その656 (2005-12-01)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


先輩と飲み屋さんにて先「最近、江沢民にはまってんだよね」私は、へ〜、先輩も政治、特に中国に関心をいだいてんのかと感心しきり。私「でも、なんで胡錦濤国家主席ではなく江沢民前主席なんですか?」先「はあ〜?なにゆうとるんじゃ?」私「江沢民でしょ?」先「なんの話?」私「だって先輩、江沢民にはまってるって」先「わしがはまっとるのは倖田來未(こうだくみ)!」(しまじろう)


家のミキサーが壊れたんで、某家電量販店へ。売り場がわからず、近くの店員さんに、「ミキサーはどこですか?」と訊いたところ「少々お待ちください」と。そしてしばらくして違う店員さんが「お待たせいたしました」とやってきたので再び「ミキサーはどこですか?」と訊いたところ、不思議そうな顔で「ミキサーですか?」と言う店員さんの名札には「三木」とかいてあった。(いの)


日曜日の夜。台所で洗い物をしていた私にリビングから小2の長男が聞いてきた。「お母さ〜ん、ヒジキさんカツオさんはきょうだい?」「はあ‥‥?親子みたいだけど、あの二人はきょうだいだよ。(でも、ヒジキじゃなくてサザエだけど‥‥)あ、もしかしてワカメちゃんカツオ君のこと?じゃなくてノリスケさんのこと?」「はあ?違うよ!お母さん何言ってるの?ヒジキさんだってばっ」「だから誰よそれ!?」「誰って‥‥。松井秀喜さんとぉ、松井稼頭央さんは兄弟なのかって聞いてるの!」(さっきまで『サザエさん』見てたんだもん)


友人が隣を見ながら、不意に「カレーつくらなきゃ‥‥」とつぶやいたので、「なんで?」と聞くと「やっぱ、つくったほうがいいでしょ」「でも、なんでつくらなきゃいけないの?」「プライバシーとかあるし」お、ね。(カレーの王子様)


ある日の上司との会話です。私は上司に頼まれた書類を打っていました。しばらくたってから上司が話しかけてきました。上司「ハシ(橋さん:人名)、(書類の宛先に)ある?」私「は?ハシ(箸)?ありませんが(何よ、突然)」上司「いつもハシ(橋)入ってるだろう」私「いえ、いつもハシ(箸)なんて入れてませんが‥‥。(私の机に箸なんか入ってないよ)」上司「じゃあハシ(橋)そこに入れといてよ」私「?入れとくだけでいいんですか?(机に?)」上司「入れて、送っといて」私「送る!?」ここでようやく、上司は私が打っている書類の宛先についての話をしているのだとわかりました。もう少しで、給湯室に割り箸をとりにいくところでした。(えこ)


友人の所に遊びに行った時に送ったメールのやりとりです。私「好きなもの何でも買ってくるよ!何がいい?」友「景気がいい!」私「たまにはね」友「私も久しぶりに食べるよ!」私「何を?」友「モンブランにしようかな」私「わかった。じゃケーキ買ってくるよ」随分経ってから友人が送ったメールが「景気がいい」ではなく「ケーキがいい」だった事に気づきました。(こめこめ)


とあるコールセンターにて電話での受付の仕事をしていたときの話。いつもなら「お客様のお名前は漢字で、どうお書きになりますか?」ときくべきところ。定時近くとなり疲れていたこともあって「お客様はどういう漢字ですか?」と省略してしまったすると、相手。「えっ!俺のかんじっすか。え〜そんな〜、急に言われても、え〜まじっすか?」???「漢字」と「感じ」を間違えてたみたい。(仕事中にナンパする気はない)


あれはまだ私が無知な小学生だった頃の話です。図工の時間、みんなで風景画を描いていました。先生が前のほうから順に一人ずつ子供達の絵の評価をしながら歩いてきてました。私の番になり、しばらく私の絵を見て風景画に描かれた地面の部分を指差しながら先「ここ、ムラがあるよ」私「村?」先「ほら、ムラがたくさんある」私「がたくさん?(先生にはたくさんの村が見えてるのか?)」先「よく見てごらん。このムラをきれいに消してね」私「は、はい」返事をしながら一体どこにそんな村があるのかなぜ村を消さないといけないのか先生は一体何者なのか私の頭の中はパニックになりながら隣の子に一部始終を話したら大爆笑でしばらく笑いものでした。(こめこめ)


先月友達とハワイに行ったんですが、彼女は行く前に会社で「来週ハワイに行くんです」と言ったそうなんですね。すると上司の方が「チョコレート買ってきてよ」とお金を渡すので、彼女は「はい!どんなのがいいですか?」と言いつつコンビニに行こうとしたそうです。上司に「いや、今じゃなくてハワイで」と失笑されたそうです。話の流れを読もうよ。(m)


毎年、この時期になると父と母そして娘が「産地直送のお店」に行って葡萄を買ってきます。今年の春に父が亡くなり、母が「産直」行きたいなと言っていたので、娘を誘ってみました。小ニの娘に「産直」と言ってもわからないだろうと思い、「じいちゃんと葡萄買いに行った所に行こうか」と私。しばらくして返ってきた娘の返事は「おかあは、じいちゃん踊ったの見たのか?」と。ちょっと悩みましたが、娘の頭の中では「葡萄買い=舞踏会」になっていたようです。(ジイちゃんが踊るの見たいおかあ)


5、6人の奥様グループがイタメシの話題で盛り上がっている中、明らかに一人だけ「イカメシ」と聞きまつがったまま話についていっている場面を目撃しました。イカ墨のパスタの話になっても、自然にイカメシからそれずにいたのはお見事でした。(kikumaru)

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