その624 (2005-10-30)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


土曜の遅い朝食にパンケーキを焼きました。パンケーキを載せた皿とコーヒー入りのマグを並べ、メープルシロップと牛乳を用意。パンケーキに牛乳をじゃばーとかけて凍りつきました。逆だったらまだ救えたのに。(寝ぼけ女)


今、やりまつがってしまいました。紅茶をいれて、レモンティーにしようかな‥‥とレモン果汁のボトルを冷蔵庫から出した。注いだ液体がティーカップに落ちる瞬間、はっとしました。なんだかボトルは黒いし、何より落ちてきた液体の色が違う。醤油でした。もったいないから、と一口飲んでみたけど、泣く泣くいれ直しました。(ブナ子)


友人との待ち合わせに走って行き、既に待っていた彼女の肩を叩きながら「遅れてごめーん」と言いました。でもこれは人違い。「ごめんなさい」と謝り、待ち合わせ場所を間違えたかとしばらくウロウロして戻ってくると彼女はもう来てました。「さっき、人違いしちゃったよー」と肩を叩くと‥‥。さきほどと同じ人でした‥‥。(何度も、何度もすいません)


母は、ときどき一人暮らしの我が家へ泊まりに来ます。ふとみると母がフローリングをかりかりしているので、「何しとん?」と聞くと、「いや、こんなとこに輪ゴムが落ちとるなーと思てね」あの‥‥それは、フローリングの木の模様(年輪)です。そして、そのまつがいはもう何回目ですか?(まつがいきりん)


スポーツジムにて。シャワーを浴びる前にお手洗いに入り、用を済ませました。さてシャワー浴びるか、と更衣室に入った時、足に違和感が。よく見たら、トイレのスリッパを履いたままでした。慌てて戻りましたが、既に次の人が入ってしまっていたので、トイレのドアの前にそっと揃えて返しておきました。(なんか負けた気分)


先日、母を乗せて車でスーパーへ向かった。しかしなぜかごく自然にブィ〜ンとスーパーを通り過ぎてしまった私。母の指摘で気が付き、右折右折でなんとか目的のスーパーへ。しかしお目当ての商品が置いてなく、今度は駅前のスーパーへ向かった。ごくごく自然にまたしても駅前のスーパーをブィ〜ンと通り過ぎる私。(ボケ&ボコ)


家族で回転寿司に行き、ボックス席でまったりと寿司を食べ、そろそろ腹もふくれた頃。祖母がソフトクリームを食べたいと言い、母が内側にいた私に「とって」と指示しました。ちょうどそこには流れてくるソフトクリームが。私はそれをとって祖母に渡しました。始めに気づいたのは祖母の向かいに座っていた兄。「それ食べたらあかんて!」「えっ?」私が祖母に渡したのはソフトクリームの「模型」でした。もちろん食べれない素材でできてます。溶けるものを流すわけないじゃん!祖母も両親もなぜか、まったく気づかなかった‥‥けど、何より、手に取った私がどうして最初に気づかなかったんだろう?(もしかしたら歯形が残って‥‥)


しばらく田舎に住んでた時、小さい個人商店に行ったら、いつもと違うおばちゃん二人組が店番してました。子供が走り回ってて、そっちでてんやわんや。ハーゲンダッツのアイスを買おうとしたら、「値札がついてないなあ‥‥いくらだと思う?」「小さいから50円じゃない?」「そーねえ、この大きさで100円は高いよねえ」「100円なら倍は食べられる!」とおばちゃんたちが相談を始めました。たぶん300円はすると思うんですが、なんとなく二人に口を挟めず、言われた通り50円で買ってきてしまいました。‥‥50円と100円以外のアイスの存在、知られてないんでしょうか?なんとなく申し訳なく、値札がいっさいついてないあの店のシステムが悪いような気もしつつ、今でも思い出します。(ぎょもこ)


もう何年も前のことになります。夕暮れの道を歩いていたら、そろばん塾帰りらしい小学1年生くらいの男の子ふたりとしばらく同じ方向に向かうことになりました。月のきれいな宵でした。ひとりの少年が言いました。「知ってっか。アメリカからは月見えねんだぞ」一瞬の間ののち、もうひとりが応じます。「当たりめえだよ。知ってっぺよ、そんなこと」ふたりはしばらく話しながら歩き、やがて手をふって別れていきました。月を見ると、彼らのことを思い出します。今はとっくに真実を知っているでしょうね。(アポロ)


朝、ぼ〜っとニュースを見ていたら画面に俳優の仲代達矢さんが。「あら珍しいなぁ、新作映画の発表かなあ」と思いながらよく見ると‥‥無罪を主張するフセイン大統領でした。(アイボリー)

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