その449 (2005-05-08)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


まつがいではないのですが‥‥。先日夕飯の準備をしている時に母に「この、かつおぶしかかってるのはお父さんのだよね?」と聞こうとしてとっさに「この、かつおぶしかかってないのはお父さんじゃない人のだよね?」と言ってしまいました。間違ってはいない‥‥はずです。(北)


NHKの7時の顔のアナウンサーが、「松井選手、久しぶりのツー安打」と言いました。まつがってるわけではないんですけれどね‥‥。(38番)


接客業なのですが、先日飼いネコがドアの外で「入れて〜」と鳴いているので、ドアを開けて入れてあげる時、「いらっしゃいませ〜」と言ってしまいました。言いまつがいなのか職業病なのかは微妙です。(ちゅんく)


素敵な笑顔のマクドナルドのお姉さんがお客さんのオジサンに問いました。「店内でお召し上がりですか?」「いえ‥‥お土産で」うららかな昼下がり、素敵なお土産を手にしてオジサンはどこへ行ったのだろう?(風車の矢七)


昨年12月の先輩社員との会話です。「今って平成何年だっけ」「15年ぐらいじゃないですか」「なんか古くない?」「じゃあ17年ですか?」「いつそれ?」「じゃあ16年‥‥」「16年だな。ありがと」(西暦が奇数の時は平成も奇数)


まつがってないと思うんですが‥‥。先日、実家に帰ったときのこと。姉「今日の夕飯、何?」母「シチューだよ」姉「白?黒?」白はなんとなくわかるけど、黒って‥‥。(その日はビーフシチューでした)


これは、言いまつがいとは違うかもしれませんが‥‥。子供を連れて入れるトイレに親子連れが入ってきました。以下、親子の会話。「お母さん、うんち?」「ううん、お母さん、ストッキング伝線しちゃったから取り替えるだけ」「お母さん、どうしたの?ひっかかっちゃったの?」「うん、ファスナーがひっかかっちゃたみたい」「お母さん、大丈夫?とれた?」「うん、大丈夫、ありがとう」隣の個室にいた私には、親子の会話がちゃんと聞こえましたが、元気なお嬢さん(2歳くらい?)の声は外に聞こえたけど、上品なお母さんのか細い声は、聞こえなかったみたいで、個室から出たら外に並んでいたオバサン達は、皆笑いをかみ殺していました。何も知らずに出てくるであろう、上品なお母さんが、とても気の毒だった。(子供との会話は元気よく答えよう!)


北海道に行った時の飛行機の着陸前のアナウンスで「お休みになってらっしゃるお客様も座席のリクライニングを元にお戻しください」とありました。「お休みになってらっしゃるお客様はお休み中だからそれは無理でしょ」とか思ってたら、隣で「お休みになってらっしゃるお客様」が寝ながらリクライニングを戻していたのを見て感動しました。なんのまつがいもないのですがなんだかまつがってる気がしたので‥‥。(私は寝たらそのまんま)


今日の職場での出来事をご報告します。プルル‥‥(電話が鳴る)職員S「はい。○○でございます。はい、少々おまちください。課長、お電話です」課長「はい、お電話かわりました。あ、はい、どうもどうも。はいはい。はい。えー。えー、はい。はい、じゃよろしくどうぞー」ガチャ(電話を切る)課長「Sさーん、今のだれ?」え!えーー!?あんなに親しそうに話してたのに。(しいたけ)


大食漢の娘が幼い頃、カエルが緑色の虫をぱくっと食べているシーンを見つめながら「すっぱそう〜」と言いました。これってあってますか?まつがってますか?(よっち)


今朝起きて5分もたたないうちに1本目のタバコを吸いながら「禁煙しようかな〜」となにげなく考えました。その後近くの「禁煙外来」のある病院に電話して「禁煙外来ではおおよそどれくらい費用がかかるのですか?」と質問しながら、答えを待つ間、また一服‥‥。私はなにがまつがっているのでしょう。(うさぎ)


言いまつがい、ではないですが、あるところで聞いた話によると、沖縄には、「うこん風味カレー味ちんすこう」という、まさに地雷原のようなお菓子があるそうです。(声に出して読めない日本語)


小学生の頃、新学期の学級会。クラスにどんな係をつくるか、みんなで案を出していました。「はいはいっ!」と元気に手を上げたK君、「ハナミズ係!!」一瞬の間、そして爆笑。花に水をやる飼育係のことでした。(わいわいはっと)


R指定言いまつがいを読んでいてふと思い出したんですけど保育園に通っていたころ、仲良しの女の子に倉庫の裏に呼ばれていきなり「女の子のちんちんは何て言うか知ってる?」と言われ、「知らない」と答えると「これは内緒だよ。ちょんちょんって言うんだよ」と真顔で言われて小学校高学年まで信じていました。今でもその響きは恥ずかしく聞こえます。(ててて)


今年の3月に、東京に結構な雪が降りました。その朝、出社しようと雪道を歩いていると、向こうから何だか見慣れた感じの人が。すれ違いながら観察すると、なんとバイク便のお兄さんでした。雪なので、バイクを置いて足で届けていました。別に歩いて届けていてもいいんですけどね。そんなら出した本人が歩いて届けても相手に届くまでの時間は一緒かと思いまして。(そんな日にバイク便を頼むほうもどうかしてる)


言いまつがいでも、しまつがいでもないと思うのですが、私的に、何かどこか、まつがったような気がするので‥‥。私が高校生2年だった頃、付き合っていた彼が卒業する時に、制服の第二ボタンを貰いました。素敵な思い出の1ページだけど、将来誰かと結婚する時に、こんなモノをいつまでも大事に残しているのを見つかっては、相手が気にするかもしれない‥‥と思い、ある年の大掃除の時に、処分しました。あれから十数年。二児の母となった私は、「あの時アナタにもらったボタンは実家にあるはず」などとあいまいなコトを言って、夫をはぐらかしています。まさかそのまま結婚までするとは思わなかったんだもん。(目測誤り)

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