明けましてボンヤリおめでとう 大晦日、暴風雨の天気予想はあっさり崩れて 千葉の海は穏やかだった。 そんな予想なぞを信用してなかったオレはひとり、 まんまと阿房の海にひとり漂い 見えない海底の微かな魚信に集中して過ごした。 カワハギのヤスリ状の皮を剥ぐ。 指が擦り剥け35枚目を剥き終わった時は、 二十一世紀になっていた。 カワハギのおろし煮を作ってから、 <年越蕎麦>を新年に食う ボンヤリ者の朝、 KUMA’S BLUEへの勇気の日々が 淡々とまた始まった。
2001-01-07-SUN