その1169 (2007-04-28)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


うちの犬は、宅配便屋さんがくると、「わんわん」激しく吠えます。そこで、犬に「おすわり・待て」をさせて、宅配便屋さんとの用事が終わってから犬に、フード1粒のごほうびをあげます。先日、宅配便屋さんから荷物を受け取り、印鑑ではなく、フード1粒を差し出してしまいました。私の差し出された手のひらの上の1粒のフードを見て、宅配便屋さんが困っていました。(しぇるさん)


老眼鏡デビューして間もない私。まだ、十分に使いこなせない。今日も、パソコンの画面がよく見えないので「なによ!この眼鏡。ちっとも見えないじゃん」と、言ったら、眼鏡は、机の上に‥‥。私、眼鏡かけていませんでした。(じんじん)


小学校の頃。シャープペンの芯がきれたので、入れ替えようと思いケースから芯を出そうとしたら、手がすべって床に落ち、芯も飛び散りました。必死で拾い集め、慌ててシャープペンの中に芯を入れました。カチャカチャ振って芯を出すタイプのペンだったので、ホッとしながらカチャカチャ振っていたのですが、今度はなかなか芯が出ない。あれっ?と思いながらもまだ振っていると、隣の人が「それ、わざとやってるの‥‥?」と不審そうな顔をしながら尋ねてきたのでよく見ると上にはまってるはずの消しゴムがない。おかげで芯は吹っ飛び放題。また拾うはめになりました。(うんざり)


高校の思春期の頃のことです。学校から帰ってくると、毎日些細なことで母親に怒られていました。母親がとても恐く逆らうことができなかったため、馬鹿とか、むかつくといった言葉を面と向かって言えませんでした。お風呂場の脱衣所の曇っている鏡に「お母さんのばか、むかつく」と毎回書いていました。湯気がなくなると、消えていると思っていました。最近映画で曇っているガラスに書いた文字がそのまま残るというシーンがあり、慌てて家でやってみると、確かにかすかに残っていました。10年たちましたが、母親が恐くて聞けません。(ゆるるん)


今から30年くらい前です。ご近所の料理の得意な奥さんに買い物を頼まれた母。頼まれた物はマッシュルーム。庶民派の母の頭にマッシュルームは存在していません。それでもとりあえずハイカラなものという念があったらしく買って帰ったのはマシュマロ。ベタなまつがいながら、わが母の苦肉の発想にせつなくなります。(いまや、私が大阪のおかん)


まだヨーロッパの貨幣がユーロで統一されていなかった頃。一人旅でポルトガルからスペインへ夜行列車で行った日のことです。両替が面倒なので日中に現金のポルトガルエスクードを使いきり、夕食はカードが使えるのを確認して、駅前の小さなレストランで食べました。おいしく食べ終わりさぁ、清算、とカードを出したら「うちではカードは使えない」と言われてしまいます。「え‥‥そんな、だってレストランの前にカードマークがあるじゃない〜〜。あれは何?」そうです、私は隣のレストランのカードマークを見てこちらのレストランに入ってしまったのです。「さ、皿洗いで勘弁してもらえるのか。いや、夜行列車はどうしたらいいのだ?」ボーゼンと立ちすくむ私でしたが、優しいお兄さん達はお隣のお店と交渉しカードを使ってくれました。おかげでその後の旅を無事続けることができました。オブリガード(ありがとう〜〜〜)!!(沙羅)


出勤前の忙しい朝、愛用の手袋が見つからない!時間がないので別の手袋を適当にひっつかみ、手にはめて、いつものニット帽をひっかぶって家を出ました。会社に着くと、いつものようにニット帽の中に手袋をつっこんでそのままロッカーへ。そして終業後。さーて帰るか、とロッカーから出してきたニット帽に手をつっこむと、まるで手品のようにポロポロと、計2組の手袋が出てきました。見つからないと思っていた手袋は、しっかり頭にかぶっていたようです。(みみずく)

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