その1467 (2008-02-20)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


ある時、友だちの久仁子さんは荷物を送ってもらうために電話で自分の名前を説明していました。久仁子の「仁」を説明する時に、「ジンです。仁丹の『ジン』」と言ったところ、届いた荷物には「久丹子様」くたんこ‥‥?(ひとぴょん)


初めて近所の小児科にかかりました。受付は、おばさんというより「おばあさん」に近い女性。「お嬢さんのお名前は?」と聞かれ「かんなです」と答えたら、ものすごくびっくりした顔。「どんな字?」と聞かれたので「ひらがなです」と答えたら「最近の子供はみんな変わった、凝った名前が多くてね〜」と言いながら、手元のカルテにこう書いていました。「○○ぱんだ」かんなですって!!(パンダの母)




私の友人は「イデヤスヨ」さんという。彼女が平仮名で名前を書くと、「いでやすよ」を「いやですよ」と読まれることが時折あるらしい。そんな名前の人がいるわけないじゃんっ!と軽くキレてしまうとか。(ハヅキハハ)


私は辻田という姓なのですが、なかなか伝わりづらい苗字で困っています。電話で名を名乗っても、一度で聞き取ってもらえたためしはなく「ふじたさん?」「つじたです」「はい、ふじたさんですね」「たちつてと!つーじーた、です」「つちださんですか?」「つじたですっ」というやり取りが延々と続きます。相手が訛ってたりすると「つじた」と「つちだ」の発音の区別がつかず泥沼化します。宛名を間違われることも多く、「述田」とか「迷田」宛の郵便物が届くことが珍しくありません。(ありふれた字なんだけど)


結婚して「鍛治梁」という超レアな苗字になりました。「かじやな」と読むのですが、正確に呼ばれたことは一度もありません。買い物するときとか、電話かけるときとか、相手に名前を伝えることって普段の生活でけっこうありますよね。たいてい「かじわら」「かじやま」などと返されることが多く、その度に「あ、それ、か・じ・や・なって読むんですよ〜」と訂正していました。でも、この前ダンナと食事に行ったときのこと。人気店のため、入り口のところにあった名簿に名前を書いて待っていました。そろそろ私たちの番かなあと思っていたら、店員のお姉さんから明るい声で「2名でお待ちの‥‥えー、『だんじはり』様〜、たいへんお待たせいたしましたぁ〜」と声がかかったではないですか!!かなりの大声だったので周りの人たちにも当然聞こえており、明らかに「誰?めちゃ変な苗字!」と思ってる顔つきで皆さんきょろきょろしていました。顔から火が出そうな私たち。今度からこういう時には漢字じゃなくカタカナで名前を書こうとかたく決意しました‥‥。(独身時代はメジャーな苗字)


ウチのネコの名前は「ぼんた」と言います。私の名前は「えりこ」です。そして母はいつも私の名前ネコの名前を間違えます。「こら!えりこ!またこんなところにゲロ吐いて!」「えりこ、食べなさいっ!ワガママ言わないで出されたものを食べなさい!」「もう、えりこったら、夜中にフラフラと外を出歩いてるからケンカに巻き込まれるのよ!」「ま〜、えりこったら、今日は立派なウンチねぇ!」と、近所に聞こえるぐらいの大声で言います。きっと近所の人に「あそこの娘さんは親の作ったものにケチをつけ、夜中に出歩いてケンカばかりし、家の中でゲロを吐いて立派なウンチをする」と思われているかも‥‥。(えりこ)


英語の授業中、騒いでいたA君に先生が、「ちょっとっ!ケン!」と英語の教科書に出てくる登場人物の名前を高らかに叫んでいた。(y)

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