ふくむ。

いつもの代わり映えもせぬ空。
そう思うもののあるかもしれぬが、ちがうのだそれはちがうのだ。
この空には、この空のある風景には、桜のつぼみが含まれておる。
そこここに桜が笑み桜が香っている。
<『新・東京物語』(未刊)より>


2013/03/17 12:10
前へ 次へ
日付を指定して見る
感想を送る
友だちに教える
ほぼ日のTOPへ戻る