その848 (2006-06-11)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


この間、晩御飯を作っていたときのこと。我が家の水道はレバーを上げると水がでるタイプ。いつもは間違えないのに、その日だけなぜか、隣に置いてある洗剤の入ったポンプ式の容器の、洗剤が出てくる口のところを持ち上げようとしてはすべるというのを、何度か繰り返し、ようやくあぁ、水道はこっちかと気づきました。すごく落ち着いていた自分のほうにびっくりしました(おかゆ)


夕飯の支度のとき。冷蔵庫をいくら見てもレタスがみつかりません。まだ2/3個くらいあったのにはずなのに。いくら探してもないので、ほんとうにレタスは存在したのか、自分が疑わしくなってきました。もしかしてボケの始まり!?ぞっとしました。おかしいなあと思いつつ、別の食材を出そうと冷凍室を開けたら、レタスが入ってました。凍ってました。「やっぱりレタスあったんだ〜!」うれしかったです。すごくほっとしました。レタスを冷凍の方に入れるなんて、やっぱりボケの始まりでは?と気がついたのは、しばらくしてからです。(まだ30代なのに‥‥)


実験で、植物の種を一粒ずつピンセットでつまんで、シャーレに固めた寒天培地にまいておりました。1枚のシャーレに約50粒、全部で400粒の種をつぶつぶつぶつぶ、まくのです。根気が要る作業です。50粒まき終えたらシャーレのフタを閉めるのですが、側に置いておいたはずのフタが見つかりません。よく探してみると、フタは閉まったままでした。種は、フタの上にお行儀良く50粒並んでおりました。ごめんね。そんな所じゃ芽は出せないよね。(かずら)


先日、フルフェイスのメットをかぶったまま車を運転していたという投稿がありましたが、私は車を運転中、パトカーを見ると「あっ!自分、メットかぶってない!」と慌てます。ここ数年バイクなんて乗ってないのに。(とろろ)


この前、母から「◯◯ちゃん(私のこと)、カッターナイフの刃の切れなくなった部分をなんか上手にポキッと折ってたでしょ。あれ、どうやってやるの?」と聞かれました。今までどうしていたのかと聞くと、切れにくくなった刃は一本まるごと捨てていたとのこと。結構エコな母なので唖然としました。(まつがっている!と思った娘)


以前、彼と一緒に住んでいた時のこと。毎朝、電車通勤で歩いて信号まで来る私と車でその信号の前を通過する彼。何度か車の中から彼に手を振られる場面に遭遇していた私は今日もタイミング合うかなぁ‥‥などと思っていました。例の横断歩道に立って信号待ちをしていたら反対側の車線にスーッと1台の車が停まりました「あ!彼の車だ!!」と思った私は、手を振りました。しかし、彼がなかなか手を振り返してくれません。気がついてほしくて懸命に手を振り続けました。そして、その車の運転席の中から戸惑いながらこわばった笑顔で手を振り返してくれた男性はまったく知らない人でした。そうです、私は知らない人の車に向かって手を振っていたのです。(ばななねこ)


先日、ATMでのことです。千円札が10枚欲しくて画面の両替をタッチしました。当然10枚の千円札が出てきますが飛び出したのですよ!千円札10枚が。まるで桜吹雪のように舞い落ちた千円札。そして画面の上に散乱‥‥。慌てて集めようとしたら銀行のお姉さんが「恐れ入りますが、画面の上に物を置かないでください」って言うんです。でも画面の上に置いたのはATMさんなんですぜ〜。(なうこ)


先日、薄っすらと暗い夜道を車で走っていると、T字路の突き当たりに中学生の姿が見えました。すると、その男の子は向かい合っている同じくらいの背の人の肩に手をかけ、そっとつかんで引き寄せています。こんな所で中学生がラブシーン?と思ったら、脱いだ自分の制服を歩きながら畳もうとしているところでした。(TALU)


テレビ局勤務の元ディレクターです。写真を撮る時、「5秒前〜4、3、2‥‥」とカウントしないとシャッターが押せません。(こんな私に誰がした)

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