その2236 (2010-03-30)
ふと目に入った文字列に強烈な違和感を覚えた。いや、まさか、そんなバカな‥‥。よくよく読み返してみると、ぜーんぜん、違うことばだった。そうです、それが「読みまつがい」。日常に起こるちょっとした錯覚を集めて並べてお届けします。どうぞ、最後まで、ごゆっくりー。


子供の給食の献立表に「和風動物包み焼き」が!!何の「動物」を包んで焼くんだろう?と材料を見直したら‥‥、「わふういりどうふつつみやき」という加工食品らしい。表記が小学1年生から読めるように全部ひらがななんです。漢字に直すと「和風炒り豆腐包み焼き」。な〜〜んだ。象とか、ペンギンとか、入っているのかな?形がどうぶつ型なのかな?など、一瞬のうちに頭をかけめぐりました。だって、「どうぶつビスケット」とかあるから。(政)


買い物から帰る途中、とある政党のポスターが目に入りました。「したたかな政治!」えぇぇぇ!?そんなの断言しちゃっていいの?そりゃ政治家なんてしたたかでしょうけども‥‥。一瞬のあいだになんか根回しとか事前工作とか色んなことが頭を駆け巡り、改めてじっくり見てみると「たしかな政治」でした。そりゃそうですよ‥‥ね‥‥。(こつぶ)


車でお出かけ中、道沿いの店の看板に「ギャフン」と書いてあるのを見つけました。変な店名ねえと思いつつ通りすぎ、用事を済ませた帰り道。同じ場所に差し掛かってよく見ると、看板の文字は「ギヤマン」でした。だって、だって、達筆だったんですもの‥‥。(慄子)


近くの公園の前を通りかかったら大きな垂れ幕に書かれた「いつもナンキン品評会」という文字が目に入りました。南京たますだれ、もしくは南京錠の品評会かなぁ?にしても「いつも」ってどういうこと?とよくよく見たら「出雲ナンキン」という金魚の品評会である「いづもナンキン品評会」でした。(松江五年目)


バスに乗ったら、がん検診のポスターが貼ってありました。それを見ていた小3の娘、「お母さん、たいようがんって何?」私はポスターを見ずに答えました。「それは大腸がんだよ」(そま)


ある日、新聞のチラシを見ていた母が歯科の広告を見て、「きっと、すごく丁寧に診察してくれる歯医者さんなんだねえ」と感心しきり。「へえ、どうしてそうなの?」と聞くと、「だって、『歯科きまじめ』だよ。そんな名前つけるくらいだからさ、真面目さに自信があるんだよ」との回答が。チラシを覗き込むと、そこには「歯科さめじま」と書いてありました。母は今でも、さめじまさんを生真面目な歯医者さんと思っています。(ゆうゆう)


夫がドライブ中に、国道端の看板を発見して大声で読んだ。「スロ!」あ〜、それ、「入口」です‥‥。(手書き文字には味がある)

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