておき、
 『ドカベン』を読む」
というのはなかなかいいですよ。
夏休みの1日、朝からテレビつけっぱなしで、
ときどき総合テレビと教育テレビの
切り替えでチャンネル替えて、
だいたい見るともなく見ているというか、
聞いていて試合が盛り上がってきたら
マンガを中断したりして、
という感じで過ごすんです。
地元の高校の試合はもちろんちゃんと応援します。
(ミキティ)
最高! それ、最高!
ていうか、だらけすぎだぞ。
あと、『ドカベン』だけじゃなく
『大甲子園』も読むように。
最後はいつものように
ぬばたまのさんの甲子園情報です。



みなさんからの投稿を
お待ちしております!
投稿はこちらからどうぞ!

甲子園球場へいらっしゃるなら。
byぬばたまの

古くから続くコーナー
「今日のダンナ」の常連投稿者として
一般の読者にもファンの多い「ぬばたまの」さん。
なんでも、甲子園球場のすぐそばに
住んでいらっしゃるということで、
甲子園球場周辺のレポートをお願いしちゃいました。

第10回「大会2日目の様子とお菓子の話」

永田様、みなさま、こんにちは。
連日熱戦が続いていますね。

大会初日の第3試合で見事な試合をみせてくれた
東東京代表の国士舘高校。
その宿舎となっている水明荘の横を通ったら
国士舘高校のバスがとまっていました。
ナンバーを見ると「1101」なんです。
もしかして国士舘高校には
ほぼ日の関係者がいらっしゃるのでしょうか。

大会2日目。
第一試合の終盤に甲子園筋を通ったら
3塁側アルプススタンドへの入り口付近で
第二試合出場校の応援の方々が集合していました。
揃いの帽子をかぶったこどもたちが
20人ばかり、列を成してその集団に向かって
走っていきました。
リトルリーグのこどもたちでしょうか。
そういえば、大会1日目にも
リトルリーグ出身の先輩に向け
後輩のちびっこたちがアルプススタンドで
そろいのうちわを手に声援をおくっていましたっけ。

試合終了から次の試合開始までは約30分間。
長いように見えますが、大変です。
校歌をきいたあとで前の学校が
ゴミ拾いを含めて撤収作業を行い
次の試合の学校はそのあとで入場し
準備を整えます。
ブラバンの位置を確認したり
チアリーダーの位置を確認したり
選手の名前や応援パターンなどを記した
紙や板を点検したり
とにかく大忙しなのです。
応援団にとっても大きな舞台。
納得の行く応援ができますように。

そうそう。先日少しお話ししましたが、
甲子園球場の近くで
お土産にぴったりのお菓子を見つけましたよ。
甲子園球場の北側にある
「ノボテル甲子園」というホテルの
一階レストラン「ポモドーロ」で販売されている
「こうきゅうマドレーヌ」というお菓子です。
直径8センチメートル、高さ15センチメートルの
透明な円筒形の入れ物の中に
半球状のマドレーヌが4個入っています。
マドレーヌの表面には
野球のボールの縫い目を模した
こんがりとした焼き目がついています。
マドレーヌの下には緑色の緩衝材があります。
甲子園球場の芝の上にボールを置いて
そぉっと持って帰ってきたような感じの
見てかわいらしく食べておいしいお菓子です。
普段はレモンが香るプレーンなタイプのみですが
8月末までは期間限定で
はちみつとメープルシュガーの風味が楽しめる
「はちみつ」と、
カカオ風味が楽しめる
「チョコレート」も販売されています。

ちなみに我が家で3種類を食べ比べてみたところ、
はちみつもメープルシロップも大好きなダンナは
「はちみつ」が好み。
はちみつそのものは好まない次男も
「はちみつ」が好み。
ちょっと背伸びしたい年頃の中学生の長男は
「チョコレート」が好み。
私はレモンがふんわり香る
プレーンタイプが好みでした。

4個入りで各500円。
8個入りや12個入りの箱もあるのですが、
パッケージのかわいらしさから、個人的には
4個入りの円筒をおすすめしたいです。

日本でも有数の洋菓子激戦区、西宮。
ベルンの「甲子園サブレ」や「甲子マロン」、
カーベカイザーの「とんぼ一筋」、
どれも甲子園土産として紹介したいものです。
いずれもすでにそれぞれの店の
定番となっているおいしいお菓子。
どの飲み物とも合うと思いますが、
個人的には、こんな感じでしょうか。
甲子園サブレは紅茶に。
甲子マロンは日本茶にもあいそう。
ブランデーとあわせてもよさそうです。
とんぼ一筋は深炒りのコーヒーと。

本日はレポートというよりも
のんびり休日モードのおしゃべりという状態。
宿題になかなか手をつけようとしない
息子達を横目で眺めつつ
PCに指を走らせております。

暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きます。
みなさまおからだ大切に。ではまた。
(ぬばたまの)
Illustration:澤田 圭
2005-08-08-MON
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