思えば、お国自慢の祭典じゃないか! おらが夏の甲子園。
 

注目校、続々登場!
全国からものすごい数のメール!


♪くーもーはーわーきー、ほにゃららほにゃにゃ〜。
『──雨は完全に止んでいるようです。
 上空、青空が広がってきました』

こんにちは、永田です。
本日、ぼくは甲子園に行っている予定です。


(その模様は↑をクリック!)

この原稿が更新されるころは、
すでにあのツタを目にしているはずです。
その様子は上のボタンをクリックすると、
ご覧になれるはずです。トラブルがないかぎり。
さ! それはそれとして!
昨日の試合を振り返りましょう。
いや、もう、すごい数のメールが届きましたよ。
紹介できなかった人、すいません。
まずは例によってどうでもいい情報から。
え? 緊張感あふれる試合が続く、
大会第11日目だというのに、
どうでもいい情報なんて、届いているのですか?
ええ、それがたっぷり届いているのです。

甲子園、どうでも情報

日大三校の村上研斗くん。
母の友人の息子さんだそうです。
昨日聞いてびっくりしました。
いつも甘い煮付けをくれる村上さんとこの息子さん?
なんで早くそれを言わない!
(cozy)
のっけからこんな情報ですいません。
はじめてこのコーナーを
読んでくださったみなさん、すいません。
こういうコーナーなんです。
マジメな情報はもうちょっとあとです。
本日も非常識なボリュームですので
お急ぎの方は、好みの記事のところまで
ツツーーっとスクロールしちゃってください。


日大三高がある東京都町田市は、
ブーツの形してるんです!
なので、「東京の中のイタリア」と呼んでます。
誰も呼んでくれないんですけど。
(ぴか)
ふはははははは。
すいません、こんなスタートですいません。



我が家では、青森山田のピッチャーを、
「青森山田くん」もしくは
「山田くん」と呼んでいます。
(大阪府・とらちゃん)
どうでもええわ!
はい、それが「どうでも情報」です。



こんにちは! 私も明日、甲子園に行きます。
新幹線でどーんと。生れて初めて。
「日帰りで甲子園行ってくるから!」
と家族に宣言したところ。微妙な反応。
「‥‥野球好きだったっけ?」
阪神ファンでメジャーも『ドカベン』も大好きで、
春と夏の甲子園のある昼食時間、
上司を蹴散らして無条件に会社のチャンネルを
NHKにあわせてるような人が
野球好きじゃなかったら何だっていうの!
(mon)
個人の尊重される時代は、
その弊害として家族間の関係を希薄にした。
その家族の母親に取材した。
「‥‥ええ、あの娘が、野球好きだなんて、
 まったく知りませんでした」
※音声は変えてあります。言うてる場合か。



ようやく納得しました
「一塁側ベンチ」と「三塁側ベンチ」の意味が。
それぞれ、ベースに近い方の
ベンチのことじゃないですか!
判明したときの悔しさといったら、もう!
物心ついたときから
「夏と言えば甲子園」の家に育ってきた私。
そんな私が、一塁と三塁の意味が
いまいち納得できてなかったとはーーーーー!!!
私もこの夏、球児と共に、ひと回り成長しました。
(みんた)
その家族の父親に取材した。
「‥‥はい、それは、もう、そうです。
 ウチの子は、野球に関しては詳しいほうだと。
 えっ! 一塁と三塁の区別がついてなかった?!
 そそそそ、そんなバカな!」
※画面はハメコミ合成です。言うてる場合か。



先ほど妹が大発見をしました。
「時々キャッチャーとかピッチャーが
 手挙げてやりよる
 『キツネ』みたいなジェスチャーは、
 ツーアウトって意味なんじゃね!」
‥‥もうベスト8が出揃おうかという今頃気づくとは。
何を見ていたんだ!!
(広島県・ぴぃこ)
ごめん、爆笑。
でも、「そうだったのか!」って思ってる人も
意外に多いんじゃないですかね?
なにせ、このコーナーは、
野球に明るくない人が集うことで有名ですから。
はい、この機会に憶えて帰ってくださいね。
手で「キツネ」のゼスチャーをしたら、
「ツーアウトだよ!」っていう意味です!
ちなみに、「ワンナウトだよ!」は
素直に指を1本立てます。
「キツネ」は「ツーアウト」。
「指1本」は「ワンナウト」。
え? じゃあ、「スリーアウト」はどうするのかって?
こらこら、そんな質問をする人は
地方大会からやり直してください。
スリーアウトはチェンジです。



なぜか私は
東洋大姫路の校歌を歌えます。
完璧に歌えるのは東洋大姫路だけです。
特にすごいインパクトがあるわけではないのですが、
不思議なことに全部覚えているのです。
PLとか有名な校歌でもせいぜいサビしか知らないのに。
卒業校の校歌さえ忘れちゃってるのに。
神奈川県民なのに。なぜ。
(ゲン・リョウチュウ)
ある日、目覚めると、
男は一切の記憶をなくしていた。
ただひとつ、憶えていたことといえば、
東洋大姫路の校歌だけだった‥‥。



京都外大西の三原監督のユニフォームの着こなしに
キュン、としてしまいます。
ベルトがなんともいえないベストポジションです。
失礼を承知で言わせていただけば、
「かわいい‥‥」
(ラウ)
どうでもいい情報ですけど、
好きです、これ。
たしかにちょっとかわいいかも。



校歌斉唱の時のあの、ええ声♪は、
校長先生でも監督さんでもなく
甲子園開幕の前に、プロのオペラの方々が
録音してはるんですって〜。
どうりでええ声♪
それもその編集やらをした人は、
去年のアテネオリンピックの
シンクロの音楽を担当した方らしいですよ。
夕方のニュースでしてました。
(大阪府・みや)
なんや、みやちゃん、受け売りかいな。
受け売り大歓迎!
この世界の情報の概ねは、
受け売りの集積なのさ!



短い校歌が話題ですが、
酒田南の校歌もかなり短いんですよ。
短すぎる為、2番まで歌うよう、
主催者側(?)から指導されています。
初めて初戦に勝った時、
この連絡が行き届かなかった為に、
1番を歌い終わった選手が
いっせいに走り出してしまい、
流れつづける校歌に慌てて整列し直す、
なんてことがありました。
数年前の事ですが、大変可愛かったです。
(れいこ)
へえーーー。観たかったなあ、これ。
きっと、この大会でそれをやってたら、
メールが殺到してましたね。



『ドカベン』が演奏されないのは
キャッチングの歌だから、という説がありましたが、
あのー、『サウスポー』もピッチングの歌ですよね。
(ちよ)
いやいやいや、あれはね、ちよちゃん。
「背番号1のすごいヤツが相手」じゃないですか。
つまり、「対決だぜ!」っていう
コンセプトが根底にあるじゃないですか。
ところが『ドカベン』は、残念ながら
「捕れない球はないのです。
 構えたミットで受け止めます。
 青春のストライクです。
 ズバン、と受け止めます。
 山田太郎くん、がんばってください」
という、いまひとつ
意味のよくわからないコンセプトですから、
それを打撃中に流すのは
やはり無理があるんじゃないかと思うんですよ。
え? 曲調の問題? そうなの?



人には言えない関係の彼が
甲子園に2回も行ってたことが判明。
野球やってたことは知ってたけど!
そして‥‥
ああ、書きたいこといっぱいあるけど
言ったらバレるから言えない!
(東京都・ホッティ)
こらこらこらこら、なにを言ってるんだ。
完全にどうでもいい情報だけど、
なんだかとても気になるじゃないか。



神戸に住んで十数年、
今日はじめて甲子園に行ってきました。
これもほぼ日とおら夏のおかげだと思います。
一塁側アルプススタンドで
アイスコーヒーを売っている売り子さん、
アイドルみたいにすっごく可愛いです!!
上目遣いでカップを振る視線が大好き!!!
(た)
おお! このコーナーをはじめて20回、
ついに「甲子園美人情報」が届いた!
全国の美人ファンのみなさん、
テレビ中継にこの娘が
ちらっと映る瞬間を期待しましょう!
いや、絶対ムリだと思うけどね。
さあ、試合にいきましょう、試合。
ベスト8をかけて、白熱の4試合!



東北(宮城県)4−2青森山田(青森県)

東北の監督、誰かに似てる気がする‥‥。
あっ板尾創路だっ!!!
(さらり)
‥‥ここからは熱戦を伝える予定でしょ?



緊張感の絶えない試合でした‥‥。
東北は点を取られると俄然燃えるタイプ、
というのがこの試合で判明しました。
初回表でいきなり先制点を食らうも、
裏できっちり2点を返すタフさたるや!
その後も拮抗しながら点を重ねた東北、
よくがんばった。
今回は実力が伯仲するチームの対戦だけに、
精神面の勝負が前面に出てたように思います。
9回表、自分たちの攻撃にもかかわらず
ベンチで、応援席で涙している
青森山田の選手が目に入り、
彼らも強気と弱気の間で必死に闘っているのだなと
高校野球のもう一つの顔、を見た気分です。
それでも最後に勝ち、もう3回勝つのも我らが東北。
準々決勝はあさって! がんばれ東北。
(宮城県応援・あきらわん)
東北、接戦を制しました。
コーナー開始から、
届くメールを読んでいて思うのですが、
甲子園の開幕から、
「優勝!」と気合いを入れて
観ている人が、宮城県の方には多いように思います。
(ちなみに、愛媛県の方も同様の印象です)
悲願、という言葉が思い浮かびます。
「もう3回勝つのも我らが東北」っていう
応援のしかた、かっこいいですね。



なんで東北どうしなの〜と思いつつ、
現仙台市民としては、
東北高校を応援してました、第1試合。
ショートのキャプテン、
加藤君の守備が光ってました!
さすが1年生から甲子園出場は伊達じゃない!
伊達藩だけど伊達じゃない!!
(ねじ)
こらこら、当コーナーはダジャレ禁止です。
それにしても加藤くん、いい守備でした。
みやぎたもんです(見上げたもんです)。



今日の試合を見て一気に
東北のショート加藤政義君の
ファンになってしまいました。
ショートがゴロをキャッチして一塁に投げる動作って、
とっても綺麗で見惚れてしまいます。
(さわむら)
いえてる。いいこと言った。
あと、センターに抜けそうなゴロに追いついて、
踏ん張って一塁へ投げる二塁手の動きも好きです。
それから、ランナーが一塁二塁のとき、
サードがベースよりの強いゴロを捕って、
ベースを踏んで二塁へ送球、ってのも好き。
あああ、あと忘れちゃいけないのが、
ピッチャーがダッシュして
スクイズをホームへグラブトスするパターン。
それからそれから‥‥。



東北対青森山田、いい試合でした。
両校とも守りが堅かったのがよかったですね。
守備の上手さは才能ではなく
日々の地道な練習の賜物ですから。
勝ったはずの東北の選手まで涙を見せていたのは、
それだけ嬉しかったんでしょうね。
東北ナイン、悲願の白河越え、
ならぬ「先輩越え」おめでとう!
(東京在住しまだ)
「先輩越え」の意味は、
つぎのメールを読むとわかりますよ。



この両チームの片方しか
ベスト8に残れないなんてもったいない!
でもこれでベスト8に残った東北高校は、
去年優勝候補だった先輩たちの成績を超えました!
ピッチャーではダルビッシュくんや真壁くん、
打者では横田くんなど
強いうえに個性的な選手が
ズラリとならんだ昨年のチームに比べて、
弱いと言われ続けていた今年のチーム、
この1勝は本当に嬉しいだろうなあ。
しかも今日はダルビッシュくんの誕生日。
次も、勝ち負けはさておき、
今年の東北高校らしい、
守備でナイスプレー連発のゲームを期待しています!
(なす)
去年の夏の東北は、
千葉経大付属高校に3回戦で敗れたのでした。
ちなみにダルビッシュ投手は
2年生の夏の大会で準優勝しています。
東北校、決勝を制したときこそ、
真なる「先輩越え」と
悲願の「白河越え」を両方果たすことができます。



青森山田の敗戦を見届けて外出。
帰宅後、夕刊をよんでびっくり!!
柳田君、八回の走塁で肉離れを起こした時
「ブチッ」と音がしたって‥‥
魔物さん、ケガまでさせなくても‥‥。
しかし、ケガにもかかわらず、気力で完投!!
集中してたから痛みは感じなかったって?
高校生って凄い。
というか、ほんと、魔物って何者??
(みかみ)
いえいえ、
甲子園に棲んでるといわれる魔物は、
ユニフォームのなかにボールを入れたりはするものの、
選手にケガをさせたりはしませんよ。
ほら、おまえもちゃんと言いなよ。



黙ってちゃわかんないだろ!
まあ、このナリだから、
誤解されちゃうのかもなあ‥‥。



青森山田、負けてしまいました〜。ぐっすん。
私は、大阪在住なのですが、
近所に青森山田の宿泊ホテルがありまして、
青森山田ユニの男の子達が、
カップラーメンがたくさん入った袋を
持って歩いてるのを、時々、見かけてたのです。
きっとおなか減るんだろうな〜。
でも夜中にそんなに食べてちゃ、
次の日に響くんじゃ‥‥
などと余計な心配をしてるうちに、
すっかり知人な気分になってしまい、
全然縁もゆかりもないのに、
今日も、この夏一番の早起きをして、
応援してたんです!
はぁ〜残念。柳田君、投げて打って、
ホントかっこよかったなぁ‥‥。
しようがないので、地元大阪の応援に切り替えます。
また来てね。青森山田のみなさん。
(まりー)
個人的な印象になりますが、柳田くんは、
「夜中にコンビニでカップラーメン購入」が
日本一似合う高校球児ではないでしょうか。
アウトローへ繊細にコントロールされる速球、
もう観られないのは残念です。



ほぼにちわ。青森県民です。
青森山田、負けてしまいましたね。
実はそんなに、悔しい!
というかんじではありません。
東北地方どうしのたたかいになると
わかったときから
勝負して勝った方が代表してベスト8にいくんだ。
と、いう気持ちだったのです。
(酒田南のことも忘れてませんよ)
東北高校のプレーすばらしかったです。
次の試合も今日みたいにできるといいですね。
青森山田もがんばってました。
この3試合でいいところを十分みせてましたよ。
選手のみなさん、関係者のみなさん
本当におつかれさまでした!
試合終了の選手どうしのあいさつで
柳田くんが東北高校の誰かに
声をかけてましたが
なんて言ったのか
ついつい、いろいろ想像してしまいます。
(さと)
ああ、いいなあ。なんて言ったんだろう。
でも、それをマイクで拾ってほしいとは思わない。
整列して、礼を終えたあと、
両校が少しだけ触れあうあの瞬間は、
戦い終えた2校だけが味わえる
特別な時間であるように思います。



青森山田‥‥負けちゃいました。
実家にいる母からこんなメールが来ました。
「今年の夏も終わったよ。暑い、いい夏だった。」と。
よく冗談で「青森はねぶたが終わると夏が終わる」と
言うのですが、今年は山高ナインが
その夏を長くさせてくれたようです。
(momo♪)
すてきなお母さんですね。
ナイスゲームでした。



京都外大西(京都府)4−0桐光学園(神奈川県)

 

とうとう私の中の決勝戦です。
というのも今日で夏休みも終わりで、
試合をみる機会がなくなります。
さてがんばれ桐光! めざせベスト8!
(バニラ)
夏休み最後の1日を
桐光応援に当てるという方からの声援。
さあ、第2試合がはじまりました。



京都外大西の太鼓たたいて
応援してる男の子、いいなあ。
‥‥いやいやいや、がんばれ桐光!
あ、桐光の第2の校歌の情報が流れてます!
メガホンに歌詞が書いてあるそうです。
(神奈川出身・さやかえる)
桐光ファンがちょっとよそ見するなか、
試合は京都外大西が先制し、
リードを4点に広げて最終回。
そのとき‥‥。



ギャーーーー地震だーーー!!
長いよーこわいよー!
マンション上層階なので揺れまくってます!!
あっう中継切れた! 桐光!
(さやかえる)
まさに最後の攻撃がはじまるというとき
宮城県を中心に大きな地震がありました。
「被害が大きくないといいのですが」
というメールがたくさん届きました。



うわぁぁぁぁん、
桐光学園VS京都外大西の逆転勝利対決
8回の時点で京都が勝ってるぅ。
がんばれ桐光!
女神とアイツを味方につけるんだ!!
(神奈川県・珠璃)
地方大会からあわせて
6試合連続逆転勝ちの桐光学園。
見守るファンも、
あいつの登場を待ちわびています。
たしかに、ここのところおとなしいあいつ。
そろそろ動き出すころか?



あああ、地震で様子がわからないうちに、
点差が開いています!
ここまで逆転で勝ち続けている桐光学園!
これからがあなたたちの腕のみせどころです。
魔物ーでてきてー!!
(ぞ)
試合は終盤に入りました。
そろそろ魔物が‥‥。



ああああっ、寝てる!



桐光学園、8回の攻撃にまだ得点無し。
今日も仕事のため、インターネット画面を小さくして
先ほどまで見ていましたが、
今は昼休みなので、大画面に‥‥。
あぁ、こういうときは、
魔物の出現を大いに期待します!
お願い、出て!!
魔物を出すには、どういう餌で釣れば良いんですかね。
とにかく、出て!!
(ぴぃ)
おい! 魔物!
おまえ、すげえ呼ばれてるぞ!




あぁぁぁぁーーー、9回まで来ちゃいましたよ。
どうすんのよーーー!
魔物は? 魔物はどこ?? もしや居眠り中!??
(ぴぃ)



あああーーっ、二度寝してるっ!




勝ちましたー!
ひやひやしてました。
ず〜っと、魔物? 今の魔物?
そろそろか? そろそろなのかーーーー!
と、不安でしたが。ゴローちゃん! あんたエライわ。
皆髪が伸びてきてるけど、
ゴローちゃんは青々としてますね。毎日バリカン?
見てて思うのは、
もちろんゴローちゃん一人の力ではないってこと。
うしろの先輩達が今日もノーエラーで、
守りきってくれるから。
ドーンと信頼して投げられるんですよね。
途中から守備についた辻君も。
終盤、相手は逆転の桐光ですから、
大きな声を出しながらも
ドキドキしてたんじゃないのかぁって思ったりします。
そこで、自分のとこに
ボールが飛んでくるんですから。
怖いって思ったりしないのかな。
でも、辻君を見ていると、
やっぱりグラウンドに立てた喜びのほうが、
圧倒的に大きいみたい。
(きょうこ)
たしか8回の裏でしたか、
あの場面でのセカンドの交代は、
三原監督の手腕をみたような気がしました。
たしかに記録はヒットだけれども、
なんとなく、雰囲気の悪い、
セカンドへの内野安打。
そこでスパッと選手交代。
ひきずられかけた流れが
まだ源流のうちに絶たれた印象がありました。
で、またそのセカンドにむつかしい打球が飛んで、
それを辻くんがうまくさばくんだ。
三原監督の魔物封じを観たというと
ちょっと大げさかもしれませんが、
さすが、と思いました。
さて、つぎは、桐光学園の試合を
これまでずっとアルプススタンドで
応援していた方からのメールです。



桐光、とうとう負けました。
今日はどうしても仕事を休めなくて
お昼休みにテレビを置いている喫茶店を探して観戦。
今まで、遠ーいスタンドから応援していたので、
「この子はこんな顔をしてたんだ」
と思いながら見ました。
見始めた時点で4−0。
心臓が口から出そうな投げ合い。
思えば石渡くんはいつでも負けている場面で出てきて、
「これ以上1点もやれない甲子園」
を投げ抜いてきたのでした。
負けましけど、「悔しい!」というのではなくて、
「ああー、がんばったなあ」というか、
まさに
「桐光の夏が終わったんだなあ」という感じです。
楽しい夏をありがとうございました。
(神奈川応援・まゆ@仕事ちゅう)
逆転につぐ逆転を
アルプススタンドから応援し続けた夏、
おつかれさまでした。



京都外大西ー桐光学院戦、
京都外大西のブラスバンドは、
素人の耳にもほんとうに上手で、
オリジナル曲のメロディーも斬新な感じで、
ほんとうに感心しました。
これも生の甲子園だから味わえた感動かなと思います。
(た)
こちらも、
スタンドで観戦した方からのメールでした。
京都外大西のブラスバンドの演奏、
今日も甲子園に響くはずです。
さあ、つぎはいよいよ清峰の登場です。
愛工大名電、済美と、強豪とつぎつぎに破り、
ついにあの、大阪桐蔭と対戦です!



大阪桐蔭(大阪府)4−1清峰(長崎県)

トイレにも行ったし、準備万端!
ばっちり清峰を応援するぞう!
今日も古川君が投げるそうです。
わあ、桐蔭の辻内くんすごいんだ。
150キロ…。
投げあいかな?
打ち合いかな?
両校ともいい試合ができますように!
魔物はおとなしく氷でも食べてお休みください!
(さてらいと)
「さてらいとさんの中継がたのしみ」というメール、
じつは、試合前からたくさん届いてしまいた。
そんなことは知らない
さてらいとさん、準備万端なようです。
ちなみにさてらいとさんは、
1回戦、愛工大名電戦で、
野球をよく知らないながらも
感動的な中継メールを送ってくださった方です。
今日も長崎からたくさんのメールが届くのでしょうか。
はい、届きました。
さてらいとさんからのメールを軸に、
試合を振り返っていきましょう。



1回表です。
ぎゃー、いきなり147キロって!
つ、辻内くん、すっごい。
ぴぎゃ! 148キロで広滝くん、三振!
げげげ、今度は152キロ???
人間の体から、そんな速いものが出るの?
そして、あ、内野‥‥ゴロじゃない!!!
エラー?
大石ツインズ将人君、一塁に出ました。
三番は大石剛志君です。
相変わらず、綺麗な目をして‥‥
ああ、ダブルプレーです。
残念! 1回の表の攻撃は終了です。
(さてらいと)
あいかわらず、
たどたどしくも、
思いのほとばしるメールです。



1回裏です。
いきなりツーアウト三塁。
フォアボールで、ツーアウト1塁三塁。
おお、古川君、続けて二つのストライク!
古川君、‥‥ガーン、デッドボール!!
ま、満塁!
いきなり、一回から満塁?
ひっ!
出た!
ホームラン?
いや、入ってない!
入ってないけど、うわー!
三人も戻ってきちゃった。
でもでも。まだ、1回だし!
(さてらいと)
大阪桐蔭、清峰のエース古川くんの
立ち上がりを攻めて、
あっという間に3点先取!
ほかの方からのメールも紹介しましょう。



ヤフーをさりげなく開いたら一回裏2アウト満塁!
更新遅いからと思いABC(朝日放送)の
ホームページを開いたら
「0−3」
ごめんなさい、開いたばっかりに‥‥。
今日は見ずに我慢します、でもUSENで
スガシカオの『奇跡』はリクエストさせてください。
いいですよね、これくらいなら‥‥。
(主任)
ああ、ここにも、
「自分が関わると応援する高校が負ける」
と信じている人が‥‥。
主任、しっかりしてください!
ちゃんと試合を見届けましょうよ、主任!



ヤフーをさりげなく開いたら一回裏2アウト満塁!
更新遅いからと思いABC(朝日放送)の
ホームページを開いたら
「0−3」
ごめんなさい、開いたばっかりに‥‥。
今日は見ずに我慢します、でもUSENで
スガシカオの『奇跡』はリクエストさせてください。
いいですよね、これくらいなら‥‥。
(主任)
‥‥あれ? 主任?
このメール、さっきも届きましたよ?
‥‥もしもし、主任?
あっ、また来た。あれ? 主任?



すみません!!
あまりに動揺して
同じメールを3通も送信してしまいました。
ごめんなさい。
(主任)
しっかりしてくださいよ、主任!
ちゃんと清峰を応援して!
さて、さてらいとさんからのメールが
試合展開とともに届いています。



2回表、森君がヒットで塁にでました‥‥
けど、無得点で終了です。
大丈夫、まだ2回ですから。
たぶん。
2回裏、古川君、やっぱり疲れてるのかなあ。
「ボール先行」らしいです。
そういえば、古川君、色が黒くなったような。
そりゃ、あれだけ太陽の下に
さらされてたら日焼けするよねえ。
え、古川君、またデッドボール?
あ、靴履き直してる。
もしや靴の中に小石が??
うー、またもやツーアウト1塁2塁。
おっ三振! さすが古川君!
怖いよー。
でも、選手より先に
応援が逃げ出したくないので頑張ります!
(さてらいと)
「選手より先に応援が逃げ出したくない」
びくびくしてる、さっきの主任に
聞かせてあげたい言葉です。
おっと、今度は、甲子園にいる人が
現場からメールを入れてくださいました。



永田さん。
満席で外野に入れましたが、
ライト側からレフト側へ歩いただけで終わりです。
立ち止まると注意されるんです。
梅田阪神百貨店の地下で、
のんびりきつねうどん食べたのがいけなかったんです。
仕方ないから、タイガース資料館見学して、
帰宅します。
(トレジャー)
お盆休み、関西の人気校登場、
ということもあって、甲子園は超満員。
もう、入れないという状態でした。
ちなみにこの、
「ライト側からレフト側へ歩いただけで終わり」
というのは、「通り抜け」と呼ばれる措置で、
あとでぬばたまのさんが詳しく説明してくださいます。
ようするに、超満員で入れないので、
「ちょっとだけ甲子園の中を通っていいよ」
というサービスをしてくれるのです。
というわけでトレジャーさんは
観戦をあきらめてタイガース資料館へ
向かわれたようです。
そのころ、試合は‥‥?



3回の攻撃も終わってしまいました。
でも、まだまだです。
だって7点差をひっくり返して
甲子園にやってきた清峰ですから…って、あー!
またランナー出ちゃった!!
そして四番の平田君!
う、野本君!
グラブに当てた!
よ、よし、抜けなかったからいいや。
いいぞ、野本君! 鉄壁サード!!
でももうノーアウト1塁、2塁。
あ、フライ?
野本君滑り込んで‥‥間に合わない、けど、ファール。
いいの?
あ、これでもいいのか。
うわ、古川君ボールがぐにゃって曲がった!
すごい、三振!!
1アウト。
よしよしよし。
わ、打った、取った、投げた!
取った! ダブルプレー!!!
よしよしよしよし。
きっちり守っていい感じだ!
(さてらいと)
よくわからないながらも
懸命に応援するさてらいとさん。
試合は両投手が投げ合っています。
あら? 主任? 今度はなんですか?



今流れています。
スガシカオの『奇跡』が‥‥。
仕事が手につかない、というか
目に涙がたまって仕事になりません。
今頃みんな必死で頑張ってるんだと思うと
どうしても泣けてきます。
着うたもダウンロードしました。
もっかい泣いて来ます。
(主任)
‥‥主任。
あんたいったいなにやってんの?



さきほどメールした、観戦出来なかったモノです。
今タイガース資料館、見おわって、
旦那様(新婚ホヤホヤです)と資料館の出口そばで、
おにぎりとビール飲んでます。
今から梅田に戻って、チケット屋さんに行き、
今晩の大阪ドームの阪神戦チケット買いに行きます。
当日券完売なんで。ビールも買わなきゃ。では、また。
(トレジャー)
すっかりアタマを切り替えたトレジャーさん。
主任もこれくらい割り切ってほしいものです。
さ、試合は3−0のまま、中盤です。



ほっ。4回の裏は短い時間で過ぎました。
古川君は牽制も上手、らしいです。
野球用語が少しずつわかるようになってきた
自分にびっくりです。
わっ!
ヒットです、ヒットです。
木原君がヒットで出塁です。
そしてつぎは佐々木信行君です。
む、送りバント、失敗?
でも1アウト、1塁。
そして、次は佐々木優介くんです。
「足を使った攻撃」というのは、
バントをするということですか?
優介君、フォアボールです。
やった。1塁、2塁。
野本君、バント成功です。
2アウトですが、2塁、3塁です。
そして、鬼神に打順が回ってきましたよ!!
頑張れ頑張れ古川君!
わー、いつのまにか、チャンスじゃないでしょうか?
え、盗塁?
三塁の佐々木君、ホームに走ってきた?
アウト?
え?
何がなんだかやっぱりさっぱりわかりません!
でも3アウトだーっ。そんなっ。
(さてらいと)
ここは、解説が必要ですね。
状況はツーアウト2塁、3塁。
ここで、清峰が狙ったのは、
おそらくこういうことです。
まず、2塁ランナーがわざと飛び出します。
反射的に、投手の辻内くんは
2塁へボールを投げる。
それと同時に、3塁ランナーがホームへ突っ込み、
2塁ランナーが挟まれているあいだに、
ホームをおとしいれる‥‥はずでした。
しかし、辻内くんは落ち着いていました。
2塁へ投げる前に3塁ランナーの動きに気づき、
ホームへ送球。タッチアウト。
清峰、ここぞというときに
狙っていたプレーだったのだと思いますが、
大阪桐蔭の守備が勝りました。
それが、試合の流れを動かしたのか‥‥
直後の5回裏。



え!?
あ?
え?
桐蔭のしのはらくん、いきなりホームラン?
なぜ? は?
4−0???
で、デッドボール?
あれ、いつのまに、ツーアウト、三塁??
だめだめだめ、これ以上、離されちゃダメー!
当たった、取った、よ、よし、一塁アウト!!
交代、よし、これで、交代ですね?
とりあえず、あのホームランで1点で、
それで終わりですね?
だ、大丈夫、大丈夫だよ、清峰。
だって、魔物が動き出すかもしれないし!
魔物に頼ったりしたくないけど、
でも、何があるかわかんないし!
頑張れ!!!
(さてらいと)
「魔物に頼ったりしたくない」と言ったのは、
さてらいとさんがはじめてかもしれません。
ともあれ、ホームランで大阪桐蔭が
4−0とリードを広げ、試合は6回へ。
先頭打者は清峰の「鬼神」こと、
ピッチャーの古川くん。
1回戦では延長に勝ち越し打を放つなど、
打撃のよさも光る選手です。



鬼神、打て! 鬼神、打て!
ん、振り逃げ?
ヒットじゃなくても塁に出ていいの?
走ったもん勝ち??
よくわかりませんが、
6回表、ノーアウト1塁です。
広滝くん、三振、大石将人くんバントで、
ツーアウト2塁です。
がんばれ、大石剛志君!
森君につながんば!
カウントワンスリー、うう、フルカウント、
うわー、見逃し三振!
ま、まだ、まだ。
チャンネルを変えます!
地元放送局に変えます!
なぜかというと、
そのほうが勝てるような気がするからです!
みんなの顔が見えるからです!
よしよし、ランナーを二人残して
6回裏も終わりました!
ラッキーセブンです、7回です!
森君、森君、頑張れ、森君。
古川君が疲れているなら、
辻内君だって疲れているんだ!
だって、同じ高校生なんだから!
ん?
桐蔭のキャッチャーの子に
ボールがぶつかったのかな?
うわー、痛そう!!
が、頑張れ、頑張れ‥‥。
試合再開、森君フォアボールを選んで出塁です!
送りバント、あれ、失敗!?
うわ、ダブルプレー‥‥
にはならずに木原君は生き残った!
よっしゃ、え、ファールフライ???
ツーアウト、ツーアウト1塁です。
うーん、うーん。
ツーアウト、フルカウント!
げ!
こんなときに雨が!!
ってこれは、長崎市内のにわか雨?
洗濯物入れなきゃ。
でも、席はずせない、
長崎は今日も雨だった、言うてる場合か。
ひい、バカなこと言ってるうちに、
3アウト、チェンジ!
だー、洗濯物!!
7回終わった、洗濯もの入れなきゃ、
7回終わったーっ!
(さてらいと)
もう、ぼく、このへんの
あたふたメールを読んでいると、
なんだか知らないけど泣きそうになっちゃうんですよ。
4−0のまま、試合もいよいよ終盤。
7回裏、大阪桐蔭の攻撃です。



洗濯物、入れました。
長崎はいきなりすごい雨です。
ダッシュで洗濯物取りこんで、
テレビの前に座りなおすと
‥‥2アウト、1塁、あ、フライ。
アウト。7回終了です!
強引だけど、嵐の予感ってことで!
8回こそ、何かが起きるかも、です。
サードの野本君に変えて、吉本君が登場です。
思い出作りじゃないです。
足が速い子です。
ちょっとちっちゃい子です。
勝つ気なんです。
走るために出てきてるんです。
三振!
‥‥三振です、思いっきり振って三振です。
でも、負ける気で出てくる子なんていないはずです。
続く古川くんも三振、10個目の三振を取られました。
広滝くん、フォアボールで塁に出ました。
ほら、まだ、負けるつもりのはずがないんです。
あ、将人君、打ち上げちゃった。
アウト。
8回終了。
でも、でも、でも、でもまだ9回がある。
守ろう、きっちり守ろう。
一生懸命守って、勝とう。
古川君は、だって、まだ諦めていない!
(さてらいと)
ごめん、編集しながら泣けてくるわ。



8回の裏、
古川君はあのちょっと怖い顔で投げています。
笑顔は、なしです。
一球ごとに、汗をぬぐいます。
スライダー、で、三振も取りました。
1アウトです。
桐蔭の川本君、ファールで粘ります。
粘って粘って、10球目もまたファール。
フルカウントのまま、11球目、またファール。
‥‥ストライク!!
12球目で三振を奪いました。
マウンドにナインが集まります。
あ、古川君の目が、笑ってました。
ほんの少し、白い歯が見えました。
ストライク。
138キロのストライク。
そして、140キロのすとらいく!!
三振!!
ほら、古川君は諦めていないんです。
まだ、清峰は勝つ気です。
最後の攻撃が始まります。
(さてらいと)
4−0のまま、
とうとう、とうとう、清峰、
最後の攻撃です。9回表です。
ここまでヒット2本に抑えられている清峰。
‥‥ところがここで
試合は唐突に動くのです。
だから、甲子園なんです。



9回の表
清峰、大石、打った。
打った、打った、大きい、大きい、嘘!
入った!
入った!!
入った!!
ホームラン!!
ほら、清峰はまだ、諦めていない!!!
(さてらいと)
「ほら、清峰はまだ、諦めていない!!!」
このフレーズ、しびれます。
ほかの方からも、
さてらいとさんのような、
ほとばしるメールがどんどん届きます。
まるで、清峰を応援する人たちが
シンクロするみたいに。
3通、まとめて紹介します。



8回裏
140Kで三振を取る男、古川。
9回表
ホームランを打つキャプテン大石。
魔物の登場を自ら引き寄せています。
がんばれ 清峰!!
(みっちぃ家おかん)



あうーーーー
空振りでアウト。
よく見て!
いくら強豪だって最終回は緊張して
思わぬミスをしたりするのよ!
よしっ! 歩いた!
(さら)



福島県人です。
大阪桐蔭vs清峰、
9回表、大変なことになっています。
というか、現場の永田さん、
ヤツの姿は今そこに見えるのですか!?
いますよね? 手ぐすね引いて!
見てられません!
あとはよろしく〜。
(しょうちゃん)
甲子園に棲んでいるという魔物は
9回の表に人知れず
ドラマを仕込んでいたのです。
さあ、さてらいとさんの最後のメールです。



9回表です。
清峰、主将大石剛志のホームランで1点返しました。
続く森もヒットです、
スタンドが湧きます。
木原の目が、辻内くんをぎりぎりとにらみます。
三振!
三振だけど、まだ、1アウト。
長崎市内は現在すごい嵐になってます。
雷が、鳴っています。
稲光が、真昼の空を照らします。
出た、フォアボールで、出塁です、佐々木!
1アウト1塁、2塁。
ノースリー!!
甲子園のどよめきが、長崎までこだまするようです。
ほら、清峰は終わらない!!
1アウト、満塁!!!

代打が出ました、代打は‥‥萩尾くんです。
まずは、ボール!
よく見た!
内野ゴロ、2アウト!!!
が、でもまだ、満塁!
そして、次は‥‥古川君です。
鬼神の古川君です。
ここで、古川君なんて、できすぎです、
でも、現実です。
辻内君の顔から、余裕が消えました。

カウントは2−1。
みんなが帰ってくれば、勝ちです。
そう、勝ちなんです。
まだ、負けてないんです。
左のエース同士の対決です。
キンッ! ファール!!
2−1変わりません、うわ。150キロ!!!
辻内くんだって、意地です。
でも古川君だって意地です。
当てた、ファール、粘れ!!
祈る清峰、時間が止まったような、
バッターボックス古川。
振った!
‥‥空振り三振!!!
終わった!

拍手!
拍手が、甲子園にこだまします。
桐蔭に、そして、清峰への拍手です、

桐蔭の校歌に、古川君の涙が見えます。
泣かんでいい。
あんた頑張ったもん。
最後まで、最後の一球まで、
一秒も諦めんかったろもん。
ほら、みんな拍手しとろーが。
聞こゆっでしょ?
いい、試合だったよ。
古川君も、野本君も、将人君も、剛志君も、
伸之君も、優介くんも、木原君も、広滝くんも、
森君も、増本君も、佐々田君も、荻尾くんも、
池野くんも、みんなみんな頑張ったじゃん。
最後まで、古川君を信じて、頑張ってたよ。
三試合で失策ゼロはすごかことやなかと?
全員野球を最後までやりきったってことじゃなかと?
みんな立派やった。
胸張って長崎に、佐々に帰ろうね。
きっと監督が美味しいアイスを買ってくれるよ!

あ、長崎の嵐、上がりました。
太陽が差し込んできて、
東の空にうっすらと虹がかかっています。
ほんとに、漫画みたいですね。
嵐、すごかったんですよ。

夏が一つ、終わったな、と思います。

最後になりましたが、大阪桐蔭のみなさん、
いい試合を見せてくれてありがとう。
清峰ナインの涙をいっぱい吸い込んだグラウンドで、
またいい試合を見せてください。
ありがとう、そして、頑張って。
(さてらいと)
添える言葉はなにもありません。
怒濤のように届いたメールをどうぞ。



今試合もエラーなしです。見事です。
あの古川君が泣いてます。
最後の最後まで期待をさせてくれた清峰高校に
「ありがとう。」
すごいな、清峰。
(みっちぃ家おかん)
試合中、たくさんのメールをくださいました。
ありがとうございました。



清峰負けちゃいました‥‥。
「初回の3失点が無ければ‥‥」
なんて思ってしまいました。
甲子園に「れば」は
禁物なのは分かっているんですけど、つい。
でも、9回のホームランやノーアウトからのヒット、
満塁など、ほんとに最後まで手に汗握る試合でした。
「最後まで諦めない」
清峰野球に高校野球の真髄を見ました。
で、なんと言ってもすばらしいのが、
これまでの3試合ノーエラー!
日ごろの練習の成果が
存分に発揮されていましたよね。
練習の質の高さと量、
そして選手の懸命な努力なんでしょうね。
エラーのところの「0」が輝いてました☆
九州に楽しみな高校が一つ増えました。
(sun)
「九州に楽しみな高校がひとつ増えた」、
言えてる、言えてる。



負けてしまいました‥‥。
終わってしまいました‥‥。
結果だけを見て目頭ウルウルです。
大阪で働いているので
まわりはかなりご機嫌です。
でもなんだかさっぱりしました!!
なんだかわからないけどさっぱり‥‥。
でも悔しい‥‥‥‥(涙)。
(主任)
しゅ、主任!
あんた大阪から応援してたのか!
あと、ちっともさっぱりしてないじゃん!



もうほんとにダメなのかな‥‥
と思い始めた瞬間に、あのホームラン!!
それを、涙をこらえながら
あるいは流しながらベンチで見守る選手達。
両手を必死に握り締めて声援を送る選手達。
その時点でもう涙がにじんできて、
でもここで私が負けちゃいけないと
思ってぐっとこらえました。
ラストバッター古川投手の、
150kmに当てたファウルに望みがありました。
辻内投手の顔に迷いが見えた気がして祈りました。
ラストが古川くんで本当によかったと思います。
古川投手の、最後の整列時の
涙をのどに飲み込んだような顔、
アルプスへのあいさつの後に泣き顔になった顔を見て、
あるマンガを思い出したので書いておきます。
川原泉さんの『甲子園の空に笑え!』は、
九州の田舎の高校の弱小野球部が
あれよあれよと言う間に甲子園へ出場する物語です。
マンガと現実は別ですが、
泣きたくなる気持ちで私は清峰を応援していました。
涙が止まりません。
(つゆこ)
『甲子園の空に笑え!』は、
たくさんの方がメールに書かれていました。
読んでみようと思います。
『おおきく振りかぶって』の4巻も読まなきゃ。



見ました!終わりました!!
大阪桐蔭対長崎清峰。
ほんとうにすばらしい試合でした。感動しました。
最後、ツーアウト満塁、
エース辻内君対古川君というドラマのような設定。
あまりの緊迫感に手を強く握りっぱなしでした。
一人テレビに向かってありがとう、
どちらも本当にすばらしかったよと
両チームに向けて拍手してました。
本当に勝負って残酷で、でもすばらしいものですね。
甲子園には勝者と敗者しか存在しないのですけど、
後悔の少ない充実した時間を過ごせるよう、
祈るばかりです。みんな頑張れ!!!
(かな)
誰かのおばあちゃんが言ってました。
「勝つ人がいれば、負ける人もいるの」
それにしても最後のストレートは
速かったなーーー。



最後、9回、マンガみたいな反撃、
トップバッターのホームラン、
つないで満塁、最後のバッターが古川君!
2ストライクからの画面は、
ホントにマンガのコマ割みたいな画面でしたね。
動揺する大阪桐蔭のエース辻内、
かまえたバットで顔が半分隠れたエース古川、
泣きながら祈る清峰ナイン、
決然とした表情で、飄々と振りぬく古川‥‥。
「マンガなのか、これは? ジャンプの連載か?」
なんて思ってしまいました。
あそこでホームランを打つ
ドラマチックな展開でも良かったけど、
良い試合、美しい幕切れ、なんだか
とても良いものを見ることができて、満足です。
『清峰物語』、「初めての甲子園」編は、
16巻(?)で終わったけど、
選手のみなさんにも、清峰高校にも、
幸せな物語が20巻、30巻、40巻、
と続いていくことを祈ります。
(なつみ)
そして物語は、
『大清峰物語』『清峰物語プロ野球編』へと‥‥。
あるいは中学時代にいったん戻って
『清峰物語エピソード1』
もしくは意外なコラボレーションで
『ハリーポッター 鬼神と清峰物語』
名作シリーズをリバイバルさせて、
『男はつらいよ! 寅次郎、清峰物語』
ああ、すいません。なんか、
感動的なメールばかりなので、ついつい。



長崎県人です。清峰対桐蔭戦、
悲壮感もなく最後まで楽しませてもらいました。
最後の最後のチャンスに、
いつもいつも何かしでかしてくれる
ピッチャー古川君に打順が回ってきて、
対する辻内君もマックスに近い
剛速球で挑んできて、
何かもう、
感極まって泣き出している
ベンチの清峰の選手たちの気持ちがわかっちゃって、
それでも何故か晴れ晴れとしているこの気持ちを
どう表現していいものかわかりません。
主将!
完封に終わらせないでくれて、ありがとう!
みんな、
胸を張って長崎に帰っておいでね!
(zougame)
長崎の人は、感動もひとしおだろうなあ。
そして、試合中の緊張も
ひとしおだったろうなあ。



運命なのか、
最後のバッターは清峰のピッチャー古川君。
最後は辻内君に負けてしまいました。
打ち取られて、ベンチから
仲間が挨拶にホームベース付近に走ってくるときに
私、見ました。
仲間に「ごめん!」と涙なく笑顔で謝る古川君。
(音声はなく、口の動きだけでしたが、
 きっとそうですっ!)
かっこよすぎです。
試合を楽しめたんだなぁ。って。
仕事中ながら、目に涙をためてしまいました‥‥。
(さなか)
きゃあ、これ、見逃してた。
いいところ観てるなあ。



はぅぁああああー! 大阪桐蔭勝ちました!!
1回裏に3点を入れてから
ずっと膠着状態だったので、これはもう
「勝てるかな?」と思っていたら、甘かった。
甲子園はほんっとうに
最後まで何が起こるかわからない。
9回表、清峰ソロホームラン!
さらにフォアボールもあり、ツーアウト満塁の場面で
バッターはピッチャーの古川君!
これが例のアレなんでしょうか?
アレのせいなんでしょうか?
もう見ていられない!
と思いながらも頑張ってしっかりと見ました。
ナインはもっともっと頑張ってるんだ!
最後は152キロのストレートで空振り三振!
辻内君、最後まで球速が落ちませんでしたね。
もうこうなったら大阪桐蔭について行きます!!
次の東北も剛速球でねじ伏せろ―――!!!
(こみえ)
そうそう、ああいう組み合わせで、
ああいう展開だと、
どうしてもみんな清峰に注目しがちですが
大阪桐蔭、強かった。
辻内くん、平田くん以外も鍛えられてる。
強いチームって、最初は冷静に評価されがちでも、
勝てば勝つほどファンを増やしていくんですよね。
それにしても投打の主役がチームに
ひとりずついるというのはかっこいい。



無欲で強豪にぶつかっていった
清峰のみなさんしばらく忙しいでしょうけど
ゆっくり休んでください。
後は大阪桐蔭に優勝してもらいましょう。
優勝旗とともに場内一周するときはもう秋の風。
今年は久しぶりに若返りました。
ほんとにありがとう。
(京)
「あとは大阪桐蔭に優勝してもらいましょう」
っていう収めかたは、なんか、いいですね。



清峰、吉田監督の言葉に
「高校3年間でそんなに上手になりはしない。
 子どもの頃から地元の皆さんが
 野球を好きにしてくれていたから」
というのがありました。
長崎は少年ソフトボールがとても盛んな県で
双子の大石兄弟も
小学生の全国大会で優勝をしています。
長崎のチームの全国大会成績
1999年、2000年、2001年、
連続で佐世保のチームが全国制覇しています。
2002年には準優勝、そして2005年は
決勝戦を長崎県のチーム同志で
戦うというすばらしさです。
中学生になり、中学校の軟式野球・
シニアリーグ・ボーイズリーグと
進む道は違ってきますが、
その子達の多くがソフトボール経験者です。
そういう小学生のときからの指導者の方達にも
敬意を払う吉田監督に、私は敬意を表します。
2000年、2001年に
全国制覇した子達が高1・2ですね。
長崎の高校野球これからも期待してください。
(みっちぃ家おかん)
ああああーーー。なるほど、そういう背景が。
これだけでコラムが1本書けてしまいそうな情報を
コンパクトにまとめてくださいました。



ピッチャーの古川君が、とにかく好きです。
でも、負けてしまいましたね。
私の夏は終わりました。
こんなに一生懸命高校野球を見たのは初めてです。
ありがとうほぼ日、ありがとう古川君。
本当に、好きな顔でした。
よくぞピッチャーになってくれました。
(キナコ)
この表現、好きなんですよ。
「よくぞピッチャーになってくれました」って
とってもいいなあ。そして強く共感。



がんばってくれてありがと、清峰ナイン。
来年も応援するから、また甲子園行って暴れてね。
古川君、プロに行くのかなぁ。
行ってほしいな。
そしてホークスの城島みたいに
地元の野球少年の星になって欲しいなぁ。
大阪桐蔭、明日から応援するからね!
(右京ママ)
そのあたりに夢が広がるのが、
甲子園のもうひとつのたのしみかたです。
だって、想像してもみてください。
辻内くんと古川くんが
プロで投げ合ったりしたら?



一回戦でファンになった、長崎清峰、
9回表に魔物が来るかぁ 〜!!
と思いましたが、残念でした。
でも、初出場で強豪チーム相手に
ここまで勝ちあがって、ほんま凄かったです。
9回表、最後のエース対決。隣で父が
「カーブ投げたら絶対振るから三振や」と一言。
直後に三振。くそぉ‥‥と思いながら、
野球に詳しくない私は、三振でも、
バットを振ったその潔さに感動しました。
てか、カーブだった? そこらへんはわからん。
(兵庫県・たこ)
いいえ、いいえ、ストレートでしたよ!
152キロの剛速球でしたよ!
でもね、ぼくも、お父さんと同じこと、
アタマをよぎったんです。
「変化球がきたら、打てないな」って。
だから、むしろそこがちょっと不思議です。
大阪桐蔭のバッテリーに
大会が終わってから訊いてみたいです。
徹底してストレートで押したわけを。



今日の試合、初回に先制し、
辻内くんも押さえたピッチングで
8回までは安心して見ていられましたが、あの9回…。
ホームラン、ヒット、伝令で落ち着いてアウト1つ。
かと思ったら、続けて四球2つ。
投げたボールは全部ストレート。
辻内くんは「力いっぱい投げたい!」って気持ちが
爆発しそうになっているように見えました。
1アウト満塁からアウトを1つ、
これまたストレートでもぎ取って
清峰ピッチャーの古川くんとの対決。
これでもか、これでもかと
ストレートを投げつづける辻内くん。
渾身の150Kmに食らいついてファールにする古川くん。
最後のボールは、今日最速152kmのストレート。
素晴らしい対決でした‥‥。
さすがの魔物も手を出す隙がありませんでしたね。
私もテレビの前で力尽きました。
やっぱ高校野球、最高だ。
(大阪府・kai)
とにかくストレートだったなあ‥‥。
そして、「球威が落ちない」どころか、
最終回に152キロを出す辻内くん、
しびれました。



清峰対大阪桐蔭の試合、清峰負けちゃいましたね。
でも9回表の攻撃は十分見ごたえありました。
粘りで攻めた清峰と粘りで抑えた大阪桐蔭。
両校ともに素晴らしい試合だったと思います。
あとこれは試合中に起こった個人的な出来事ですが、
8回裏、奥歯を舌で触ってたら
奥歯がかけててビックリしました。
(セブンスター)
やっぱり最後はこういう
おもしろエピソードじゃないと。


宇部商(山口県)11ー2酒田南(山形県)

酒南のピッチャー金本君の帽子のつばの裏には
「54校分がんばる」と書いてあるそうです。
たまに帽子をみながら気合を入れているんです。
君は立派な山形代表だよ!
(えつここ)
いい話、拾ってくるなあ。
夏の甲子園「帽子の裏」展示会、
というのはどうかしら。



宇部市出身の私は、出身高校は違うのですが、
出身地を聞かれたときに「宇部」と答えると、
よく「あ、甲子園によく出るところ?」と聞かれます。
うちの高校は一度も甲子園に出ていませんが、
山口県に特にゆかりの無い人にも
印象に残る程に甲子園に出ている
宇部商を誇りに思います。
今年ももっと印象に残る試合をしてほしいです。
(ぷっち@鎌倉市)
その印象は、きっと今年、
さらに深まることでしょう。



宇部商、ベスト8進出! うっきゃ〜。
山口県の学校がベスト8って
けっこう久しぶりじゃないでしょか?
今日は仕事だったので、
会社のTVでちょこちょこ見るだけでした。
歓声が聞こえるたびにダッシュして
先制点で好永投手が笑顔で
ホームに帰ってくるところは見れました。
次に見たときは7回表、ドトーの攻撃中。
8点入って、これで大丈夫かなぁとひと安心。
でも、酒田南の投手が
すごい辛そうな顔をしてるのを見ると
「ふんばれ!」って思うし、
ベンチの選手の顔がこわばって
うつむいちゃうのを見ると
「うつむくな!」とも思うんです。
こういうのって「高校野球」を見てるからこその
感覚だよな〜っとか考えてたら
9回裏に酒田南の反撃が!
も、もしかしてヤツが出てきた?って
ひとりあわててたら2点で試合終了。
あ〜、ドキドキした。
(まつぼっくり)
今年はほんとうに、
9回表とか9回裏とか
最終回に試合が動く。
なにか理由があるのか、偶然なのか、
まったくわかりませんけど、
観ているぶんにはたのしいですよね。



今日の4試合目、
宇部商と酒田南をずっと見ていました。
宇部商のサードを守る1年生高橋君、
好プレー連発してましたが、
その度に帽子を取って一礼‥‥可愛かったです。
それにしても結果的に
大差のついた試合ではありましたが、
試合途中にグラウンド上で
涙ぐんでいた酒南の選手達を見て
ちょっと叱る様に
「まだ試合中です!」と言ってらした
NHKの実況アナの方は誰だろうと思ってたら
小野塚さんでしたか。
なんか納得しました。
今回、ベスト8が出揃いましたが
全国各地に散らばって残ったのでなんか嬉しいです。
(白鯉)
ああ、そんな実況があったんですね。
実際に聴いてないのでちょっとわかりませんけど、
いろんな意味にとることができそうです。



日程がここまで来ると、
各チーム1年生投手を投入したり
こまめに継投したりと、
いろいろと策を練ってくるのですが
そんな中で1試合目から
ずっとマウンドを降りることのない
各チームの3年生エースたち。かっこいいです。
今日勝った宇部商の好永君も
そんなエースの一人です。
ここまで3試合ずっとひとりだけで
投げ抜いてきています。
もちろん全部投げるから
偉いという訳ではないのですが
それだけ消耗し、
責任を負っているのだろうと思うと
どうしても肩入れしたくなって
しまうのが人情です。
(まるみ)
ああ、いい視点ですねー。
ぼくも好永投手が好きなんですけど、
好きであるがゆえに心配なんです。
勝てば勝つほど、試合間隔がせばまって、
エースの肩にはどんどん負担がかかっていく。
とりわけ好永くんは地方大会から投げてます。
今年は雨で流れる試合もないですから、
けっこう、つらいんだろうなあ。



そういえば、
「ミラクル宇部商、なんとかかんとか」って
後が続いていたような気がするのですが、
なんだったでしょうか?
あった気がするんだけど‥‥うーん。
(みな)
ええと、たしか、
「ミラクル宇部商、
 クレイジーライダーローリングスペシャル」
じゃなかったでしたっけ?
ああ、そうですか。それは横浜銀蠅ですか。
しつれいいたしました。



その他の情報

3回戦で駒大苫小牧に破れた山梨の日本航空‥‥。
これで「おらが」に投稿するのも終了と思いましたが
最後に『ちょうちょ』の謎だけ解いていきます。
ちょうちょは正式に「ちょうちょ三三七拍子」。
演奏するのはズバリ得点直後のみです。
ちょうちょと手拍子で点が入った
喜びを表現しているようですが、
如何せんスローテンポな曲調なので
ランナーがたまっている時にタイムリーが続くと
間延びして非常にかっこわるいです。
(山梨・もっちー)
「『ちょうちょ』はたしかに演奏されてましたよ」
というメールがほかの方からも寄せられました。
ありがとうございましたー。



地元の出場校が決まると、駅やデパートに
「祝 甲子園出場○○高校」
という垂れ幕がでますが、
先日、町田駅を通りかかったら
「桐光学園」と「日大三高」
2つ仲良く並んでいました。
桐光は神奈川代表、
日大三高は西東京代表なんですけどね。
両校とも町田駅からは30分ほどの距離、
どちらも「地元の」高校なんでしょうね。
なんだかいい感じです。
(山ヒツジ)
細かいことはいいじゃないか、と。
どっちの生徒さんも
うちの駅を使ってくださっているじゃないか、と。



インターネットで高校野球を中継してくれる
ところを見つけました。
アメリカから高校野球をみるなんて無理だと
思っていたから嬉しい。
ABC放送の下記のページからアクセス
できます。
http://koshien.asahi.co.jp/
中継を見るにはReal Playerか
Windows Media Playerが必要です。
ただ応援の音や校歌は聞けません。残念。
あ、ラガーシャツのおじさんたちは確認できます。
(Yellow Ranger)
あっ、これは海外にお住まいの甲子園ファンに
オススメの情報では?



こんにちは。ユニフォームおたくです。
う〜ん「記憶に残る珍ユニフォーム」……。
でも高校野球はけっこう縛りがキツイので、
「珍」方面へ転がることはあまりないのです。
なので若干本来の主旨から外れるかもしれませんが
おたく目線での「珍」を二校ほど紹介しますね。
甲子園の“常連大学”として日大と双璧をなす東海大。
徹底したブランド管理のもと、付属高は大学と同じ
薄い青地×縦縞、濃紺に金の縁取りマーク
という基本フォーマットで、
全国に統一イメージを強く印象づけています。
でも実はそのなかで唯一、かなり昔ですが
フォーマット通りなのは胸マークだけで、
地色は純白、しかもニットが主流の当時にあって
昔ながらの綿(めん)のユニフォームで出て来た
ところがあるのです(第一高か工業高だったかな)。
「ニットなんぞ贅沢じゃ! 縦縞なんぞ派手じゃ!」
という監督の方針だったそうですが、
どうやって大学本部を説得したのでしょう。
そしてもう一校は東京の堀越です。
ここは出て来るたびにユニフォームが変わっていました。
しかも毎回ユニークなデザインで、さすが多くの芸能人を
抱える学校だなぁと、的外れの感想さえ抱いたものです。
あっ、えーと、それからこのテーマに関しては
どうしても言及せねばならない学校があります。
前代未聞の「珍」に転がる期待を
見事に裏切ってくれた今大会の聖心ウルスラ(宮崎)。
まぁ今回は初出場に免じて大目に見るとしまして
センバツ以降の飛躍的な精進を祈念する次第です。
よろしく聖母様。
(ユズ)
胸元に「ウルスラ」とか
カタカナで書いてあったら、
「珍」ユニフォームの殿堂入り決定でしたね。
いつもありがとうございます。
書きづらいテーマを提案してしまい、
たいへん失礼いたしました。
次回からは、またフリーなテーマで
いろんなユニフォーム話を書いてください!。



私の甲子園

今朝、出勤前の忙しいときに父親に呼び止められ、
「準々決勝の組み合わせ次第では
 今夜、深夜バスに乗って、甲子園へ行く。
 駒大苫小牧が負けるまでは帰らない」とのこと。
どうぞ、勝手にしてください。
はい、今ネットで組み合わせを確認しました。
明日の第2試合に決まったんですね。
ちなみに父親は駒大苫小牧の出身でも
特別な関係者でもありません。
ただ、苫小牧出身の野球観戦バカなだけです。
永田さん、うちの父をはじめ、全国から集まった
そのようなおっさんたちの暑苦しい熱気に負けず、
高校球児のさわやかなレポート期待してます。
(あーちゃ)
了解です! と言いたいところですが、
ぼくの勢いもあなたのお父さんと
ほとんど変わりません。
ていうか、告白すると、いまぼくは
この原稿を新幹線のなかで打っているのです。
いま、名古屋を過ぎるあたりです。



今日近くの高校のグランド横を通りかかったら、
野球部が練習していました。
地方大会で負けた高校は、
甲子園大会を観ることもなく、
既に新チームで練習しているんですよね。
それはそれで素敵な青春だなぁと、
全国の甲子園に行けなかった選手達のことを
思う夏の午後でした。
大会もあと4日。
甲子園でも外野手が映ると
トンボが飛んでいるのが目に付きます。
開会式の頃には入道雲が似合っていた空が、
毎年閉会式では空高く、秋の雲に変わっています。
どのチームにも等しく流れる時間。
たとえ優勝チームだって、
今のこの仲間で野球ができるのはあとたった3試合。
素敵な仲間との素敵な時間が
悔いないものでありますように。
(まり)
たとえ優勝チームでも、
いまの仲間と野球ができるのはあと3試合。
ハッとする言葉でした。
さ、最後はぬばたまのさんの
甲子園情報です。



みなさんからの投稿を
お待ちしております!
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甲子園球場へいらっしゃるなら。
byぬばたまの

古くから続くコーナー
「今日のダンナ」の常連投稿者として
一般の読者にもファンの多い「ぬばたまの」さん。
なんでも、甲子園球場のすぐそばに
住んでいらっしゃるということで、
甲子園球場周辺のレポートをお願いしちゃいました。

第19回「『通り抜け』と『タッチ』」

永田様、みなさま、こんにちは。
宮城での地震、各方面で被害が報じられていますね。
これ以上被害が広がらないことを願っております。

さて、第3試合を球場で観戦しようと出かけたのですが
14時の時点で満員札止め。
外野席も満席で、「通り抜け」が実施されていました。

「通り抜け」とは
23号門から外野席一階の通路に出て、
グラウンドとスタンドを仕切る壁の内側を
外野席のぎっしりの状態を見ながら通り過ぎ
そのまま16号門へ出る、というもの。
立ち止まらずそのまま出口へ向かうよう
ひっきりなしに係員が呼びかけます。
通路からスタンドへ上がる階段入り口には
係員が二人ずつ張り付き
通り抜けの人がスタンドへ
上がれないようにしていました。
スタンドは座席はモチロンのこと
通路も通れないくらいぎっしり。
確かにこれ以上の入場は無理です。

注目の第3試合、とはいえ平日。
まさか「通り抜け」が実施されるとは
思っていませんでした。
いやあ、貴重な体験をしてしまいました。

一度帰宅してから
もう一度甲子園球場に戻りました。
第4試合はライト側の外野スタンドで観戦です。

7回表。宇部商の選手がバッターボックスに。
大量8点が入ったこの回、
一塁側アルプススタンドから流れる曲は、
最初から最後まで
「タッチ」でした。
宇部商にとっては、この曲は
勝利の女神を引き寄せる曲だったのかもしれません。
イニング終了まで1塁側アルプススタンドは
「タッチ」一曲を貫き通しました。

試合が進んで11対0で迎えた9回裏、
酒田南の選手がバッターボックスに立ちました。
3塁側アルプススタンドの応援にあわせて
外野スタンドからも手拍子が。
選手が塁に出るとスタンド全体から
拍手が沸き起こりました。
ついに2点を返したときには
大きな拍手に包まれました。
点差が開いていても
最後まであきらめない酒田南。
懸命に応援を続ける3塁側アルプススタンド。
守る選手を声援と手拍子で励ます
一塁側アルプススタンド。
2アウトでバッターボックスに立った選手が
2ストライクまで追い込まれながらも
ファウルで粘り
最後、スイングしたバットにボールが当たらず
キャッチャーミットにボールが吸い込まれ
試合が終了したときには
外野席全体から「ああぁ〜」というため息が
聞こえました。
次の瞬間には、拍手。
酒田南の選手が3塁側アルプススタンド前に整列し
一礼したときにも
ひときわ大きな拍手が
スタンド全体から沸き起こりました。

試合終了後、国道43号線の高架下に向かいました。
楽器やポンポンなどが次々に運ばれてきます。
上下黒い長袖の酒田南の応援団男子が
高架下の球場側側道前に整列しました。
全員、甲子園球場を見つめています。
団長らしき男子生徒が
振り絞るように
「ありがとうございました!」と
大きな声を出し、
応援団一同深々と
甲子園球場に向かって一礼しました。
居合わせた人たちの拍手に見送られ
応援団の生徒達は
バスのほうへと走っていきました。

ベスト8が決まりました。
準々決勝でも熱戦が繰り広げられることでしょう。
どうか皆が力を出し切れますように。

永田様、くれぐれも気をつけていらしてくださいね。
甲子園でお待ちしております。ではまた。
(ぬばたまの)
Illustration:澤田 圭
2005-08-17-WED
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