その1114 (2007-03-04)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


主婦業とパートで体力の限界を感じていた頃。満員電車でつり革を持って居眠りをするサラリーマンの如くひざがカクンとなりながら夕食の食器を洗っていました。翌朝、台所に立つと、冷蔵庫の野菜室で茶こしを発見し電子レンジを開けるとやかんが鎮座していました。あ〜、こりゃあかんわ〜と思いました。(お疲れ、おかん)


私の父の話ですが、冬にタイヤを自分で交換しようとしてました。倉庫から冬タイヤを持ってきて、ジャッキアップしてクロスレンチでナットを緩め、夏タイヤを外し、冬タイヤへ。結構手馴れてて、しばらくすると作業も終了。さあ、外した夏タイヤをしまおうと、ふと見ると、そこにあるのは装着したはずの冬タイヤ!父よ、あんたは何を交換したんだ。(二度手間)


出勤途中、助手席にクリーム色のバラをたくさん載せて走ってくるトラック。「後ろに載りきらないほどのバラ‥‥結婚式かな?」近づいてきたのでよく見たら、白菜でした。束ねて横積みしてあったので、ヒラヒラな葉っぱが見えたのでした。朝は寒いです。(れちこママ)


銀行に勤める友達に聞いた話。後輩が座る窓口に「お金を下ろしたい」と郵便局の通帳を持ったお婆ちゃんがやって来た。その銀行の隣には郵便局があるので、間違って入ってきたと思った後輩は素っ気なく「隣です!」とだけ言い放った。すると、お婆ちゃんは横歩きで隣の窓口に移動し、通帳を‥‥。後輩は慌てて「外に出てから、隣です!」と言い直したそうです。(p)


ひげを剃っても時間が経つにつれひげが濃くなる友人がいたのですが、あるとき家を訪ねたところ彼によく似た人が出てきました。「お兄さんですか?弟さんはいますか?」と言おうとしたところ、彼でした‥‥。これを後で彼に話したところ、「嘘だっ!」と言われましたが、本当だっ!本当にそう思ったんだっ!(らもん)


高校生のときの話。その悲劇は、教室で女友達数人との楽しいランチタイムで起こった!うちの母は毎日お弁当を作ってくれ、とても有難かったのですが、煮物系が多く、よくその汁がもれてお弁当包みまで染みて茶色になっていることがあり、それがイヤでイヤで‥‥。その日も、思いっきりシミシミデーでした。「あ〜あ、弁当包みまでお汁くさ〜っ!」と友達にボヤいていると‥‥その友達が何やら複雑な顔をして私に「ソッ、ソレッ、私のハンカチじゃ‥‥」。「ギャーッ!(私の叫び声)」ほかの友人たちも明らかにドン引き状態‥‥。そうです。私の母はやっちまいました。友人から借りたハンカチを弁当包みに使用し、なおかつ、汁、汁までっ‥‥。(テール)


以前新宿の歌舞伎町近くでバイトしていた頃のことです。朝靄の立ち込める早い時間に、バイト先に向かう細い路地を歩いていた時です。路肩に積んであったごみ袋の山の中に、人の頭が!ビックリしてヒックリ返りそうになりましたが、よく見るとマネキン人形!そんなもの捨てるな!周りの雰囲気が雰囲気なだけにホント怖かった。(新宿鮫)


こういうのは、何まつがいと言うのでしょうか。中学生の頃の話です。「気をつけ、礼、直れ」というのをピアノの和音で表す合図があるでしょう(ドミソの和音とか)。音楽の先生が異動して、新任の先生にさせるわけにもいかなかったのか、社会科の先生が、ピアノの椅子に座りました。「ピアノなんか弾ける先生だっけ?」と思っていると、普通なら、ジャーン、ジャーン、ジャーン(本当は2度目の和音が違う)となるのに、緊張しすぎたのか、ジャーン(少し違う和音)、どーん(全然違う和音)、ばぁ〜ん(不協和音)になりました。季節は春でしたが、体育館の空気が一気に氷点下になった気がしました。(ss)

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