いいものリレー

6人めのゲスト
谷 卓さん(「オルネ ド フォイユ」運営)
おすすめ 03いろいろなかたちの
フラワーベース

谷さんの3つめのおすすめは、
インテリアに気軽に植物をとりいれる
提案のアイテムです。
ガラスのゆらぎや光がうつくしい、
こんなフラワーベースがあれば
気負わずに、花と親しむ毎日を
始めてみたくなるのでは?

すぐに購入する
ゲストキュレーター谷 卓(たに あきら)
1994年に渡仏、
2004年に「オルネ ド フォイユ」という
インテリアショップをオープン。
フランスをはじめ、国内外で見つけた
「好きなもの」を提供している。

少しの花でもいい、壁かけ花瓶。

――
今回は、ガラスの花瓶です。
壁にかけるのが、とても新鮮でした。
花屋さんで小さな花束って売ってますよね。
あの花束をひとつだけ買ってきたとき、
この壁かけのフラワーベースだと、
あんまり考えずにそのまま入れても
なんとなく、さまになるんですよ。
――
小さな花束ひとつで、ちょうどよく。
そうか、花瓶が大きいと、
バランスが取れないですもんね。
花をたくさん買わなくても、
お家に花を気軽に飾れますよ、
というようなコンセプトだったら
みなさん、使いやすいかなと。
――
なるほど、たしかにそうですね。
花を飾るって、習慣になってないと
どうしたらいいかわからない、
という方も多いかもしれません。
花と花瓶の関係とか、分量とか‥‥。
テーブルとか、シェルフの上に
置いて飾ることが多いですけど、
これは壁にかけるように作られています。
――
壁にかけると、印象が全然違うし、
とっても新鮮ですね、見たことないです。
こうやって上にあげると、見え方が変わるんですよ。
見下ろすんじゃなくて、視線が上に。
日本には昔から、
お茶席なんかで壁に挿す花ってありますよね。
――
ああ! ありますね。床の間とか。
ほんとに少しの花や、一輪挿しが多いのかな?
そういう楽しみ方が気取らずにできるようなところも、
魅力なんじゃないかな。
けっこう、自由度が高いんですよ。
でもこれ、日本のデザインじゃないんですよ。
――
そうなんですか。
たしか、スウェーデンだったと思います。
でもアイデアのルーツは、日本なんじゃないかなと思ってます。
――
日本では竹や、陶器が多そうですけれど、
それをガラスで。
たぶん、日本からのインスピレーションで
彼らなりの解釈な気がします。
――
日本から北欧に行った子が、
ガラスになって、かっこよくなって
帰ってきたという感じですね。
そうかもしれません。おもしろいですよね。
やっぱり発想がちょっと違うのかなー。
――
ガラスで、水が見えるのもいいですね。
もともとこの壁かけの花瓶を使ってる同僚が、
毎週花を買うのが習慣になった、って。
いいですね。
これなら気軽に生けられますから。
――
花瓶の後ろ側に穴が開いてるんですよね。
壁にはどうやって取り付けるのがいいんですか?
フックを使うのがおすすめですね。
ねじ込みのものが頑丈で安心ですけど、
壁に穴の跡がつきにくいものとか、
色々ありますから、お住まいに合わせて。
――
丸いほうは、受け皿みたいなものがあれば、
テーブルにも置けるんですね。
これ、奥さんが発見したやり方なんです。
これはこれでかわいいと思います。
――
平面じゃなくて、底の丸みにフィットする、
ちょっとくぼみがあるものがよさそうですね。
これも楽しいです。

ガラスそのものの魅力を、気軽に。

――
こちらは大きめの、ボトルみたいなかたち。
やっぱり存在感がありますね。
これは、なにかの家具の上でもいいし、
床に置いてもおかしくないと思います。
――
このくらいの大きさがある花瓶、
なかなかハードルが高い気もしますけど、
どんなところがポイントなんでしょう。
これは、口のところが細いんですよね。
たとえば、花束をもらったときならば、
広口のフラワーベースに無造作に入れても
それだけで全然いいんですけど、
自分で買うとなると、スタイリングというか
生け方がむずしかったりしますよね。
たくさん買うのは金額も気になるでしょうし。
でもね、こういう細口の花瓶だと、
そんなに花の量がなくても、
留まってくれて、バラけないので、
かたちが決まりやすいんですよ。
――
細口っていうのは、かっこいいだけじゃなくて
使い勝手のよさもあるんですか。
ボリュームのある花じゃなくても大丈夫ということ?
庭の花や、何気なく買ってきた花を
ポンと入れるだけで完成するようなものを、
おすすめしたいんですよね。
――
曲線がきれいな枝を一本とか数本とか、
ドライフラワーなんかでもよさそうです。
なんでもいいから入れておけば
さまになるっていうものにしたいなぁ、と。
――
そういうのが欲しかった!
少しの花で生けやすくて、格好がついて。
この花瓶だけ置いてもかっこいいです。
ガラスが魅力的っていうところもありますよね。
この花瓶も、壁かけのものも、
どれもいい意味でチープなんです。
厚みも均一じゃないですし、
かたちも歪みがあって、揺らぎと言いますか。
表情があるんですよ。
――
ガラス自体に、ですね。
ピチッときれいに作られてるものではない、
それも魅力のひとつかもしれないですね。
完璧過ぎない緩さが、
やっぱりいいなぁって思いますね。
――
繊細さもあるけれど、カジュアルで、
親しみやすさが感じられます。
お部屋に花、取り入れていきたいです。

さて、今回で谷さんのおすすめが
そろいました。
お次のバトンを渡す方のご紹介を
いただけますでしょうか。
ご自宅をリノベーションされて、
この間、ここに偵察にいらした方を
ご紹介しようかと。
人気のパン屋さんをやっていて。
とってもすてきなんですよ。
――
どんな方なんでしょうか。
たのしみです。
谷さん、ありがとうございました!

(おわり)

谷卓さんのおすすめ 03 壁かけの花瓶(丸・Mサイズ)¥2,420(税込み)

カートに入れる完売しました

壁かけの花瓶(丸・Lサイズ) ¥3,080(税込み)

カートに入れる完売しました

壁かけの花瓶(コーン) ¥2,310(税込み)

カートに入れる完売しました

細口の大きな花瓶 ¥4,620(税込み)

カートに入れる完売しました
※2023年10月3日(火)より価格が改訂されました。

上記の日時以降もカートボタンが表示されない場合は
ほぼ日ストアヘルプをご参照ください。

壁かけの花瓶について

ほんの少しでも花を飾れば、空間がなごみます。
このガラスの花瓶は、小ぶりなサイズで
気負わず、さりげなく花を生けられます。
壁かけというスタイルも新鮮で、
いつもと違う視線で花を楽しむことができます。

後ろ側には壁かけのための穴が開いていて、
フックなどの金具を使って壁面に設置します。
ひもを使って梁などから下げて
ゆらゆらと揺れる姿を眺めることも。
いくつか並べてみるのもおすすめの使い方です。

ゆらぎのあるガラスを通して見える、
光と水の反射や、草花の透明感が新鮮です。
シンプルなかたちはどんな部屋にもなじんで
ポイントになってくれます。

商品名:
ウォールベース KLING A/M
ウォールベース KLING A/L
ウォールベース KLING C/L

販売元:
オルネ ド フォイユ

<丸・Mサイズ>
サイズ:
幅11.5cm × 高さ12.5cm × 奥行5cm
口径約4cm、壁掛け用穴の直径約1.5cm

重さ:約95g

<丸・Lサイズ>
サイズ:
幅14.5cm × 高さ16cm × 奥行6cm
口径約5cm、壁掛け用穴の直径約1.5cm

重さ:
約145g

<コーン>
サイズ:
幅8.5cm × 高さ21.5cm
口径約8.5cm、壁掛け用穴の直径約1.5cm

重さ:
約65g

素材:
ガラス

あらかじめ知っておいてほしいこと

  • 穴の形やサイズには個体差があります。
  • 壁にかける際には、揺れたり振動などで落ちないよう、
    フック状になっているものをご使用されることをお勧めします。
    ピンをご使用の場合には、角度を斜め上にするなどして、
    ベースが落ちないよう十分ご注意ください。
  • 吊るして飾る場合は衝突・破損にご注意ください。
  • ガラスには歪みや筋状のむら、斑点のような汚れがみられます。
  • お届け時に白く曇っていたり、ぬめり、
    酸っぱい匂いがする場合があります。
    これはソーダガラスの成分が浮き出てきたもので、
    不良品ではありません。
    ご使用前に中性洗剤や食用酢などで洗っていただければ
    問題なくお使いいただけます。

細口の大きな花瓶について

ちょっと大きめな、存在感のある花瓶は、
北欧から届いたものです。
ナチュラルな曲線のかたちは
置いた場所の雰囲気をよくしてくれそう。
背の高い草花や枝ものなどを挿せば、
自然の曲線をそのまま、ガラスを通して
眺めることができます。

口の部分が細いので、
少しの枝や花でもかたちが決まりやすく
丸みのあるガラスの揺らぐような風合いや
光の変化を楽しむこともできます。
ドライフラワーや枯れた枝などでも
個性的な雰囲気が楽しめます。
少し青みを感じる厚手のガラスで、
この花瓶だけ、何も入れずに置いてあっても
お部屋に表情が生まれます。

商品名:
ガラスベース クリア/細口

販売元:
オルネ ド フォイユ

サイズ:
直径17cm × 高さ30.5cm×口径3.5cm

素材:
ガラス

重さ:
約1430g

あらかじめ知っておいてほしいこと

  • サイズや形状に個体差があります。
  • ガラスには厚さのむらや形の歪みがみられます。
  • 黒い跡やキズ、気泡などがある場合があります。
  • お届け時に白く曇っていたり、ぬめり、
    酸っぱい匂いがする場合があります。
    これはソーダガラスの成分が浮き出てきたもので、
    不良品ではありません。
    ご使用前に中性洗剤や食用酢などで洗っていただければ
    問題なくお使いいただけます。