その1354 (2007-10-30)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


学生時代、モテモテの友達が、ちょっとこれ見て!と突き出した手紙。あきらかにラブレターなのですが、宛名が「恥子様」。彼女の名前は「聡子」さんでした。この恋は実らなかったようです。(ハム抜け)


私の名前は「やすこ」ですが、台湾人の知り合いには「くそこ」と間違われ、カナダ人の知り合いには「やくそ」と呼ばれました。やっぱりなんだか悲しい気持ちになりますね。(やすこ)


私のボスは「買手屋(かいてや)」さんという、ちょっと変わった苗字です。プライベートや社外の人と電話していて名前で「え?」と言われることはしょっちゅう。そして「こいけやさん」とまつがわれたりしています。が、あるとき、社内での伝票にカタカナで「カイディア様」と‥‥。どこの国の人だと思われたのでしょうか。そんなに大きな会社じゃないんだから、社員同士でまつがえるなんて‥‥。(おみつ)


以前、勤めていた施設で、「初めてのボランティア講座」というものの講師を担当したとき受講者の皆様の前でご挨拶をしました。「今日、この講座を担当いたしますのは、ワタクシ○○と、助手の今泉さんです」と言うところを、「助手の水戸泉さんです」と言ってしまった。場内は大爆笑。あわてて言い直したけれど、「あれでキンチョウが取れました」と受講者の方に言われました。(かりゆしまや)


OL時代、部長室付きの秘書をしていた頃の話です。若い営業さんが商品の売り込みのため、部長に会いに来られました。名刺交換をしてその営業さんが一言、「綿野(わたの)部長!お忙しい中時間を割いていただいて‥‥」凍りつく部屋の中。部長の名前は「錦野(にしきの)」です。「そんなにグレードを下げるな〜!売れる商品も売れなくなるぞー」心の中で叫んだ一瞬でした。(ミルク)


大学を卒業する時。4年間を共に過ごした友人とあらためて連絡先の交換などをする機会が多かったのですが、そのうちのひとりに「オンダくん」がいました。在学中、彼を目の前に何度こう呼んだことか。しかし実際どういう字を書くのかは知らなかった私。多分「恩田くん」だろうなあ‥‥と勝手に想像していました。さて‥‥そんな彼が書いてくれた名前は‥‥「本多」でした。‥‥え?‥‥ホンダ?「オンダくん」今までゴメンなさい‥‥!(チェリー)


もう20年近く前、とある総合病院に行った時のこと。当時、その病院では診療科ごとに診察券が発行され、診療科と患者の名前がカタカナで印字されていました。待合室に落ちていた診察券を拾ったおじいさん。親切にも持ち主に返そうとしたのでしょう。診察券をじっくり見た後、大きな声で「ジビインコさ〜ん!」笑いをこらえていたのは私だけではなかったはず。おじいさん、それは「耳鼻咽喉科」のことよ〜!(受付に渡せばよかったのに‥‥)


先輩の○○さん宛に、少しドスのきいた声の主から電話がかかってきました。「○○おりますか?」「あいにく席を外しております。あとで掛けなおさせます。失礼ですが、どちらさまですか?」「あにだと言えばわかります」「あにだ様ですね」「‥‥いえ、あにです」そう言えば兄貴がいるって言ってたなぁ。(まいまい)


私の友人は、まだ小さな自分の子供を呼ぼうとしてまつがえ、その時一緒に出かけていたアメリカ人の名前で呼んでしまいました。「ジョン、ジョン、おいでジョン!」ジョンはただ笑っていましたが、同行の日本人たちは一様に「犬‥‥?」とひそかに思ったのでした。(ジョン元気?)

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