その338 (2005-01-17) |
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。 |
私の名前は「敦子(あつこ)」です。つきあいはじめた彼に、『あつこってどんな字?』と訊かれたので「敦賀の敦(つるがのつる)」と言ったら「ふ〜ん」と言っていました。数日後、実家に帰っていたら電話が鳴り父が出ました。「え?つるこ?つるこですか?うちにはつるこなんて娘はいません!」即刻、別れようと決意しました。名前ぐらい覚えてよ‥‥。(つるのしっぺ返し) 主人が入社まもない頃の話。社内に菅井きんソックリの20代半ばの女性社員がいた。仲間内では、その女性の事は「菅井さん」で通っていた。彼女の本名を知らなかった主人は、ある日、フロワーに響き渡る声で「ねぇ、菅井さん!」と呼びまつがってしまったらしい‥‥。(佐藤) 宅配便を配達する仕事をしています。「入交(イリマジリ)」さんというお客さんに配達前に電話をかけるとき、「イリマジリ‥‥イリマジリ‥‥」と復唱しながらボタンを押したのに、相手が出たときに口から出たのは「アルマジロさんのお宅ですか?」でした。(toko) 「みみず」とまつがわれたみすずさんがいらっしゃいましたが私の友人にも、みすずさんがいます。彼女は、銀行の窓口で「すずめさーん!」って思いっきりの笑顔で呼ばれたそうです。「芸人じゃないっちゅうの!」と言ってました。(大ちゃん) 実家に帰ったとき、久しぶりに犬のチャロに会ってあまりのうれしさに裏声で「チャロチャロ〜」と駆け寄って行くところ、間違えて「ひろくんひろく〜ん」と彼氏の名前を呼んでしまいました。母に不審そうに「誰?」と聞かれました。(さと) お向かいの家で犬を飼い始め、「トミー」と名付けられました。ところで我が家の姉妹、姉は「ともこ」、妹の私は「たみこ」です。お向かいから「トミー!!」と声がするたびに、「とも」と「たみ」の二人とも「はーい!!」「なーにー!?」と元気よく返事をしてしまう日々が続いたことがありました。(お向かいも驚かれたろう) 中学校ころ、学校に「福岡健」という名前の先生がいました。ある時、JRで職員旅行に出かけたのですが、出先の駅の中で福岡先生がはぐれてしまいました。焦った同僚の先生が駅の事務所に行って「構内放送で熊本県の福岡健を呼びだしてください」と頼むと「冗談につきあってる暇はない」とマジ切れされたそうです。(ばってん) 私の苗字は五十嵐と書いて「いがらし」ではなく「いからし」と濁らず読みます。新潟ではとてもメジャーな苗字です。東京のとあるカラオケ店で、順番待ちのとき「イカラシ」とカタカナで名前を書いたところ、「2名でお待ちのイヤラシ様〜!」と呼ばれました。客の視線釘付けです。それ以来、妙なこだわりは捨てて「イガラシ」と書くようにしています。(イカラシ) ダンナはヒデユキという名前で、わたしは彼を「ヒデ」とよんでおります。「ヒデ」は次に来る単語を巻き込みやすいのか、「ゲタ駄箱にしまった?」と聞こうとして「ねえねえ、ヒゲ」とか「どこに?」と聞こうとして「ヒド‥‥」など、そのたびに変な名前に変身してしまいます。多分一番ひどいのは「ヒボ」で、この時は確か「ボール」という単語を巻き込んだと思います。(ヒゴ・ごめんね) 英語の名前まつがいがありました。母と海外旅行に行った際、現地の集合場所に行った私に係の人が、「ご主人は?」「母と二人ですが‥‥(母は後ろにいる)」係の人と二人で名簿を覗き込むと、そこには「武雄(takeo)」。私は「妙子(taeko)」です。(妙子) 私の父の名前は「健治」です。毎年、いろいろなパターンの「けんじ」の年賀状が届きますが、ついに今年、「健一様」と書かれた物を発見しました。「健治」→「健二」→「健一」ってことでしょうか。(健治の娘) 実家で飼っている愛犬の名前はチビといいます。独り暮らし中の私が父に電話をかけたところ母が出て、「パパー、チビから電話!」犬から電話はかかってこないだろう。(一人娘) 私の名前は「ゆみこ」というのですが、アメリカ人に「ハ〜イ、ヨマケ!」と、あいさつされたことがあります。ヤ行、マ行、カ行だけあってた。(ヨマケでいいよ、もう) |
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