その1792 (2009-01-10)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


自宅に帰ると見知らぬ男性から留守番電話が入っていました。「ああ、俺だけど、今日はごめんな。あんまり飲みすぎんなよ。明日の朝電話するな。じゃあ」翌朝電話があるかもと、どきどきして待っておりましたが、電話は掛かってきませんでした。(ななしのごんべ)


携帯に「まつがい留守電」がたまに入っています。しかも毎回同じ人あて。「○○銀行ですが、お客様がお申し込みになったカードの件で‥‥」「教務の者です。病理学の教授から呼び出しが‥‥」「宅配のものですけど‥‥」毎回けっこう重要な内容で、名前、住んでいるところ、通っている大学まで、個人情報ダダ漏れ。ここまで来ると逆に愛情がわいてきました。(ませませ)


ときどきまつがい電話がかかってきます。しかも同じ人から。相手は年配の女性です。はじめのうちは、本来かけるべき相手の娘さんとまちがわれ、「いえ、○○です。何番におかけですか?」と必死で説明していましたが、最近は「ちがいますが‥‥」と言うだけでわかってくれるようになりました。そして、ついに今日は、私が「もしもし」と出た瞬間に「ああ、あなたにかかったのね。いつもごめんなさいね」と言って電話は切れました。いつかお会いしてみたいです。(サンジの母)


関西に移り住んで3年。私が遭遇した人達だけかもしれませんが、関西ってまつがい電話で謝らない人が多いです。「もしもし○○屋さん?」「いえ、違います」「違います言う!!」関西ならではのつっこみなんだなーとつきあっていると、「で、おたくさん、誰?」ときます。さすがに他に言う事はないのか!と、ちょっとかちんときて「失礼ですが、どなた様ですか?」と聞くと「あのねえ、葬儀を頼んでたものだけどね、注文してたみかんが何時に来るのか〜うだうだうだ〜」とまくしたてられるので面倒になって、「はいはい。わかりましたー。すぐ参りますー」がちゃん。えー、関西の方にお聞きしたいです。正しい返し方というものを‥‥。(関西人にはなれないヨメ)


10年くらい前のことですが、家に帰ると1枚のファックスが届いていました。見ると、「料理の鉄人スケジュール」とあるではありませんか!さらに読むと「陳さん○○時入り‥‥○○時スタート‥‥etc」ちょうど料理の鉄人はよく見ていたので、かなりリアルに感じました。間違いですよ、とは教えませんでしたが。(原宿に住んでいたときなので、近くにスタジオがあったんだろうな)


父からの電話。父「ああ、俺、俺」私「ああ、うん」父「今、会社なんだけどさ」私「うん」父「明日、A(友人)とB(Aの奥さん)でC(友人)の見舞い行こうって言ってんのね」私「???うん」(話がみえない私)父「そんでさ、帰りに飯食いにいかない?って言われたんだけどさ、」私「うん?」(なんか様子がおかしいと思う私)父「お前も行く?」私「???」(意味不明)数秒の間‥‥。私「‥‥そう、ママに伝えればいいの?」父「はあ?あ、お前M子?」‥‥おい。と、いうわけで、実の父に母と間違えられました。確かに母と私は口調もそっくりです。だけどさ‥‥30年近く連れ添った妻の声くらい聞き分けてやれって‥‥。(M子)

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