ばあやでございます 2
毎日、寒いですね。
いかがお過ごしでしょうか。
ばあやでございます。
毎日この、どうしようもない花の手紙を読んで下さり本当にありがとうございます。
連載も、もう四回目になって参りますと、実に、何を書いてもマンネリ化していて、ああ、日常は、本当に
「何気ないことの繰り返し」なんだなあと思うに至ります。
毎朝、私がベッドから起き上がる気配を感じるやいなや部屋のどこからか、ボールやら、おもちゃやら、なにやらを急いで持ってきて
「ほれっ!」とばかりに私の顔の前に置く茶色い毛皮の生き物。
起きるやいなや、ボール投げをしよう、と満面の笑顔の生き物。
花はいつでも、だいたい、ご機嫌で、元気です。
すねることはあっても、それを引きずることもなく、生きとし生けるものすべてに笑顔で、ふんふんと鼻歌を歌っているような感じで過ごしております。
日々、小さなことで悩んだり怒ったりする人間の私からみるとときには本当に、神様みたいに見える。
大好きだよ、ということをあんなにもストレートに、毎日伝えてくれるありがたさ。
あんな風に生きていけたらどんなにいいだろうと、私は、ほんとにいつも思います。
大きな寝息を立てて眠る花にずっと健康でいてね。
長生きしてね。
と毎日のように話しかけてしまう。
いつもほんとにありがとね。花。
ほんとにほんとにありがとう。
それしかいうことないよ。
あしたも遊ぼうね。
いいお天気だといいね。
皆さんが一緒に暮らしている小さな「かれら・かのじょら」と皆さんの日々が、清らかな優しさに包まれていますように。
いつも本当にありがとうございます。
この連載も、あと少し。
どうぞ最後まで、みてやってくださいね。
ばあやより。
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