その1688 (2008-09-28)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


最近、目が悪くなってきたと言う友人。道端に白いネコがいたので「ちょっちょっちょっ」と気を引きながら近づいて行ったら、風に吹かれて揺れているゴミ袋でした。(ほる)


数年前、どこかの博物館を見て回っていた時。祖父のお蔵にあったものとよく似た火縄銃を見つけ、もっとよく見てみようとかがんだら、「ゴン!!」指紋ひとつついていないきれいなガラスに力いっぱい頭突きしてしまいました。すぐ横にいた男の人は肩を震わせていましたが、座っていた椅子から腰を浮かせてこちらを見た博物館員は眉間にしわを寄せて怒っていました。(わざとじゃないのに)


3年ほど前、知人の紹介で知り合った女の子たち2人と私、友人の4人でダブルデートをすることになりました。待ち合わせ場所は通称「ダム女」と呼ばれている女子大の前。そして当日、私は待ち合わせ時間の10分前に到着し、女の子たちもしばらくして合流しました。しかし、私の友人は現れません。刻々と時間は過ぎ、最初は笑っていた女の子も険しい顔に。さすがになにかあったのかもと痺れを切らして友人に電話。「今どこにいるんだ!?」と聞くと、「え!?○○ダムだよ!」との返事。ダムで待ち合わせするわけないだろ‥‥。女の子たちは怒って帰ってしまいましたとさ。(今日の京都は夕暮れがきれい)


10年以上昔、父の実家は黒猫を飼っていました。冬休みのある日、遊びに行くと猫がソファーで丸くなっていたので隣に座ってテレビを見ていました。1時間ほど丸まりっぱなしだったので、何かおかしいと思い、よくよく見ると猫だと思っていたものはおじさんのカツラ!そういえばおじさんは、来客があるとカツラをかぶって応対し、終わると脱ぐというカツラ使いをする人でした。カツラがソファーにあったのはその日だけでしたが、ものすごくビックリしました。そんなおじさんのカツラも、今では白髪まじりにバージョンアップしております。(よその人もカツラって知ってるのになぁ)


兄が高校生の頃、父とケンカになりました。正直、どうでもいいような、下らない理由だったのですが、短気で頑固な似たもの親子は、どちらも譲らず、次第にヒートアップ!しかも、ケンカしてる内容も段々、違う方向へ‥‥。ついに父がキレて、一言。「お前、俺を何だと思ってるんだ!」それに対して、兄が言ったセリフは、「親父だと思ってるよ!」意外な答えに、不意をつかれた父は‥‥「お、おう‥‥、それでいいんだ」そばにいた母と私は、耐え切れずに大爆笑。父と兄は、「しまった‥‥」という顔で、「ちょっと、トイレ‥‥」とか、「あ、俺、友達に電話しなきゃ‥‥」とか、言い訳しながら茶の間から退散していきました‥‥。(うん、間違ってはいないよね)

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