その313 (2004-12-23)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


高校生の頃、アメリカの女子高生が我が家にホームステイに来ました。真面目な兄は、「ShallItakeyourbaggage?(荷物をお持ちしましょうか?)」等々英語のフレーズをノートにいっぱい書いて暗記し、初顔合わせに臨みました。が、いざ、実物に会うと、これが写真で見るよりはるかに美人。緊張しまくった兄の口から出た言葉は、「ShallItakeyourgarbage?」相手はけげんそうな顔で固まってました。そりゃ、そうですよねえ、「あなたのゴミをお持ちしましょうか?」って聞かれてもねえ。(たまごっつ)


ニューヨークで暮らすことになり、生活をはじめるにあたり、包丁が必要なことに気づいた。やっぱりドイツ製がよく切れると思い、ヘンケルの包丁を買いにデパートに行った。そして、でかいお姉さんに私は堂々とこう言ってのけた。「あそこのハイネッケンの包丁ください」でかいお姉さんは、でかい口を開けて大笑い!とりあえず、英語で言いまつがいができた自分が好きだ。(megmeg)


高校生の時、夏休みの間アメリカにホームステイしてました。日本のお金とアメリカのお金のことについて一生懸命説明してましたが、家族たちには全然伝わりません‥‥。どうして?と思って自分の言ってる言葉に注意してみたら「イチ、ダラー」と言ってました。「ワン、ダラー」ですよね‥‥。伝わらないわけだ。(ガク&メイママ)


帰国子女の友人の話。アメリカの学校の登校日「初日」。母親に口酸っぱく、言われたのが、「『はい』は『YES』で、『いいえ』は『NO』よ」ガチガチに緊張していたところ、先生に「Whatyourname?」と聞かれ、彼は「イ、イエス!」と‥‥。その後、彼は、クラスメート達に「OH!ジーザス」と呼ばれたそうです。(名前はイエス・キリスト?)


何を思ったのか、突然外国に行くと言い出した姉。そしてそれを止めようとする母の台詞。「外国なんて危ないよ!皆銃持ってるじゃないか、どうするんだい。銃突きつけられて『クラップ・ユア・ハンズ』とか脅されたりしたら!」「クラップ・ユア・ハンズ」じゃ、「手を叩け!」になっちゃうよ。(ナナシ。)


友人は劇場の「THEATER」という看板をみて「『ジ・アター』ってなんだろうね」と言った。「ザ」ではなく「ジ」と読んだのが誇らしげだった。そのころ私たちは浪人中。そりゃ大学落ちますわ。(モリゾー)


『千と千尋の神隠し』の英語でのタイトルは『SpiritedAway』と言いますが、先日、妻が英会話の先生にその映画を紹介しようとしたところ、『StupidAway(バカはあっちいけ)』と言って、先生に爆笑されました。コメディ映画じゃないんだから‥‥。(テッド=ウェポン)


半分英語のいいまつがい。インドネシア語で「お勘定お願いします」というのを「ミンタボン」と言います。「ミンタ」が英語の「プリーズ」に、「ボン」が「チェック」にあたります。ある日、ジャカルタのレストランで食事をした後、ボーイさんにわたくしは優雅に頼みました。「ミンタボン」一瞬驚いた後爆笑する八嶋智人似のボーイさん、体を二つに折って流暢な日本語で「ソレハオソロシイデス」。「ボン」と発音するところを、緊張のためか「ボン(ム)」と最後に口を閉じて発音してしまったのだな。つまりは「ボム(bomb=爆弾)をくれ」って言ってしまったのだ。昨今では冗談にならないって。(もうり)

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