「ばあや日記2」

はな、という名前は、正確には、「花」。

お花、です。

犬を飼うにあたって、とにかく覚えやすい、みんなに覚えていただいて、呼んでいただいて、可愛がってもらいたい、という思いでつけました。

実際、彼女は、頭の中にお花が咲いているような性格で・・。
いや、違うな。

ラブラドール、は賢い、穏やか、優しい・・・そういうイメージですよね。

確かにその通りです。
花は人間の言葉を理解し、まったくといっていいほど吠えないし、怒らない。

しかし、すねるんです。

うちには、花を飼うまえから四匹の猫がいて私は年功序列で、花を猫の下の位置として育てることを決めました。

ごはんも、最後。
なにもかも、猫優先。
それによって猫たちも、花を完全に、自分より下、と見ているようです。

五匹と一人の、平和な生活・・・これでいいのか、私。

よくはない。あまり人にはいいたくない。
なのにこんな連載やってる自分がよくわからない。

花が一番、楽しそうなのはやはりおさんぽに行く前。

外にでるときより
「さんぽ」の三文字をきいたときの顔が、毎回信じられないほど嬉しそう。

犬は愛。

愛するために、愛されるために。

花、元気でいてね。
いつもありがとね。

楽しくすごそうね。

ばあやより。

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