ちいさいこがくる

ぶいちゃん

ばあやが、あつまりなさい、といっています。

どすこいおやじと、はなちゃんだけしかあつまりませんでした。

どすこいおやじは、最近かわいがっているカエルを連れています。
はなちゃんは、一番おきにいりの、ひもつきの赤いボールをつれていきました。

「きょうは、ちいさいこがふたり、とまりにきます。
　やさしくしてあげるように。」

ばあやの話によれば、ちいさいこは、ばあやの「めい」で、ひとりははなちゃんより体重が、かるいらしい。
もうひとりは、はなちゃんとおなじくらいの体重らしい。

どすこいおやじはいいました。

「ならば、きゅうりをあげたらいいさ」

はなちゃんは、きんぎょのついた石を、みせてあげたいです。

ごはんやみずもじょうずに、わけてあげたいです。

べたべたくっついてごろごろしながら、いっしょに寝たいです。

みずをかっこよく飲んでみせたいです。

さいこうのはなちゃんを、みせたいです。

ぶいちゃん、

きょうも、きらきらのえがおで。

よいこで。

はなちゃんより。

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