その473 (2005-06-01)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


まだ、私が小学生だった頃祖父の家に姉と二人で遊びに行った時です。おやつに天津甘栗を食べていたのですが、姉が食べた一粒に砂が入っていました。(たぶん炒っている時の砂利)当時、私は天津甘栗の作り方がわからなかったので、なぜ砂があったのかわかりませんでした。そこで、祖父に聞いてみたところ。「なんであまぐりに砂がはいってるの?」「あ〜、えさを食べる時に一緒に飲み込んじゃうんだよ〜」「えっ!あまぐりってえさたべるの!?」「もちろん食べるよ〜。はまぐりだろ〜」今でも甘栗を食べる度に思い出す懐かしい思い出です。(グンジ)


高校時代のある友人Aと別の友人Bの会話です。B「C君の彼女はクラブ何部なん?」A「なんて?」B「だから、彼女は何部?」A「だから、なんて?」半ば、怒り気味にB「聞こえてるやろ」A「だから、なんてやって」つまり軟式テニス部(軟テ)だったんですね。(すすむ)


暑い夏の日、大学で友達と「暑いねー」と言いながら生協の横を通った時。突然その友達に「ねぇ、海外行かない?」と言われた。(横の生協には確かに旅行代理店も入っている)私「‥‥いいけど‥‥いつ?」友「今から」私「今!?私お金ないよ」友「それくらい出すよ」私「えーっ!?き、気前いいなぁ。で、どこ?」友「すぐそこ」(向こうを指差す)私「‥‥かんこ‥‥く?(韓国)」友「(しばらく間)別にコリアじゃなくてもいいけど?」私(さすが英会話やってるだけあるなぁと思いつつ)「じゃ、とりあえず、生協のパンフレットでも見る?」友「‥‥パンフレット???」どうにも話が噛み合なくなってきたので会話を辿って戻ってみたら、最初彼女は「ねぇ、缶買い行かない?」と言ったのでした。自販機の缶ジュースのことだったのか。さっきはコリアじゃなくてコーラと言ったのね。聞きまつがったまま5分程普通に会話が続いていたので、爆笑というより二人で感心してしまった。(ふにゃ)


ずいぶん昔のことです。北海道の大学へ進学したAさんと東京の大学へ進んだBさんが進学後、久しぶりに会った夏休みでの会話A「同好会か何かに入った?」B「うん、シャンソン研究会」A「へぇ、同じだ。私も山村研究会よ」同じなのか?(雅子)


完璧に違うのに突っ込めなかったまつがいです。主婦3人で会話中、車の燃費の話になりました。A「最近ガソリン高いわねー」B「本当にねー。うちハイオクだから大変!」A「でもうちのは大きいわりに燃費いいのよ」私「どれくらい行きますかー?」A「1回で300kmは走るわよー」B「うちは悪いわー。毎回8000円は払ってるもの」私「1回何リットル入りますー?」A「さあ?うちはこまめに入れてるの」B「とにかくたくさん食うわねー」私「うちのは小さいからリッター10km行きますねー」A「ふーん?うちは300kmくらいかなあ」B「燃費がよくていいわねー」話がかみ合ってない!燃費=走行距離÷女の勘?(数字にゃ弱いが女はハッピー)


5階建ての建物の会社の、4階のフロアで働いていた友人。仕事が終わって帰ろうと、エレベーターを待っていました。そこへ、5階から階段で降りてきた先輩が、彼女を見て聞きました。「(帰るのかという意味で)あがり?」「いいえ、下りです」エレベーターのことを聞かれたのかと思ったそうです。(まゆみそ)


その昔、私がスリムで虚弱体質だったころ、立ち上がると頭の中からサーっと血の気が引いて倒れてしまうということがありました。医者に行くと「起立性低血圧ですね。そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」と言われ「でも、仕事に支障があるので、どうすれば治りますか?」と聞いてみると医「そうだね〜、だんせいよう(弾性用)ストッキングを履くと少しは良くなると思うよ」私「は?だんせいよう(男性用)ストッキングですか?」(え?なんで男物?)医「そう、だんせいよう(弾性用)」私「だんせいよう(男性用)ストッキングなんてあるんですか?」(え?私が背が高いから?)医「ありますよ。知りませんか?静脈瘤のおばあさんとかが履いたりするだんせいよう(弾性用)ストッキング」私「はあ‥‥おばあさんもだんせいよう(男性用)なんですか?どこに売ってるんですか?」医「どこでも売ってるでしょ。ここの病院の売店にも売ってるよ」私「え?病院にも売ってるんですか?あのう、だんせいよう(男性用)だとサイズはどうなるんですか?」(でかいのかな?)医「え?サイズなんて、あなただったらMで十分でしょ」(なんでそんなことまで聞くんだ)私「Mですか?だんせいよう(男性用)なのに?」(私そんなにでかく見られてる?)というやり取りがあり、私は納得いかないまま階下の売店に行きました。私「あのう、だんせいよう(男性用)ストッキングって売ってますか?」売店のおばちゃん「あ、だんせい(弾性)ストッキングね。あるわよ。あなたは背が高いけど細いからMでいいかしら」と、店の奥をごそごそ始めました。やっぱりあるんだ、だんせいよう(男性用)。「はいこれね」と手渡されたものには「弾性ストッキング」と書かれていました。「ああ!男性でなくて弾性!」と一人で納得。(まつがいきりん)


天然の友人がやってくれました。私の誕生日に、メールでなく手紙をくれてうれしかったので、翌日「Hちゃんって筆まめ?」と尋ねると、「ううん、ペンだこ!」ぷくっとふくれた右手薬指を満面の笑みで見せてくれました。(気持ちはわかる)

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