[星野]
でもぼく、もしもおなかがよわくなかったら、あの時点で、小学校4年で、ラピスラズリをもらしていなかったら、たぶん今、ここにいないじゃないですか。

[浜野]
あー、そうかも。



[星野]
音楽だってやってるかどうかわかんない。
やってたとしても、もっとちがうバンドをやってる気がする。

[ボーズ]
それ、どういうバンドだろ‥‥。

[星野]
もっと、たぶんルックスがこう‥‥。

[ボーズ]
GLAYとか。

[一同]
GLAY!



[ボーズ]
いや、わかんないけど(笑)。

[星野]
たしかにぼく、中1のとき、LUNA SEAモデルのギターがほしかった。

[一同]
(笑)

[星野]
紫色の。

[ボーズ]
ラピスラズリをもらしてなかったら、今ごろは耽美的なギターを弾いてたかもしれない(笑)。

[星野]
やってたかもしれないですね。

[ボーズ]
今でこそ、ああいう音楽をやってるけど。

[星野]
だから、それを考えると、ま、おなかがよわくてよかった部分もあるとは思うんです。

[ボーズ]
ああ、うん、そうだよね。

[ほぼ日]
星野さんは、ハラマキであたためたりはしなかったんですか?

[星野]
や、そのハラマキって発想がなかったから。

[ボーズ]
いや、これ、ほんとに冗談じゃなくてさ、こういうハラマキ、なかったじゃないですか。

[星野]
そうそう。

[ボーズ]
ハラマキっていうと、あの茶色いやつね。
おじさんがするやつ。

[タナカ]
そのイメージはありますね。

[ボーズ]
カトちゃんとか植木等さんの格好。

[一同]
はい、はい、はい。



[タナカ]
ラッパーとしては、やっぱねえ。
あれで「YO!」ってやるのは、かなり難しい。

[一同]
(笑)

[ボーズ]
だから茶色いやつは、買おうとは思えなかったですよね。

[浜野]
そうでしょうねえ。

[星野]
で、仕方なくぼくは、タンクトップを着ていたわけです。

[ボーズ]
そうなるよね?

[星野]
タンクトップは肩のところが、こう、シャツの襟から見えちゃったりして。

[ボーズ]
あー、襟からタンクトップがね。
そうなると、いまいちね、ちょっとこう、フラッシュダンス的な感じになる。



[一同]
(笑)

[星野]
そう!

[ボーズ]
「レオタード感」ていうかね。

[星野]
小学生のころって、襟がびろびろじゃないですか。

[ボーズ]
びろびろだよね。

[星野]
だからタンクトップを着ると、かならずその子はフラッシュダンスになっちゃってました。

[タナカ]
無自覚のフラッシュダンスや。

[ボーズ]
こんなハラマキがあったらさ、よかったよね。

[星野]
フラッシュダンスにならずにすんだ(笑)。

[ボーズ]
で、ね、ちょっと話かわるけどさ、おなかの調子ってことでいうと、
「便秘」っていうのもあるでしょ。
みんな、そっちの方向性は?

[浜野]
あ、ぼくはないです、便秘系は。

[星野]
ぼくもないですね。

[ボーズ]
そうなんだ。
ぼくは、あるんですよ。

[一同]
へええー。

[タナカ]
固まるんだね、ラピスラズリが。

[ほぼ日]
下るときもあれば固まるときもある、と。

[ボーズ]
どっちもなんですよ。

[星野]
そうか、じゃあハラマキは便秘にもいいかもしれない。

[ボーズ]
かもしれない。
いずれにせよ、おなかが冷えると、適正な状態では出てくれない。

[タナカ]
適正な状態‥‥みんなのあこがれやね。



[ボーズ]
でも、ぼくある時期ね、すごく適正だったこともあったの。
「おなかが下りやすくて」
とか、そういうこと言ってる人たちの気持ちがわかんない、みたいな。
毎日、すーっと。
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