ほぼ日マンガ大賞2012
糸井重里からのごあいさつ

darling
マンガって、ほんとうにおもしろいジャンルです。

ぼくは、もともとマンガ家になりたかった人間です。 そして、マンガ家にはなれませんでした。 でも、よくよく考えると、 マンガが笑いやお話を考え、 セリフなどのことばをつくり、絵を描いて、 人をよろこばせるものだとすれば、 ぼくのやってきたことは、 ほとんどマンガ家がやることの変化形であるとも言えます。

さまざまな分野で活躍している人の多くが、 若いときにマンガを描いていたとか、応募していたとか、 いまでもマンガみたいものを描いているんだよとか、 どこかでマンガにつながっていることにも気づきます。

マンガはアイディア、 マンガはことば、 マンガは絵、 そしてマンガはよろこびの配達。 こんなに愛嬌のあるジャンルは、他にないでしょう。

というわけで(って、どういうわけだか)、 マンガでやってきてください。 ぼくらも、とても機嫌よく「審査」をたのしみます。

ほぼ日刊イトイ新聞 糸井重里
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