その1045 (2006-12-25)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


高校時代、演劇部の友人が「部活で使うバレイショをデパートまで買いに行くから放課後つきあって」と言いました。ジャガイモくらいどこにでも売ってるだろうと思ったので、「あそこのスーパーでいいんじゃない?」と言うと、「あんなとこに置いてない」と言い張ります。「形のいいジャガイモが必要なの?」と訊くと「??」な顔。彼女が言ってたのはバレイショではなくバレエ衣装のことでした。(レオタードと言って!)


Macの調子が悪かったので、サポートへ電話をした時のこと。係「OSのバージョンは?」私「OS9(オーエスナイン)です」係「パソコンを起ち上げた時に画面に表示されるものですが?」私「(ナイン)です」係「いえ、OSというのはパソコンに必ずあるもので‥‥」私「だからOS9(オーエスナイン)です!」お互い数秒間の沈黙。私「‥‥きゅう‥‥です」その人は完全に「OS無いんです」と聞きまつがってました。OSが無いわけナインですけど。(かっぱ)


とある問題についてのご意見をうかがうために、お電話でメモを取りながら先方の会社にお話をうかがっていました。「結局ね、上層部どうしでキッチリ五千円札をとっておいてもらわないとさ‥‥」「???」意味はわかりませんでしたが、業界内の隠語だなと思い「すみません。『五千円札をとっておく』とは、どういった意味ですか?」と、質問しました。「‥‥五千円札じゃないよ。コンセンサスだよ」(横文字は嫌いよ)


前日見たテレビの説明をする母。母「漢字を知らない女の子が出てきたんだけどそこにセイン・コスギがいて‥‥」私「は?それってどっち?」母「だからわかるでしょ!」私「はぁ?わかんないって」母「漢字知らないのは女の子だって言ってるじゃない!」私「‥‥セインかケインかどっちかって聞いてるの!」結局、母は「セイン・カミュ」のことを言いたかったらしいです。(のりこ)


来春結婚するので、色々な式場を彼と見学していると、たくさんのドレスの中、ひときわ目をひく素敵なドレスが。「いいですね〜、コレ!」と係のお姉さんに言うと「ハイッ、これはあの、勘三郎さんのデザインなんですよ〜」と言われ、ナルホド。歌舞伎のニューヨーク公演を成功させる勘三郎さんだ、ドレスのデザインもするだろう、と思い、「さすがですね〜、やっぱりどこかに歌舞伎を彷彿させるこだわりがあるんですか?」と聞いたところ、お姉さん、さっきまでの笑顔はどこへやら。ものっすごいキョトーンとした顔をされた。しかも彼まで豆鉄砲をくらった顔なので、さすがに違和感を感じ、「あのぅ、勘三郎さん、ですよね?歌舞伎の‥‥」とおずおずと聞いたところ「神田うのさん」の聞きまつがいと判明。並ぶドレスのフリルで溺れたいと思いました。(彼の指輪は鉄人28号)

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