その421 (2005-04-10)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


昔、独身だった頃のある日、留守番電話に小学生らしい子供達のくすくす声が入っていました。いたずら電話だと無視していた数日後、今度は男の人の「明日の遠足ですが雨だったら‥‥」という身に覚えのない連絡電話が。そしてまた数日後、今度は歯医者さんから覚えのない予約の確認が。ここで初めて気づきました。「どこかの小学校の先生が、自分の電話番号を完全に間違えていて、勤務先の学校から、治療中の歯医者にまで、私の電話番号を伝えている」と。(わざわざ歯医者に電話した親切者)


留守電機能つきの電話を買って、初めてセットして外出した日のこと。帰ってくるとメッセージのランプがついていたので再生してみました。「えー、○○ですがー、先日の長芋の件ですがーまだいい芋が見つからないのでー、もうちょっとお待ちくださいー。(そばにいるらしき人に)こんでいいよな?」その後その人からまつがい電話はかかってこないので、長芋の件がどうなったのか気になります。(みちか)


留守番電話に入っていたメッセージ。中年の男性らしい声で、ほろ酔いなのかたいそうゴキゲンに「○○(たぶん友人)、いるんだろ〜?無視してないで、出てえ〜!よおーし、出るまで歌っちゃうぞォ」そしてなにやら韓国語らしい唄を朗々と歌ったあげく、今度は鼻をつまんだような声で「えー、毎度おなじみチリガミ交換でございます。ご不要になりました古新聞、古雑誌、古女房などございましたら」ここで時間切れ、メッセージが終了していました。「古女房」をどうするつもりなのか気になって仕方ありませんでした。(るーぴょん)


ある日仕事から帰ってきて、自宅の留守電をチェックしたところ、まったく聞き覚えのない消え入りそうな中年女性の声で、「お母さんです。FNS歌謡祭は6時からです」とだけ入っていた。子供にこの番組の開始時間を知らせたかったのだろうか。間違ったところにかけちゃって、子供はこの番組を見られないのではないか、と心配してしまったことがありました。(マギー)


2年前に聞いた奇妙な留守電の話をさせてください。家に帰って留守電が入っていたのですが、聞いてみると「葬儀の事についてお知らせします」というメッセージが。途中はよく覚えていないのですが、最後は「詳しくは明日お知らせします」と言っていました。でもそんな心当たりは全然なかったし、いくらまつがい電話とはいえ縁起が悪いし怖いのでそのメッセージはすぐ消してしまいました。そうしたら翌日、父方の祖父が亡くなったとの連絡が実家から入ったのです。前日の電話はまつがい電話だったのでしょうか、それとも‥‥。というか、まつがい電話だったと信じたいです。(相楽)


携帯のない時代のお話です。駅から歩いて30分程のところに住んでいるため、元気のない時なんかはよく家に迎えを頼む電話を入れます。そんなある時、「はい、○○です」聞いたことのない声です。焦って「あ、すみません。間違えました」ガチャ。もう一回かけ直しです。「はい、○○です」‥‥あれ?さっきと同じ声だ。かなり焦って「何度もすみません、先ほどの者ですがまた間違えてしまいました」ガチャ。‥‥自分の家に掛けるのに何回も間違えるかね、普通‥‥。などと苦笑いしながら今度こそは、と慎重に電話を掛けました。「はい、○○です」(同じ声)‥‥!今度は間違えたはずはない!もしや何か事情があって家の人間は出ることができずにお客さんにでも出てもらっているのかも!?「申し訳ありません、○○さんのお宅で間違いはありませんか?」「はい?そうですけど‥‥」「私は電話番号、××−××××で掛けているのですが、そちらの番号は合っていますでしょうか?」「‥‥」「(はて)?」「ところでさっきから何?お兄」全身の力が抜けました(余所行きの声を使うなよ、妹よ)


職場でFAX送信する際、「急ぎ返事を下さい」と明記したのに、全然連絡がない。ちょっと怒りつつ電話をすると、私が書いた電話番号が間違っていたらしい。聞けば、それは私んちの自宅の番号だった。当然、帰宅したら、母が「今日は間違い電話が何度もあった」って。すまぬ。(カミング・ムーン)


まだ携帯電話がなかった頃、自宅の電話に自分の声で留守電のアナウンスを録音。通常「はい、○○です。只今留守にしております。ピーと言う発信音のあとにメッセージを録音して下さい」のところ、「はい、○○です。ただ今留守にしております。メッセージのあとにピーという発信音を録音して下さい」としていました。友人の「ピー」で気づきましたが、しばらくそのままにしておいたのを覚えています。(加藤)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる