感謝しながら

いつものように家族で過ごしています。
一緒にいられることに感謝しながら。
でも、私は今からホワイトデーの贈り物を買いに電車ででかけます。
独身時代から20年以上、珈琲店のマスターご夫妻とバレンタインチョコとホワイトデーのお菓子の贈り物をしています。
できなかったのは1度だけ、阪神大震災の年。
お互いに被災者だったので、チョコレートどころではなかったのでした。

今年も私はお菓子を送ります。
川越の芋菓子を故郷の神戸に今も住んでいるたいせつな人に。
お互いに無事で生きていることを感謝しながら。

夜になるといつものように、癌で亡くなった妹と震災でなくなった皆さんの魂が安らかであるように祈ってから寝ます。
阪神大震災も関東東北大震災も、私の記憶から消えることはありません。
やみくもに怖がるのではなく、生かされていることをいつも意識して過ごすようになりました。

(ばんこ母さん)

※写真はぐっさんが撮ったものです。


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