その410 (2005-03-30)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


「横浜OCNサービスセンター」から電話をもらったとき、母親が「横浜のおいしいもんセンターから電話だよ」と取り次いでくれました。何度聞いても「おいしいもんセンター」に聞こえたと言っていました。(けいこ)


会社の同僚のYさんは最近とみに聞きまつがいが増え、本人も焦っているようなのですが、この間もアメリカのTVドラマの話題で「『アウターリミッツ』のDVD出たらしいね」と話していたら、「青田有光って誰?監督?」と聞きまつがっていました。(てらら)


中学のとき部活の朝練があって、眠いのを我慢して毎朝なんとか学校に辿り着いてました。ある朝、一緒に登校した友達が下駄箱で「もう山本さん来てるよ」と言ったのを、あまりの眠さで聞きまつがい。「ぼうや、お星さまが見えるよ?」どんだけ寝ぼけてんだ!と呆れられました。青春‥‥。(結構詩人じゃない?)


名古屋出身の友人に、どうして捻挫したのか尋ねたら、帰ってきた返事が「アナルって思わなくってさ〜!」え?聞いていいのかその話?と思ってよく聞いてみたら、「穴あるって思わなくってさ〜!」でした。「が」を入れようよ。「が」を。(よちのん)


簿記3級に合格した時のこと。会社の人が「おめでとー」と言うので、「3級だし恥ずかしい」と言ったら、近くに居た同僚の女の子が、「え、おめでたですか?」と。「3級」と「産休」の聞き間違えでした。(32才独身)


以前家庭教師をしていた子が、家に遊びに来てくれました。で、玄関に上がるなり、「すいません。性感スプレーありますか?」と聞くので「え???」と返事に戸惑っていると、もう一度「性感スプレー、えーっと汗とかをおさえる‥‥」「あ!ああ!制汗スプレーね!」ちょっとどきどきした聞きまつがいでした。(教え子も今は25歳)


毎回、駅のエレベーターの「改札階に到着しました」というアナウンスがどうしても「大殺界に到着しました」と聞こえるので、エレベーターを使用するのはやめることにしました。(ホーリー)


何年か前、満員電車のなかで、「おデブちんは右側です」とアナウンスが。「お出口は右側です」のまつがいでした。(今でもそう聞こえてしまう)


電車に乗っていたら、車内アナウンスで「次の停車駅は〜、わからない〜」と。続けて「お出口は左側〜」と言うので、「それはわかるのかよっ!」と内心突っ込んだところ、電車は静々と「若葉台」駅に着きました。(花色木綿)


電車に乗っていたら「飲み会のお知らせです」とアナウンスが。「何ソレ?!」と思ったが、なんのことはない「乗り換えのお知らせ」でした。(地下鉄職員さんと合コンしたことあるの)


さっき、高校野球の実況が「片田舎からチャンスをつかみました!」というのでカタイナカとは失礼な、と憤慨していたら解説の人が「相手の守りの堅い中ですねぇ」と言い直してくれて聞きまつがいだったとわかりました。(るーぴょん)


ファミレスでメニューを選んでいたとき、隣のテーブルで。店員「お飲み物は何になさいますか?」客「じゃあ、大腸菌で」店員「大腸菌でございますね」どんな店なんだと焦ったのですが、そのお客さんは大ジョッキを頼んでいたことが判明しました。(菌はイヤだろう)


同じ部署の男性が他の男性に「ホワイトデー、どうする?」と言うのを「背後霊、どうする?」と聞きまつがい。(チュッパチャプスごっつぁんでした)


彼氏と愛知万博のニュースを見ていた時のこと。私が「あ〜、『メイとさつきの家』行きたいな〜」とつぶやいところ、「『メイドさん付きの家』!?」と驚いてた彼氏。(春のライオン)


とても気まずい聞きまつがいをしてしまいました。家族団欒の夕食時のこと、テレビのアナウンサーが「たいせつなDVDを所持していた疑いで逮捕」と言ったため、「大切なDVDを持っていただけで逮捕?」といぶかりながら急いで顔を上げると「わいせつなDVDを所持していた疑いで逮捕」でした。「わいせつ」に反応したと思われるのがいやで、しばらくそのままの体勢で踏ん張ってました。(たかひろ)


春の高校野球を観ていたら解説者が「性教育が必要ですねえ」はぁ〜っ?と思ったら「制球力が必要ですねえ」と言っていたらしい。(p)


高校の体育の授業でマラソンがあったときの、友人の聞きまつがいです。彼が走り終えて休んでいたら、近くにいた女子が友達に「うんこしたいよ〜」とはっきり言ったそうです。えっ、と思って冷静になって考えて、「う〜ん腰痛いよ〜」と言ったのだと気がついたそうです。(日本語の奇跡)


友達が「アベユウタ、アカデミー賞逃したね」と言うので、渡辺謙に続く日本人ハリウッドスターが私の知らない間に活躍していたのかと思い、「知らなかった。アベユウタって日本では無名なのにねー」と言うと、「そんな人はいない!『アビエイター』!」(アカデミー賞って重要?)


知人が結婚式に招待され主賓として挨拶することになりました。「ニーチェは言いました」というたとえ話をしたところ何故か会場からは笑い声が‥‥。みんなには「兄ちゃんは言いました」と聞こえたそうな。慣れないことは言うときは発音に気をつけましょう。(兄ちゃんは偉大な哲学者)


仙台で高校3年生の冬、友人に志望大学を尋ねました。周りの目を気にしたシャイな友人は、小声でこう答えました。「おこここ」そんな大学、聞いたこともない。きっと私が聞き違えたのだろう、そう思ってもう一度尋ねると、「おこここ」もしかしたら、私の知らない大学かもしれない。でも、気心の知れている友人のことだ。私が怪訝そうな顔をしていることに気が付いているはずだ。次はきっと、私にもわかるように答えてくれるに違いない。「おこここ」3回目で、私はあきらめました。(正解は「よここく」=横浜国立大学)


前に勤めていた会社の後輩の女の子の話です。入社1日目で、先輩の男性社員に社内を案内してもらっていたそうです。一休みしようということで食堂に入って、ドリップ式コーヒーの自販機の前で先輩が彼女に「砂糖は?」と聞きました。先輩は彼女におごってあげようとして、コーヒーに砂糖は入れるか?と聞いたのですがなぜかそのとき彼女は「佐藤は?」と言われたのかと思ったそうです。自分の名前を呼び間違えられたのかと勘つがいした彼女は、ムッとしながら一言。「小林です」(まゆみそ)

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