ばあやでございます。
みなさん、ほぼにちは。
昨年の秋からこの冬の、花の手紙を読んで下さり本当にありがとうございます。
そしていつも本当に、あたたかく優しい感想を送ってくださりありがとうございます。
あしたで、今回の冬休みは、おしまいです。
・・何だか何度も書いてしまっている気も致しますがちょうど一年ほど前から、我が家の動物たちは、一気にいろいろな不調を訴え始め、それまで「みんな元気でありがたい」とのんきに笑って暮らしていた私に心配やら不安やら、そして、日々やらなければならない、沢山のこと・・それを「現実」というのかもしれません。
そう、その現実が「どどん」とのしかかって参りました。
そういうとき、人はどうなるか。
私の場合は、最初は、ショックと軽いパニックのような状態。
どうしようどうしようと、夜も眠れないような時もありましたが、だけど、女は弱し、されど母は強しという言葉通り、私が弱ってどうする!!と自分に喝を入れる日々。
私はやはり、「ばあや」=「母」のようです。
私が倒れたら、私がだめになったら、みんな共倒れ。
いつもそのことを念頭に置き、つぎつぎにやってくる試練に向かって行ったような、そんな一年でした。
そして、不思議なくらい、今はみんな、元気なのです。
いろいろな問題はありますが、でも、ほんとうに元気。
動物の生命力ってやっぱり凄いのです。
あきらめず、信じてあげること、ストレスを取り除いてあげること、人間ができることはそれに尽きるような気がします。
花は、この五月で13歳になりますが最近、顔つきがすっかり優しくなりました。
私のことを、いつも、ちょっと心配そうな、でもとっても優しい顔で見るのです。
花がもし、人間の言葉を話せたらいったい私に何を話してくれるんだろう。
わたしが日々思っているような、おやつとか、アイスクリームとかではなく本当はすごく、大人なこと、悟ったことを言ったりするのかもしれません。
何もいわず私を見つめる花に、私も何も言わず、じーっと見つめ返す。
心の中で、念じます。
花いつもありがとね。
まだまだずっと、元気でいてね、と。
寒い寒い冬、だけど、花といつも行く「おおきな公園」の、大好きな桜の木々たちは、ピンクのつぼみを、大事に内側に抱えて、春を待っています。
いつもいつもありがとう。
私と一緒に暮らしてくれて、わたしのそばにいてくれて、本当にありがとう。
なんでもない日常に、心からの感謝をこめて。
どうぞみなさまの日々も、健やかで、笑顔が沢山ありますように。
2014年 1月9日。 ばあやこと石田ゆり子より。
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