ばあやでございます。
まだまだ暑い日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
いつも、ありがとうございます。
ばあやでございます。
2012年の、花の夏休みにつきあっていただき、本当にありがとうございました。
あたたかで優しいお便りを、本当にありがとうございます。
今回は、私の都合で、
「はやいほう」と「おそいほう」の二部制にしていただき、間が開いた分、後ろに延びたため、秋になっても夏休み‥‥という感じになりました。
まさに「まぬけ」な感じで、失礼をいたしました。
鈴虫の声をききながら、これを書いております。
花も11歳。年齢のわりには、ほんとうに元気な犬ですが、でも、どうしても、足腰が弱って来るのです。
朝起きてすぐなどは、しびれているのか、立つこともままならず、というときもあり、
「だいじょうぶ!!?」と焦ることもあります。
そんなとき、当の本人である花は、ケロリとした顔で、ゆっくりゆっくり立ち上がり、よろよろと、でも確実に私のほうへ向かって歩いてくる。
来る途中で、転がっているおもちゃや、ボールをくわえ、私の足にそれをごしごしとこすりつけ、「あそぼう」と言う。
あそぼうあそぼう、とはしゃいでいるうちに、足はだんだん、しっかりとしてきます。
毎日、毎朝、おんなじです。
私の毎日には、チョコレート色の大きな犬と、毛玉のお化けのような薄茶色の猫が四匹、どーんと存在しています。
何も言わずに、ただただ、私のことを信じて、私の日々によりそってくれている彼らには、ほんとうに、
「うちのこになってくれて、ありがとう」
としか言いようがありません。
この夏も、本当に暑くて、私は朝日が昇る頃起きだして、花と散歩に出かけたりしておりました。
暗闇から、朝焼けがゆっくりと生まれて、そして、新しい一日が生まれる、あの素敵な瞬間を、何度も花と、経験しました。
花をいつも預かって下さる稲尾さん、病院の先生たち、私の留守世話をしてくれる母や家族達、花のことを可愛がってくれる通りすがりの方々、私の毎日は、本当に沢山の皆さんに支えられています。
いつもありがとうございます。
そしてこの連載をいつも観て下さっているほぼ日の読者のみなさん、ほんとうに、ありがとうございます。
そして、なにより、ほぼ日刊イトイ新聞の乗組員のみなさん、隊長である糸井重里さん、深く深く感謝申し上げます。
それでは。
また、冬休みでお会いしましょう。
それまでどうぞ、お元気で。
皆さんの日々が、優しくありますように。
2012年 9月13日 ばあやこと石田ゆり子より。
追伸、あしたもありますよ。
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