その885 (2006-07-18)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


社員旅行でグアムへ行き、レストランの席案内で「Smoking?ornosmoking?」と店員さんに尋ねられ、我が上司は「Heavysmokerplease!!」と。笑顔で案内してくれました。(まぁ、いいか♪)


仕事で英語メールのやり取りをけっこうします。返事が遅くなったときのメールでは、冒頭に「Pleaseexcuseusforourdelay‥‥(遅くなってごめんなさい)」または「Weapologizeforourdelay‥‥(遅くなったこと、お詫びします)」のどちらかを入れるのが普通です。先日、こちらからのメールに対し、相手方がとても遅く返信してきました。その冒頭は「Pleaseapologizeforourdelay...(我々が遅くなったこと、あなたがお詫びして下さい)」となってました。(瀬羅)


私は全く英語が話せません。歯科医院で働いていた時、外人さんが来てしまいました。問診表をなんとか書いてもらおうと、先輩に助けを求めました。先輩は、生年月日の欄を指差し「ハッピーバースデーイ?」と、自信満々。一瞬の間があり、待合室は爆笑。(お誕生日おめでとう?)


中学英語の問題集、「次の英文を和訳せよ。Itismademesmile.」(正答は「それは私を笑顔にさせる」)単語の意味から適当に推測して解答。「それは私の作り笑顔だった」(さき)


先生が「リンカーンの有名な演説の言葉といえば、『人民の、人民による、人民の為の政府』というやつだな。ちなみに、これ英語で言えるか?」と、先生に当てられたのは自称「歴史博士」のA君。自信満々の表情で立ち上がると、「がーばめんと、おぶ、ざ、ぴーぷる、ばい、ざ、ぴーぷる、‥‥えーと‥‥おん、ざ、ぴーぷる!」人民の人民による、人民の上に君臨する政府になってしまいました。先生は大笑いしていましたが、このまつがいを笑えるような英語力の持ち主は、我がクラスには一人もいませんでした。(ひとのうえにひとをつくらず)


休日に家族で手漕ぎボートに乗ったときのこと。アメリカ人の夫がボートを漕ぎ、5歳の息子がつたない英語で夫に指示を出していた。このまま行くと壁にぶつかるなぁと思った時、息子が「ウォール!ウォール!」と叫んだ。が、なにを思ったか夫は方向転換をするどころか、それまでに増して懸命にボートを漕ぎ始めた。「ウォール!ウォール!」「オーケー、オーケー」夫はニコニコ笑って勢いを増してボートを漕ぐ。私が日本語で「壁にぶつかるよーーーー!」と言うと、後ろを向いて夫もびっくり!どうも「ウォール!ウォール!」が「ロー!ロー!(漕げ!漕げ!)」に聞こえたらしい。最初から、日本語で言えばよかった。(異文化交流)


大学の専攻は外国語学部ドイツ語学科だった私。ネイティブの先生が授業で出欠をとる時はドイツ語で返事をしなければいけませんでした。そろそろ「Ja(ヤー)」と答えるのにも慣れてきていたはずなのに、すでに私の前に何人も「ヤー」と答えているのに、つい「はい」と言い、瞬間「間違えた!」と気付き「ヤー」と言えたのに、何かが違う気がしてもう一度言い直し。「ヤイ」‥‥4回目でやっと終了。(ふゆ)


東北弁をドイツ語と間違われた、という方がいましたが、わたしの伯母も言ってました。東北から東京へ嫁いで何十年もたつのに訛りがぬけなくて「貸してけらいん(貸してちょうだい)」などと言うと「ドイツ語?」と言われたそうです。(うめ)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる