KUMA'S BLUEは新展開へ
山梨FACTORYの桜満開も昨日ついに終わった。
花の下にわざわざゴザなぞ敷いての花見なぞ
したこともないのだが、
この春は、高松、高知、東京、山梨FACTORYと
桜前線と共に移動してきたようだ。
桜は眼の縁に歩く速度で感じるのがイイ。
このところの3日間は、山梨の山の天辺にある
<増穂登り窯>にて土との格闘だった。
故・池田満寿夫氏が7年前に遺していった
満寿夫ブレンドの土100kgを、オレが譲り受け
1メートルはある光りの器を創った。
5月に焼き締めしてから、
6月にはオレのKILNで
400kgあまりの硝子を鋳込むのである。
土との融合だ。
KUMA'S BLUEが土の中でどんな屈折を呼び
どんな光りを照射しだすのか。
オレのKILNから、
未だ見ぬ光りの生還は夏の終わりになる。
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