その1438 (2008-01-22)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


「ひだか」と申します。そう難しい名前ではないため、まつがえられた事はありません。ただ、学生時代のクラスメイトに「ひらが」さんと「ひらた」さんがいました。授業中「ひだか」と指名され顔を上げれば、先生は「ひらが」さんを見つめていたり、「ひらた」さんが指名されたと思ったら自分だった、という事が多々ありました。大半はワタクシの聞きまつがいでしょうが、先生の言いまつがいもあったに違いないと信じています。(ひぃだぁかぁ、ひぃらぁがぁ、ひぃらぁたぁ)


私の苗字は「オエ」といいます。地元の地名で珍しいので、よく聞きまつがいされます。先に注文していたケーキを受け取るために待っていた時のことです。そろそろ呼ばれる頃だな〜と思っていると店員さんが、「上様〜!上様〜!ウエ様はいらっしゃいませんか〜?!」騒がしかった店内が一瞬にして静まり返る中を、早歩きでケーキを受け取って、背中に刺さる視線を感じながら帰りました‥‥。(私を殿と呼ばないで)


病院で診察を待っていた時、お医者さんがマイクで順番のきた患者さんの名前を呼んでいました。「すぎもとあやさん、すぎもとあやさん、診察室へお入りください」タレントさんと同じ名前なんだ、と思いましたが、誰も立ち上がりません。何回か呼び出した後、しばらく沈黙してから、笑いを堪えた声で、また呼び出しが。「すぎもとまいさん、診察室へどうぞー」別名じゃん!その方はすぐ診察室に入り、満員の待合室は静まり返りました‥‥。(トクメイキボー)


友達に彼氏ができました。名前は「ノブユキ」。「ノブユキってどんな字書くの?」「よろしくの『よろ』に、旅行の『行』」よろしくの「よろ」?私の頭に浮かんだのは「夜露死苦」という文字。「夜露行」で「ノブユキ」?と、一瞬不思議に思いましたが、「これはまつがい、絶対まつがい!」と慌ててかき消し、事なきを得ました。(宜しく!宜行くん)


かって何回か出張で海外へ行くことがあり、人事課の女子が飛行機予約、保険手続きなどのいくつかの書類手続きをしてくれましたが、自分のローマ字名がパスポートの綴りと一致したことは一度もありませんでした。自分の名前:「のうじょうきゅうじ(KyujiNojo)」書類に書かれたローマ字名:「KyuuziNouzyou(パソコン入力式)」「KyujiNozyou(統一されない方式)」「KyujiNohjoh(パスポートでは許された綴り)」「KyuudiNooziyou(明らかな間違い)」トラブルもなく出張が済んだのは今でも不思議な気がします。(一部子音を変えた偽名です)


いぜん勤めていた会社であった、新入社員君の言いまつがいです。朝の忙しい時間に、取引先の営業さんから電話がありました。新入社員君「はい、○○(会社名)です。はい。少々お待ちください。課長、○○社のエビさんからお電話です」一同「エビさん?って誰?」わりと頻繁に電話がある取引先なので、みんな新しい営業さんかなと思っていました。上司「はい、お電話替わりました。‥‥あ、可児(カニ)さん、いつもお世話になります」一同大爆笑。ちなみに可児さんは、九州にある苗字だそうです。(甲殻類つながり?)


以前、MAMIさんというお名前で英語では「おか〜さん」になってしまう方がいらっしゃいましたが‥‥。私の場合、中国語ではこうなります。中国人「あなたの名前は?」私「名前」中国人「うん、名前を聞いてるの」私「だから名前です」中国人「???」私「私の名前は名前です!」私の名前「明子」の中国語読みと中国語で名前を表す単語「名字」は同じ発音。漢字の説明をすればすぐ納得してくれるのでいいのですが、自己紹介の時はちょっと恥ずかしいです。ちなみに、友人の京子ちゃんは中国語で「精子」と同じ発音になるので、絶対に中国語読みで自己紹介しないそうです。(名前は明子)


友人と僕の、ショウコさんについての会話。僕「ショウコのショウの字ってどう書くの?」友人「示偏(しめすへん)に、ヤギ!」ヤギ?山羊?あぁ、「祥子」ね。ヒツジだね。(ペンペル)

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