その299 (2004-12-09)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


「享平」を「亭平」とまつがわれた人がいましたが、私(亨輔)もよく「亭輔」と、まつがわれます。ここまではまだ笑えますが、昔来た年賀状に「烹輔」と書かれていた時には、さすがにムッと来たのを覚えています。(ぽうすけ?)


私の名前は「孝子」です。人にはよく「考子」と書かれてしまいます。また、自分でも、「孝」の中にある「子」の字を書いたために、「孝子」の「子」を書いたつもりになってしまい、「孝」で終わってしまう事が度々あります。自分で自分の名前を書きまつがうなんて、ハッキリ言って馬鹿だなぁ‥‥。(孝子の孝は親不孝の孝)


生きるに野と書いて「しょうの」という私の姓はさほど珍しくはありません。そのため、この間「小野」と書かれた郵便物がきた時自分宛だと気が付くのに、ちょっと時間がかかりました。(なみちょび)


「山形さん」や「福島さん」にまつがわれる宮城さんの話がありましたが、わたしの名前には「滋」という字が入っています。最近は室井滋さんや矢崎滋さんが活躍なさっているので、話が早いのですが、以前は「滋賀県の滋です」と説明していました。これが意外と通じなくて困りました。そして、あるとき「滋」がなぜか「奈」に‥‥。多分、「シガ県ってどういう字だっけ〜?ま、いっか、後で誰かに聞こう」とか思っていて、そのシガ県を忘れ、「確かどこかの県だったよな〜、奈良県の奈!これだろう」ってことだったんでしょうね。(頑張れ滋賀県!知名度アップ大作戦)


「麻薬のま」という投稿を見て、メールしました。私の名前も「麻子」です。『いつもポケットにショパン』という漫画の主人公の名前が由来なのですが、そう言っても誰もわかってくれないので、「麻婆豆腐の麻」と言います。小学校のとき「アサババア」と言われていました。(アサババア)


弟の名前は「崇史」と書いて‥‥を読んで思い出しました。小さい頃からずっと「崇」さんなんて友達はいなかったので、読みなんて気にもせず、「祟り(たたり)」だとばっかり思ってました。社会人になってしばらくしてからです。「崇」と「祟り」が違う文字なんだと気付いたのは。上司への年賀状も年賀状ソフトで数年、「祟り」で出してました。冷汗!(ひろし)


職場の後輩に「篤子(あつこ)」さんがいました。字は?と聞かれて「危篤のトクですぅ」。(なだ)


私の名前は「亜美」です。言いまつがいされたことも、読みまつがいされたこともないのですが、一度だけ壮絶な書きまつがいをされたことがあります。初めて行った病院で診察券にしっかり「悪美」と。そんな‥‥!(亜美)


私は「縁」とかいて「ゆかり」と読みますがたいてい「みどり」といわれます。披露宴の時はあろうことか「かおり」と言われました国文科卒の方には「えにし」と呼ばれました。(読みかたとしてはまつがってない)物心ついた時からまつがわれるので、父が言いました。「なまえ『みどり』にしようか?」(てらいかーさん)


私の名前は「麗子」というのですが、ウチの旦那は(結婚11年目)いまだに私の名前を漢字で書けません。(麗子)


以前の「優子」さんのお名前の話に、激しく共感です。「由美」という名前です。スタンダードな名前ながらに、人に説明するときは「自由の由」「由緒正しいの由」や、「美しいの美」と、なんだか喧嘩売ってるみたいです。説明したあと、どうも気まずくって、「美しくなくてすみません」と、へりくだったりします。「由」のほうは「由来」という色気のない単語があるのですが、「美」のほうは難しい‥‥。「美観を損ねる、の美」というのを思いつきましたが、そこまで自分を貶めるのもいかがなものかと。「由美かおると同じ」というのも、照れ臭いです。(由美)


私は在日韓国人で苗字が朴(パク)です。今でこそ、ヨン様やパク・ヨンハの影響で私の名前も誤読されることが少なくなりましたが、何が難しい、って一番難しいのは電話ですね。郵便物などは時々、林(はやし)さんと間違われることくらいなのですが、電話だと「パクです、パク」と何度言っても「タク」だったり「カク」だったりするのです。そこで、「パクです。ハにマルです」と言ったところ、お母様がメモを残されたそうです。「葉丸さんから電話」と‥‥。(葉丸)


フランスに住んでいます。日本人の氏名に慣れないせいか、家に届くDMの宛名が間違っていることはしばしばですが、最近「TAKASVGJI」宛てで届きました。ロシア人になった気分。(正しくはTAKASUGI)


職場で、取っては切れる電話が続いたことがあります。まずは先輩が取りました。「‥‥部長、ヒガグリラさんからお電話です」「ヒガグリラ!?」「どんな字!?」とざわつく部内。部長も困惑顔。出たら切れていました。次にまた違う人が電話をとりました。「‥‥部長、シガゴリラさんからお電話です」「ゴリラ!?」またもざわつく部内。そしてまた切れていた電話。3回目、今度は私がとりました。そして私にはこう聞こえました。「部長、シモフリダさんからお電話です」「‥‥‥‥」また電話は切れており、その後かかってこなかったのでその方の苗字の真相は闇に葬られたままです。(えこ)

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