その340 (2005-01-19)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


高校の時の保健の時間。先生が、「舌の上の、すっぱさを感じる部分はどのへんかわかる人?」と言って指されたTくんが、「うめぼし!」と元気よく言いました。そりゃただの「すっぱいもの」だろ。(M.N)


中学生のころ。国語の時間に朗読指名されました。「(走りに走って)額から入ってきた汗は塩辛かった」というくだり。「額から入ってきた汗は塩辛だった」と読んでしまいました。クラス中爆笑の中、私は1分位、なにがおかしいのかわかりませんでした。(いかの塩辛は好き)


ふと思い出した小学生の時の話。当時仲の良かったAくんが国語の時間に教科書の朗読を当てられました。彼はよっぽど緊張したのか、「僕はほっとした」という文を「ぼく、ハホッとした」と朗読。とても面白かったので帰宅後、母に話したのですが、どういうわけかそれがAくんにばれて絶交されました。(今ごろなにしてんのかなあ)


小学校1年生の頃、テストで「『楽しい』の反対の言葉を書け」という問題で、誇らしげに「いしのた」と書いた私。先生に一生懸命説明されても納得がいかず、帰ったら帰ったで両親に懇々と説明され、「間違ってないのに、なんでそんなこと言うの!?」と泣き出したらしい。(小凛)


中学の理科のテストで、サンショウウオだのゴリラだのを鳥類とか哺乳類とかに分類しなさいという問題がありました。テスト終了後、恒例の答えあわせを教室の隅でやっていたらMちゃんが、「えぇ!!」と大声を上げたので、どうしたのかと思ったら、Mちゃんはカタクチイワシを「カタクチイ・ワシ」という鳥だと思い込み、鳥類に分類していた。(タロミ。)


小学校のときの歴史のテストでの事です。私は一番うしろの席だったので、テストのあと、私の列の解答用紙を集めていたんですが、M子ちゃんの解答用紙を受け取ったとき見てしまいました。通常ならば「小野妹子(いもこ)」と解答を書くところに、「小野いちご」‥‥イイ!いや、よくないけど!(浪人生)


日本史を4年連続で教えていましたが、「参勤交代の意味を書きなさい」という問題に、「3日働いて休むこと」と書く生徒が必ず学年に4人はいました。(もちんな)


高校のときの友だちが、古文の授業中に「絵仏師良秀(えぶっしよしひで)って、なんだかドビュッシーみたいだよね」としきりに言っていました。彼女は管弦楽部でフルートを吹く人だったので、音楽家の名前に聞こえても仕方がない、とみんなで笑っていました。そんなことばっかり言ってると、試験のときそれしか書けなくなっちゃうよ、とみんなで言っていたのに、やっぱり事件はおきました。試験が終わり、「ぜったい違うと思ったのにドビュッシー以外思い出せなかった」と悲痛な顔をする彼女。帰ってきた答案には「ドビュッシー良秀」と、どこかのインチキ音楽家みたいな名前が書いてありました。(古文なのに‥‥)


私の高校は、いわゆる名門校です。ある日、テスト答案を配りながら、地理の先生が嘆かわしそうにおっしゃいました。「この高校にも、こんな解答をする生徒がいたとは‥‥」問題は、「カッパーベルトとは何か」。正答はアフリカにある銅の生産地帯ですが、先生が嘆いた答は、「カッパの皮で作ったベルト」眉をひそめる先生の前ながら、不覚にも笑いが止まりませんでした。(たま)


理科のテストが返却されたときのこと。「お前らそろいもそろっておんなじ間違いを‥‥」と先生は渋い顔。途中で二股に分かれた実験器具の名前を問う問題でした。なんと15人も「技付フラスコ」と書いてしまったようなのです。「技じゃなくて、枝!フラスコにテクニックはない!」先生のセリフに思わず笑ってしまった私を見つめる冷ややかな視線。‥‥ん?間違った15人の顔ぶれ=私のノートを写した面々。あわてて自分のノートを見返すと赤ペンでしっかりと「技付フラスコ」と‥‥。みんなごめん!一人だけちゃっかり正解してごめん!(さてらいと)


小学5年生の時。漢字のよみかたテストがありました。満点の自信があったのに返されたテストは95点。しかも、その時先生は「ニッ」と笑ったのです。一体どこを間違えたのか見直してみると「紅茶」の答えに「こうちゃん」。顔が赤くなるのが自分でもわかりました。隣席の男子が「見せて見せて」って言ってきたけど死んでも見せられないと思いました。だって、その男子の名は「こうちゃん」で片思いの人だったんです‥‥。(bw)

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